2024年02月15日更新

監修記事

洋室の床をリフォームする費用は?

床は人通りが多いほど傷みやすく、張替えなどのリフォームが必要になってきます。またライフスタイルの変化によって和室の畳からフローリングに張替えるケースもあります。今回はこれらのケースの費用やリフォーム手順、床材の種類などをまとめました。

床の張替え工事の手順とかかる費用

一般的に、床の張替えリフォームの目安は約15年と言われています。しかし、人がよく集まる部屋の床などは劣化するのも比較的早いため、傷やへこみなどが15年より早く目立ってくる傾向があります。

床のきしみやへこみを感じるようになり、張替えを意識し始めたときに気になるのが工事の手順です。床がフローリングの場合、2種類の工法があります。

洋室の床をリフォームする費用は?

張替え工法

こちらは、古くなったフローリングを剥がして撤去し、また新しい床材を施工する工法です。床を一度剥がす手間があるため費用は少し高額になりますが、さまざまなメリットがあります。

1 既存の床材と違った床材を施工できる
2 シロアリがいないかチェックできる
3 下地がカビていないか劣化をチェックできる
4 断熱材を入れて、底冷え防止できる

費用は少しかかりますが上記の項目を確認でき下地の補修もでき、今後当分の間リフォームが要らなくなるのでおすすめです。

続いて、かかる費用を見てみましょう。
例 張替え工法で6帖のフローリングを張替えた場合
・フロア材(VCF-01)×3ケース:約1万6,000円(参考価格)
・見切り材:約2,000円
・工事費(既存床材剥がし、張替え作業、既存床材処分):約5万円
総額:約7万円

費用は選ぶ床材や部屋の広さ、断熱材を入れるかなどによっても大きく変わってきます。

重ね張り工法

重ね張り工法はその名の通り、既存の床材の上に新しい床材を重ねる工法です。先程の張替え工法と違い、既存の床材を剥がす作業がないので費用も比較的安価に施工できます。

大規模リフォームが必要ないので、工期も短く1部屋を1日で仕上げることもできるようです。しかし、費用が安い分デメリットもあります。

古い床材の上から重ね張りすることで、張り替えた後に床が沈むなどの不具合が分かる場合もあるようです。また張替えと違い、下地を確認できないことも難点と言えます。

貼り増しする事が分かっているのであれば、一部を開口して床下の状況をチェックした後で穴を塞ぎ、その後床の仕上げ材を施工すれば仕上がりを損ねることなくチェックできますが、補修が必要になった場合は改めて見積が必要です。

では、かかる費用はどれくらいなのでしょうか。張替えと同じ6帖のフローリングで見てみましょう。

例 重ね張り工法で6帖のフローリングを張替えた場合
・フロア材(VCF-01)×3ケース:約1万6,000円(参考価格)
・見切り材:約2,000円
・工事費(床材貼り付け作業):約3万円
総額:約5万円

張替え工法と比べて約2万円の差が出ました。リフォーム後も住み続けていく場合、リフォーム工事をきっかけに一度床の下を見てもらった方が、その後も安心して暮らしていけそうです。

洋室で使われる床材の種類と特徴

戸建やマンションの洋室で使われる一般的な床材はフローリングですが、その他にもさまざまな種類があります。それぞれの特徴と共に見ていきましょう。

フローリング

フローリングには、合板フローリングと無垢フローリングの2種類あります。一般的な戸建やマンションでは合板フローリングが使われることが多いようです。

合板フローリング

合板(複層)フローリングは、合板(べニア)の表面に薄い木を貼ったフローリングのことです。接着剤で木を貼り合わせているため、床の張替え時期は接着剤の寿命の時期になるようです。

伸び縮みなどサイズに関して品質的に安定していますが、湿気に弱く雨がかかったままほっておいたり直茶日光が当たったりする事が多いと表面材を付けている接着剤が剥がれてしまうこともあります。

無垢材フローリング

合板フローリングが何層か重なってできているのに対し、無垢材のフローリングは一枚板でできています。天然木を使用しているため、一枚一枚柄が異なります。また表面に塗装もコーティングも行わない無塗装の場合は調湿効果があるので、素足で歩いてもさらりとしています。

しかし、膨張や収縮を繰り返すので反りや割れの原因になることもあるようです。

無塗装のタイプは日常的な汚れや劣化が早くなるので自然素材である蜜蝋や自然塗料を塗りある程度保護した方がキレイな状態を維持しやすいですし、無垢の質感やあたたかさを損なうことなく楽しめます。

クッションフロア

クッションフロアは見た目はフローリングなどのようなプリントが施されており、ビニール製で約1.8mmの厚みがあり柔らかいのが特徴です。水に強く掃除しやすいですが、熱に弱いため直射日光が当たると変色しやすくなります。

カーペット

ひと昔前は多くのマンションや住宅などでカーペットが普及していましたが、水に弱かったりダニが繁殖しやすかったりするために、今はあまり好まれないようです。

しかし、近年防音・防ダニ・防火のカーペットが普及していることで、寝室など1部屋だけをカーペットにするケースもあります。

色柄もたくさん種類があり、部屋の雰囲気によって床をコーディネートできるので施工会社に相談してみるといいでしょう。

タイル

お掃除などのお手入れが簡単なので玄関やキッチンに使われることが多いです。汚れに強いので清潔を保つことができますが、冬の寒い時期になると足元から冷えてしまうことがあります。

石材

大理石や御影石が床材として利用されています。タイルとは違った風合いで、何と言っても高級感があります。

石材は水や汚れをはじくように思われがちですが、実は水や汚れを吸収する性質を持っているので、汚れやすく落ちにくいと言われています。また価格も非常に高価なため、リフォームする際は慎重に考えた方が良さそうです。

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畳からフローリングに張替える費用は?

家族構成やライフスタイルの変化などで和室を洋室にリフォームする場合、畳からフローリングに張替えるケースが増えています。

6帖の和室の張替えにかかる費用は約14万円~16万円で、部屋の形状や間取りによって金額も変化します。また無垢材のフローリング施工の場合、参考価格約25万円程度になります。

また畳からフローリングに張替えるときの流れとして、断熱材を入れたり下地の補修が工事に含まれている施工会社もありますので、そのような施工会社を選ぶと良いでしょう。

畳からフローリングに張替えるときの注意点

畳からフローリングに張替えるときに注意したいのは、段差です。畳の厚みは約5cmでフローリングの厚みが約1.2cmのため、そのまま張替えると段差ができてしまいます。また畳とフローリングの下地の形状も違います。

段差ができてしまうとつまづいたり、収納のドアやふすまなどが開かなくなってしまうこともあります。施工する前に現場の下見をしてもらい、下地を調整してもらうなど段差ができないように施工してもらいましょう。

また、い草など天然素材で作られた畳にカビが生えていたら、下地材や土台部分にもカビが生えていたり腐食していたりすることがあります。その場合、下地の補修が必要になります。

その他に、床暖房を考えている人は床の張替え時に設置することをおすすめします。張替え後に床暖房の工事をするとなるともう一度床を貼り直すなど大規模なリフォームが必要になることもあるため、床の張替え費用や工事日数がさらにかかってしまいます。

床暖房の設置は、床の張替えと同時に行うようにしましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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