2019年02月02日更新

監修記事

部屋を増築リフォームする費用や価格は?

子供の成長などにともなって部屋が足りなくなった場合には、部屋を増築して増やすという方法があります。屋根裏部屋やバルコニー、ベランダ、車庫の上などを用いた増築方法と、増築方法ごとの施工価格、工事内容についてご紹介していきます。

既存のスペースを改築して部屋にする場合の工事方法と費用

一口に部屋を増築するといっても、施工箇所や増築箇所、家屋の状態によって工事方法や施工価格は大きく変わります。

まずは吹き抜けやバルコニー。屋根裏、駐車場などの、既存スペースに部屋を作る場合の工事費用と工事の方法を見てみましょう。

屋根裏を改築して部屋を作る

部屋を増築リフォームする費用や価格は?

既存の屋根裏を改築して部屋を作る場合は、まず床部分が抜けないよう補強しつつ床材を張り、その後壁を張ってから電気工事などを行っていきます。

屋根裏部屋の場合、屋根から直接外気の熱が伝わってくるため、冬場の寒さや夏場の暑さを防ぐために断熱工事を行っておいた方が良いでしょう。

また、湿気についても屋根裏部屋はやや多い傾向がありますので、換気のために換気扇も取り付けておいた方が安心です。

施工価格は、電気工事及び断熱工事、床や壁の追加、固定階段の設置などを含めて6畳で合計約120万円が相場になります。

居室になると階数が増えてしまいますので小屋裏収納やロフトの規定から外れないようご注意ください。

ベランダやバルコニーを部屋として改築する

この場合は、バルコニーやベランダに繋がっている部分の壁や窓を撤去してから床材や壁、窓などを新たに設置し、必要ならば間仕切り壁を追加して部屋に作り替えます。

ただ、家屋の状況によって追加工事が必要となるので注意してください。

特にベランダの場合は重量物を乗せられるほどの耐荷重が無い場合が多いため、あらかじめ建築士などに強度計算をお願いしておいた方が良いでしょう。

施工費用は約50万円から、補強工事が必要な場合は追加で約10万円程度かかります。

吹き抜けを部屋として改築する

吹き抜け部分に床や壁を作り、新しい部屋としてリフォームする場合は、ドアの設置、間仕切り壁の設置、電気工事などを含めて約100万円からが相場です。

ただ、吹き抜けを部屋に改装した場合、住宅内の開放感が失われたり、窓が減ることで1階部分が暗くなったりしてしまう場合があります。

開放感の低下が気になるなら、二階の床をやや上げ底にして1階の天井を高めにしてもいいですし、一部分だけ吹き抜けを残しても良いでしょう。

採光については、窓を新しく追加する、照明を追加して対応するなどの方法があります。

どの方法がお住まいに合っているかは状況によりますので、リフォームを依頼する際にどの方法が良いか相談しておきましょう。

駐車場を部屋にリフォームする

部屋を増築リフォームする費用や価格は?

戸建て住宅の1階部分が駐車場になっている場合には、その部分を部屋としてリフォームすることができます。

この場合、床や壁、窓、電気工事などを行えば居住スペースとして使うことができますが、駐車場はコンクリートで舗装されているため、そのまま床を作ると湿気が床下に溜まるため、防湿工事が必要です。

防湿工事及び外壁、床、電気工事などを含めて駐車場を部屋にリフォームする場合の費用は、総額で約100万円からとなります。

車庫の上に部屋を増築する

住宅の1階部分に車庫があるタイプでは無く、独立したガレージが住宅に併設されている場合には、車庫の上に部屋を追加することができます。

ただ、車庫は構造上二階を増設できるだけの強度が無いため、部屋を追加するためには車庫そのものの補強工事が必要です。

車庫の補強工事を行ってから二階に部屋を作るための費用は、電気工事などを含めて約90万円が相場となります。

ただ、車庫の構造によっては補強工事にかかる費用が多くなる可能性がありますので、注意してください。

住宅の外に部屋を増やす

住宅に空きスペースが無い場合は、二階部分を増築して部屋を増やしたり、土地に余裕があるなら1階部分に部屋を増築したりすることができます。

こちらの方法を取る場合は、既存スペースを部屋に改装する場合に比べて多くの部屋が作れるため、子供部屋を二部屋作りたい場合や、夫婦の寝室と子供部屋で合計三部屋増やしたいという場合に向いています。

また、二階部分を改築及び改装し、複数の部屋と水回り設備などを増設して二世帯住宅へとリフォームすることもできます。

二階に部屋を増築する場合の費用と工事内容

二階の部屋数が少なく、1階の屋根部分が空いている場合はそのスペースに部屋を増築することができます。

ただ、この場合も1階部分に補強工事が必要となりますので、場合によってはフルリフォームに近い費用がかかってしまうのが難点です。

費用は一部屋だけ増築し、1階に補強工事を施した事例で約300万円から。

二階全体を改築及び増築し、水回り設備などを増設した事例では約1,000万円からとなります。

空いた土地に部屋を増築する費用

戸建て住宅にお住まいで、土地が空いている場合にはそのスペースに新たに住居を増築することで部屋を増やすことができます。

費用については新築で家を建てる場合と単価はほとんど同じで、坪単価で計算され、木造住宅なら1坪あたり約70万円が相場です。

8畳程度の部屋を一部屋増やす場合なら、坪単価から計算して約280万円、10畳なら約350万円程度見込んでおくと良いでしょう。

二部屋、三部屋と増やしていく場合は同じように計算すればある程度の費用がわかりますが、部屋数が増えるとその分電気工事などの費用が追加でかかりますので、一部屋だけ増築する場合に比べてやや割高になることもあるので注意してください。

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マンションで部屋を増築することはできるのか?

マンションの場合、空いたスペースというものが無いため、基本的には増築で部屋を増やすことができません。

マンションによってはバルコニー部分を部屋として改築することが可能な場合もあるのですが、基本的に室内以外の場所は共用部として扱われるため、改築はほぼ不可能です。

もしマンションにお住まいの方で子供部屋を新しく作りたい、部屋数を増やしたいという方は、間取り変更リフォームを行い、広い部屋を分割して二部屋や三部屋にしたり、二部屋を三部屋に変更したりすると良いでしょう。

増改築の際に注意すること

戸建ての場合はスペースさえあれば増築できる場合が多いのですが、床面積が増える場合には確認申請が必要となることがあります。

防火、準防火地域で増築を行う場合で、増築面積が10平米以下なら申請が不要となるなど、条件によっては申請の必要がないこともありますので、増築を行う際には建築士に確認申請について確認しておくと良いでしょう。

リフォーム会社などに施工を依頼すれば大丈夫ですが、もし申請の必要があるにも関わらず提出を怠ると、場合によっては増築部分が取り壊しとなる可能性もあるので注意してください。

確認申請については建築士に代行してもらえば簡単に行うことができます。

費用は手数料や申請料を含めて約14万円からが相場です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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