2023年02月07日更新

監修記事

浴室の壁をパネルにリフォーム!相場と費用をおさえる方法

使い続けて錆びや色あせが激しくなった浴室の壁は、パネル貼りにリフォームする事ができます。既存のお風呂がモルタルやタイルなどでできた在来工法か、ユニットバスかで工事の内容や価格は変動します。それぞれのリフォーム費用の相場をご紹介します。

「浴室のパネルのリフォームを行いたいが費用相場がわからない」

「浴室のパネルにリフォームするメリット、デメリットを知りたい」

このように浴室のリフォームを検討している方にはさまざまな疑問があるのではないでしょうか。

本記事では浴室パネルにした際のメリット・デメリットや、浴室パネルにリフォームする際の注意点などを幅広く紹介しています。

この記事を読むことで浴室パネルについて基礎知識が身につくため、リフォームを行う際にスムーズに進めることができるでしょう。

また、費用を抑えるためには相見積もりが重要です。

ハピすむでは無料で複数の業者から見積もりを取得することができます。

浴室のバスパネルへの工事を検討している方は、ぜひこの記事をチェックし、ハピすむを活用してみてください。

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浴室の壁のリフォームの種類

浴室の壁のリフォームの種類は複数あります。

ここではそれぞれの壁の種類とその特徴について紹介します。

タイル

タイルは水回りの設備に用いられるケースが多く、耐久性やデザインに優れているというメリットがあります。

在来工法の浴室ではタイルが使用されており、デザイン性の高いお風呂にしたいと考えている方にはタイルを用いることをおすすめします。

近年ではクッション性のあるタイルも販売されており、昔の硬いタイルとは異なるものも開発されています。

しかしタイルは冬場に冷たくなるものが多く、ヒートショックの原因になってしまう可能性もあるため素材を選ぶ際には注意が必要です。

樹脂系パネル

樹脂系パネルは、タイルの壁面にユニットバス風のパネルを貼り付けることでユニットバスのような壁にすることができ、防水機能を高めることができます。

簡単なリフォームで防水性能などを高められ、在来浴室やユニットバスなどどのような浴室でも使用することができるというメリットがあります。

しかしパネルの下でカビなどが繁殖してしまう場合があることや貼り方によってはムラができてしまうなどのデメリットが存在します。

浴室シート

浴室シートは専用のシートを使用して、リフォームします。

浴室シートは浴室パネルと同様に手軽にリフォームすることができます。

中にはDIYで行おうと考えている方もいるかもしれませんが、綺麗に仕上がらない可能性があることや材料費をかけないためにも専門業者に依頼するようにしましょう。

浴室シートは防水性、保温性を高める効果があるものがあり、手軽に防水性と保温性を上げられることは大きなメリットです。

しかしデメリットとして剥がれてしまうケースやシートの下でカビが繁殖してしまうリスクがあります。

壁面の塗装

浴室の壁を塗装することで浴室内の見た目を綺麗にすることができます。

塗装を行う前にカビを落とし、防カビ対策をすることが重要です。

浴室の壁面塗装は在来工法、ユニットバスを問わずに工事することができます。

費用を抑えて見た目を綺麗にしたいと考えている方には壁面の塗装がおすすめです。

しかしデメリットとして劣化すると変色や色落ちしてしまう可能性が高く、ヘアカラー剤などを使用するとシミになってしまう可能性があります。

浴室パネル・バスパネルとは?

浴室パネル・バスパネルはユニットバスの壁を想像すると良いでしょう。

浴室パネル・バスパネルとは防水加工が施されている板で、基本的には在来工法のお風呂をユニットバスのようなお風呂にするために使用されるケースが多いです。

浴室パネル・バスパネルにはタイルのように細かい継ぎ目がないため掃除が行いやすく、浴室内の保温性を高めることができるなどのメリットがあります。

冬場に在来工法のお風呂で寒いと感じている場合には浴室パネル・バスパネルも候補となるでしょう。

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浴室をパネルにするメリットは?

浴室パネルにする際のメリットはタイルのように細かい継ぎ目がないため掃除がしやすい、防水性能を高めることができるためカビの発生を防ぐことができる、保温性が高くなる、コストを抑えることができるなどです。

在来工法のお風呂との大きな違いは掃除のしやすさが挙げられます。

タイルとは異なり表面に細かい目地がないため汚れが溜まりにくく、仮に汚れがついてしまっても簡単に落とすことができます。

また、高い気密性によって保温性も高く、寒い冬場でも暖かい状態を維持することができます。防水性能によって水漏れを防ぐことも可能です。

浴室パネルは複数のメリットがあり、短期間でリフォームを終えることができるというメリットも存在しています。

浴室をパネルにするデメリットは?

浴室パネルにするデメリットは、通気性が悪くなり湿気がパネルの下に溜まってしまい、カビなどの原因になってしまう恐れがあることです。

お風呂の形式を問わず換気は防カビ対策として重要となります。

浴室パネルは浴室の状態によっては工事ができないケースがあり、劣化が激しい場合などには浴室パネルの貼り付けが行えない場合もあります。

施工が可能かどうかの判断は専門業者に依頼することをおすすめします。

また、仮に工事が可能であったとしても劣化が激しいことから費用が高額になってしまう可能性があります。

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浴室の壁をパネルにするときの工事方法と工期

浴室の壁をパネルにする際の工事方法は、基本的には既存の浴室の壁の上にそのままパネルを貼り付ける形になります。

パネルの貼り付けを行う際にひび割れが生じている場合には、コーキングなどを注入します。

また、タイルが剥がれている場合には修繕を行い、劣化している部分の補修を行います。

補修が終了したのちに浴室パネルの貼り付けを行い工事が完了となります。

また浴室パネルの設置工事の工期は約1日〜約2日です。

この工期は現状のお風呂の劣化状況やお風呂の広さによって異なります。

劣化箇所が多い場合には工期が長くなってしまうため注意しましょう。

浴室パネルの工事はユニットバスへの交換工事などと比較しても工期が短く手軽に行うことのできるリフォームです。

ユニットバスと浴室パネルのリフォーム事例

ユニットバスと浴室パネルのリフォームで悩んでいる方もいるでしょう。

ここではユニットバスと浴室パネルの実際の施工事例を紹介します。

広さが増して湯冷めしにくいバスルームに

費用 93.8万円(税込)
工事期間 6日
施工内容、工法 ユニットバスの交換、脱衣所のクロス張り替え
施工会社 みやこリフォーム

こちらはユニットバスの交換の際に、床と壁を工事することによって既存のユニットバスのサイズよりも大きなサイズのユニットバスを導入した事例です。

広さが広がるだけでなく、断熱材が浴槽にも使用されているため湯冷めしにくいユニットバスへとリフォームしています。

また、水栓をより使いやすい位置へと移動しており、リフォームを通してお風呂の使いやすさを大幅に改善しています。

段差を解消しバリアフリー化で安全なバスルームに

費用 94.9万円(税込)
工事期間 6日
施工内容、工法 ユニットバスの交換、脱衣所のクロス張り替え
施工会社 みやこリフォーム

こちらの事例は段差を解消しバリアフリー化を実現したユニットバスになります。

ユニットバスの段差を無くすことによって高齢の方でも安全に浴室の出入りをすることが可能です。

また、手すりの取り付けも行なっており、お風呂での安全性を高めています。

ユニットバスへと交換を行うことで冬場に寒い在来浴室から、断熱性の高いお風呂へと変更しているため、ヒートショックを予防することにも繋がります。

高級感があふれるパネルでおしゃれなバスルームに

費用 86.4万円(税込)
工事期間 5日
施工内容、工法 ユニットバスの交換、脱衣所のクロス張り替え
施工会社 みやこリフォーム

こちらの事例ではユニットバスのパネルを高級感のあるデザインのものにすることで、おしゃれな印象の浴室へと仕上げています。

浴室のパネル部分のデザインを一部変更することでパネルの1面がアクセントとなり、洗練された印象の浴室にすることができます。

おしゃれな印象の浴室にしたいと考えている方には浴室パネルの1面のデザインを変更することをおすすめします。

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浴室のパネルのリフォームにかかる費用の相場は?

在来工法で作られた浴室の壁は、モルタルやタイル、合板などでできており、断熱材や表面のコーティングがあるパネルに貼り替えることで、より温かいお風呂になります。

既存のユニットバスの壁パネル貼り替えも可能です。

ただし、適合するパネルがユニットバスのメーカーから生産されていなければなりません。

パネル単品の平均価格

浴室パネルのリフォーム工事は、商品代と工事代が必要です。

ユニットバスを生産しているメーカーと、浴室パネルなどを生産しているメーカーの価格を参考に求めたパネルの平均価格は、約48,600円〜58,500円になります。

浴室パネルの価格

  • 約36,000円〜92,000円
  • 売値(9割):約63,000円〜82,800円
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パネルの交換工事の費用の相場

リフォームを行う浴室のタイプによって必要な作業が異なります。

在来工法の浴室とユニットバスの2つのケースごとに工事代を見てみます。

在来工法のお風呂の壁をパネルにリフォーム

在来工法の壁はモルタルや合板など様々な材料が使われていますので、それぞれにパネルを貼り付けるための「下地処理」が必要です。

その他の工事費用の合計は以下の通りです。

  • 既存の壁の解体撤去:約50,000円
  • 下地処理:約20,000円
  • パネル取り付け費用:約30,000円

合計工事代:約100,000円

ユニットバスのパネルだけをリフォーム

既存のユニットバスはその場で解体し、新たな壁パネルを貼って再度組み立てます。

そのため、隙間のコーキング処理が必要です。

  • 既存のユニットバス壁パネル解体、撤去:約50,000円
  • パネル取り付け、組み立て費用:約50,000円
  • シーリング費用:約10,000円

合計工事代:約110,000円

浴室パネル貼り替えの平均リフォーム費用

  • 在来工法→(工事代)100,000円+(商品代)48,600円〜58,500円
  • 平均リフォーム費用=148,600円〜158,500円

  • ユニットバス→(工事代)110,000円+(商品代)48,600円〜58,500円
  • 平均リフォーム費用=158,600円〜168,500円

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浴室パネルにリフォームする費用をおさえる方法はある?

浴室パネルにリフォームする際に費用を抑えて工事を行いたいと考えている方もいるでしょう。

ここでは浴室パネルにリフォームする際に費用を抑えて工事を行う方法について紹介します。

補助金制度の対象になる場合

浴室パネルへの工事を行う際に費用を抑えるための方法として補助金を活用する方法があります。

補助金には国の補助金と自治体の補助金、介護保険の利用などが存在しており、その内容や条件は毎年変更されています。

過去の傾向から補助金は断熱性を向上させ省エネルギーを実現するものなどが条件となっている場合が多いため、浴室パネルの工事も補助の対象となる可能性があります。

詳しい条件については自治体に問い合わせをして要綱の確認を行うと良いでしょう。

※2022年12月時点での情報です。

傷がついた場所の部分補修を行う場合

浴室パネルへリフォームをする際に傷がついた場所の部分補修を行うことで費用を抑えることが可能です。

浴室を使用していてひび割れなどが生じてしまうケースはあるでしょう。

浴室の傷やひび割れはその原因によって取るべき対応が異なります。

浴室内で壁や床に衝撃が加わり、ひび割れや傷ができてしまった場合には部分的な補修で対応することが可能です。

部分的な補修は全体交換と比較しても費用を抑えることができます。

ひび割れや傷が経年劣化によって生じてしまった場合には注意が必要です。

浴室や建物全体が歪んでいることで浴室にひび割れが生じているケースもあるため、そのような場合には全体交換や構造部の点検が必要になります。

相見積もりで条件や費用を比べる場合

浴室パネルにリフォームする際に相見積もりを取得し条件や費用を比較することで費用を抑えることができます。

工事費用は依頼する業者によって異なっているため、工事費用の安い業者に依頼することで費用を抑えることができるのです。

また、相見積もりを取ることで費用を抑えるだけでなく業者の保証の内容の違いや提案内容なども比較することができます。

浴室パネルの交換費用を抑えて工事を行いたいと考えている方には相見積もりがおすすめです。

こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。

浴室をパネルにリフォームする場合の注意点は?

浴室パネルにリフォームする際には注意点が存在しています。

ここでは浴室パネルにリフォームする際の注意点を紹介します。

水垢汚れやカビに強い素材を選ぶ

浴室パネルを選ぶ際には水垢汚れやカビに強い素材のパネルを選ぶことをおすすめします。

浴室はお湯によって発生する湿気やシャワーによって付着した水分が汚れの原因となります。

そのため水垢汚れがつきにくい素材のパネルや防カビ性能の高い浴室パネルを使用することで汚れが付着することを防ぐことができます。

また、浴室パネルの裏側は湿気が溜まりやすくカビも生えやすいため、防カビ性能は浴室パネルの非常に重要な機能になります。

断熱性・保湿性が高い素材を選ぶ

浴室パネルを選ぶ際には断熱性能や保湿性能の高い素材を選ぶことをおすすめします。

お風呂では温度が低下してしまうことで浴槽内のお湯が冷めてしまったり、ヒートショックなどを引き起こす原因となります。

断熱性能が低い場合には使用するお湯の量も増えてしまいます。

対して断熱性能が高い場合には追い焚きの回数を減らせるなど、電気代やガス代を少なくすることが可能であるため、光熱費の削減にも繋がります。

ヒートショックは脱衣所と冷たいお風呂場での温度差によって血圧が急激に変化し、めまいや心停止などのリスクがあることを指します。

めまいなどの症状でも滑りやすい浴室では危険を伴うため、対策が重要です。

リフォームするなら床や天井も同時の方がいい

浴室の壁をパネルにリフォームする場合には床や天井も同時に行うことをおすすめします。

基本的にお風呂は同時に作られているため、床や天井に明確な劣化は見えていなくても壁と同様に劣化しています。

また、工事を同時に行うことで工事の価格を抑えることができる可能性もあるため、費用を抑えて浴室のリフォームを行いたいと考えている方は、初期費用はかかってしまいますが、まとめて工事を行うことをおすすめします。

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ユニットバスにリフォームする費用の相場

浴室パネルの工事を検討しているが、ユニットバスへの交換工事についても把握したいと考えている方もいるでしょう。

ユニットバスに交換する場合の費用相場は約80万円〜約120万円です。

この金額は浴室の広さやユニットバスのグレードによって異なります。

ユニットバスは浴室パネルとは異なり全体交換を行うため工事の期間が長くなる傾向にあります。

対して浴室パネルは工期を抑えることが可能です。

上記の金額は相場であるため、実際の建物状況によって費用が変動する可能性があります。

リフォームをする際には実際に建物を調査してもらい浴室パネルとユニットバスの見積もりをそれぞれ出してもらうと良いでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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