2024年01月24日更新

監修記事

フローリングの床がひび割れした場合の補修方法は?

フローリングの床がひび割れする原因と修理方法について

フローリングの床がひび割れした場合の補修方法は?

 

直射日光によるフローリング床のひび割れ

窓際のフローリングだけが色あせて劣化することがあります。これは窓際の床が直射日光を受けて、紫外線によるダメージを受けたからです。

また窓を開けっぱなしにして雨に降られたり窓の結露が床に伝わり濡れてしまうことでもフローリングの際が黒く変色してしまうこともあります。フローリングの塗装が劣化するとひび割れが起きやすい状態になります。

まずは紫外線防止フィルムなどを窓に貼り、直射日光を遮るようにしてみましょう。その上でフローリングにワックスやニスを施すと保護膜が形成されます。

小さなひび割れであればワックスやニスで対処できますが、大きなひび割れや剥がれの場合は張替えを検討した方が良いでしょう。

ダイニングテーブルや椅子など家具による負担から生じたひび割れ

丈夫に見えるフローリングも、長年テーブルや椅子による荷重がかかると、ひび割れが起きることがあります。特に人が座った状態でキャスター付きの椅子を転がすと、床にはかなりの負担がかかります。

合板フローリングの場合は、表面の化粧板が剥がれてくることもあるので、キャスターを使う場所だけでもカーペットなどで床を保護しておくと良いでしょう。

ひび割れが入ってしまった場合は、ホームセンターで購入できる補修グッズが役立ちます。クレヨンタイプのものではなく、スティックをコテで溶かして傷を埋めるタイプの補修剤であれば現在の色に近い色が作れるので目立ちにくくなりおすすめです。

スティックタイプの補修剤を使った補修方法

スティックタイプの補修剤は、付属の電熱コテでシェラック樹脂を溶かし、フローリングの色に合わせて調色できる補修剤です。補修手順は次の通りです。

  1. スティックをコテで溶かし、色を調合する。
  2. ひび割れを埋める。
  3. 補修箇所に付属の耐熱保護剤を塗る。
  4. 補修箇所を平らにならす
  5. 付属のペンで木目を描く

熱した樹脂を使うので、フローリングが熱に弱いシートを使っていないか事前に確認しておくと安心です。
 

電気カーペットの熱によるフローリング床のひび割れ

フローリングに直接電気カーペットを敷いて使っていると、熱がこもってしまい、床にひび割れが入ってしまうことがあります。

熱によるひび割れを防ぐためには、フローリングと電気カーペットの間に断熱シートを挟むことが有効です。

また、通気がとれない状態が続くとフローリングが変色してしまうことも。電気カーペットを敷きっぱなしにすることは、床にとっては良い状態ではありません。定期的に剥がして清掃すると良いでしょう。

補修グッズで直せそうなひび割れは、前述の方法で直すことができますが、変色については専用の漂白剤で染み抜きをし、着色補正を行います。プロでないと難しい作業になりますので、業者へ依頼しましょう。

結露や水分によるフローリング床のひび割れ

水に強そうに見えるフローリングですが、実は水が大敵です。キッチンや洗面所で床にこぼれた水は速やかに拭き取りましょう。窓から吹き込んだ雨や結露で床が濡れてしまった場合も同様です。

水で濡れた床を拭き取るということを繰り返していると、ワックスやニスも剥がれていきます。定期的に塗り変え、フローリング表面を常に保護しておきましょう。

また、フローリングが水分によるダメージを受けている場合は、下地が傷んでいるケースもあります。下地が腐ってしまうと危険ですので、その場合はフローリングの張替えとともに、下地の補修も検討した方が良いでしょう。
 

無垢フローリングの床を自分で補修する方法について

 
無垢材のフローリングは木の伸縮や反りなどにより、ひび割れが起きるケースがありますが、多くの場合は自分で補修することができます。必要な材料は、木工用ボンド、との粉、瞬間接着剤、サンドペーパーです。
 

  1. 空き容器に木工用ボンドと、との粉を必要量出してよく混ぜます。
  2. 出来上がったペーストをフローリングのひび割れに押し込んでいきます。
  3. サンドペーパーで表面を整えます。
  4. ひび割れがしっかりと埋まるまで、2と3の工程を繰り返します。
  5. ひび割れが埋まったら、瞬間接着剤(ゼリー状でないもの)で塗装膜を作ります。補修箇所に瞬間接着剤を塗り、サンドペーパーで表面を整えます。
  6. 5を数回繰り返すことで、目立ちにくくなります。

尚、UV塗装やウレタン塗装など特殊な塗料が施されている場合は、リペア専門の業者へ依頼すると良いでしょう。
 

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フローリングの床のひび割れが激しく床を張替える場合の費用

フローリングの床がひび割れした場合の補修方法は?

 
床のひび割れが激しい場合は、床の張替えを検討することになりますが、張替えには既存のフローリングを剥がしてから張替える方法と、既存のフローリングの上から重ね張りする方法があります。
 

フローリング張替えの工事費用相場

既存のフローリングを剥がす張替えの場合は、下地の状態を確認できることがメリットです。張替えは、古いフローリングを剥がす工程の費用や廃材処分費用がかかるので、重ね張りよりも工事費用が高くなる傾向にあります。

リビングのフローリング張替え工事費用相場:約10~20万円
キッチンのフローリング張替え工事費用相場:約7~14万円
トイレのフローリング張替え工事費用相場:約3~6万円

フローリング重ね張りの工事費用相場

既存のフローリングの上から、新しいフローリング材を重ねて張るのが重ね張り工法です。廃材が少なく、フローリングを剥がす工程がないので、工事費用を抑えることができます。

但し、下地の状態を確認できないというデメリットがあります。また、重ね張りしたフローリング分、床の高さが上がるので、ドアの開け閉めに支障が出るケースもあるので注意が必要です。

リビングのフローリング重ね張り工事費用相場:約8~16万円
キッチンのフローリング重ね張り工事費用相場:約5~10万円
トイレのフローリング重ね張り工事費用相場:約2~5万円

フローリング床を張替える際の注意点

上記の費用は、一般的な複合フローリングに張替える場合の費用です。複合フローリングとは、合板やベニヤを基材とし、表面に化粧板を貼ったフローリング材のことをいいます。

それに対し、単層フローリングと呼ばれるものもあります。無垢のフローリングは単層フローリングに分類され、天然木ならではの風合いを楽しむことができる床材です。

費用は複合フローリングの方が安く、単層フローリングは素材自体が高いので、工事費用も高額になります。単層フローリングの工事費用は、複合フローリングの工事費用の約1.5~3倍になることが多いでしょう。

下地確認の必要性

前回の張替えから10年以上経過している場合は、併せて下地の状態も確認すると安心です。下地が傷んでいるにもかかわらず、フローリングだけ張替えすると、次のフローリング張替え時期まで下地が耐えられないケースも。

結果的に下地を補修するために、またフローリングを剥がすことになり、無駄な費用がかかってしまうことになります。古いフローリング床の下地点検は忘れずに行うようにしましょう。
 

フローリングのひび割れにより床を張り替える場合のリフォーム業者の選び方

 
リフォーム業者は数多く存在しますが、選び方にはポイントがあります。

まずは、無料見積もりや無料相談を受け付けていることです。リフォームが初めての場合は分からないことだらけですから、丁寧に回答してくれる業者だと安心できます。

次にリフォームの実績などがホームページに記載されているかを確認しましょう。ビフォーアフターの写真をしっかり掲載している会社は腕に自信がある証拠です。仕上がりが分かれば安心して依頼できるでしょう。

それから工事後のアフターサービスが充実していることも大切です。困った時には相談できる業者だと安心できるでしょう。
 

複数の業者から見積もりを取る

これらのポイントで業者を選ぶには、一社から見積もりを取っただけでは比較することができません。見積もりは複数の業者から取り、比較検討しましょう。

費用だけではなく、サービス面も重視することで、満足度が高いリフォームになるでしょう。

正確な金額を知るには現地調査を受ける必要がある

電話やメールで相談することもあるかもしれませんが、実際に目で見て確認しないと分からないことも多いもの。正確な見積もり金額を出すためには現地調査が必要不可欠です。
 

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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