2023年12月14日更新

監修記事

セクショナルキッチン(システムキッチン)のメーカーを比較!メリット・デメリットも解説

気になるキッチンのリフォームには、比較検討が一番です。価格だけではなくメーカーごとの特色や、お住まいの雰囲気に合わせたものでリフォームすることが最適なキッチンづくりに役立ちます。セクショナルキッチンの販売メーカーの中から、おすすめの商品の特徴と価格をまとめました。ご紹介いたします。

セクショナルキッチンとは?部分的にも交換OK!

セクショナルキッチンとは、パーツごとに独立したスタイルになっていて、シンクや加熱機器、収納用のキャビネットなどがわかれているタイプのキッチンです。

キッチン全体のリフォームでも、交換したい部分だけでも、リフォームが可能な取り換えられるスタイルです。

収納や使い勝手の良さ、光熱費や製品の素材など、キッチンでは機能性が求められます。リフォームでどのタイプに交換するかは、いくつかのメーカーを比較することが大切です。

毎日使うキッチンだからこそ、シンプルで使い勝手の良さを追求してみるのがポイントになります。間口180cm、シンク、調理台、加熱機器台、吊り戸棚、レンジフードを一式とした各メーカーの価格をまとめてみました。

セクショナルキッチンのメリット

位置や間取りを変える場合や大幅なリフォームであれば、サイズやレイアウトを変えることも可能でしょう。とはいえ、ある程度壁の位置が決まってしまい、スペースが制限されることもあります。

セクショナルキッチンのメリットとデメリットは?

そのようなときには、セクショナルキッチンのメリットを考えたリフォームがお勧めです。

1.リフォームしたいパーツのみを交換することができる
2.費用を安くできる
3.リフォームのための工期を短くできる

こうしたメリットがあると、もう少し利用したいと思っている加熱機器を使用したり、汚れの目立つシンクだけを交換したりということも可能になります。

キッチンのクロスを張替えた後で、吊り戸棚などのキャビネットを加えることも可能です。必要な場所だけの部分的なリフォームにも対応できることで、費用が安く慣れたスタイルのキッチンを維持できます。

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セクショナルキッチンのデメリット

近年、新築でお住まいを購入の際、システムキッチンが増えていると言われています。それは、セクショナルキッチンのデメリット対策とも関係があるかもしれません。

1.パーツとパーツの上部に隙間が発生するため、ごみや汚れの付着が気になる
2.食器洗い機やオーブンなどの調理機器を組み込むことは難しい

隙間に汚れが溜まりやすいというデメリットがあるものの、防水性のあるテープで対応することが可能です。

また、パーツごとのサイズが決まっているため、食器洗い機などを組み込むことは難しいかもしれませんが、システムキッチンよりもコンパクトなリフォームが楽しめます。

リフォームしたいけど費用やスペースが気になる…。そんなときのお助けパーツにもなる「セクショナルキッチン」。

きれいなキッチンやイメージの変わる場所での調理は、ライフワークを楽しくします。費用を抑えたリフォームの際には検討しやすいスタイルです。

【メーカーで比較①】LIXIL株式会社(サンウェーブ)のセクショナルキッチン

ホーロー製キャビネットと、木製キャビネットがあります。キッチンの壁や床のデザインに合わせて選ぶことができます。製品は壁付I型で、奥行きは55cm、間口は165cm~、高さは80cmになります。

エクシィGPシリーズ(ホーロー製)約18万4000円~

明るい色が特徴で、キッチンの雰囲気を和ませる空間をつくることができます。

エクシィHRシリーズ(ホーロー製)約17万7000円~

落ち着いたカラーを中心に、キッチン内部や周囲とのコーディネートがしやすいタイプです。

GKシリーズ(木製)約14万4000円~

木目と抽象柄の2種類の仕上がりから選ぶことができるシンプルなタイプです。

GSシリーズ(木製)約16万5000円~

室内の色調やインテリアに合わせることのできる風合いを持つ仕上がりが特徴です。

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【メーカーで比較②】タカラスタンダード株式会社のセクショナルキッチン

タカラスタンダードは、BL商品に加え、長寿社会対応のキッチンシステムを展開しています。小スペースに合わせた設置が可能なI型キチンスタイルに機能を加えた商品があり選びやすくなっています。

設置寸法は奥行き56cmや66cmのワイドタイプもあり、間口120cm~、高さ80cmの寸法が必要です。

P型シリーズ 約14万4000円~

狭いスペースにもコンパクトに収まる木製タイプで、一般的なI型に加えL型キッチンにも対応できるシリーズです。

ロイヤル、アーバス、エマージュシリーズ 約18万8000円~

ホーロー製で耐久性に優れているため、湿気や汚れ、においを寄せ付けないタイプのキッチンシステムです。

【メーカーで比較③】クリナップ株式会社のセクショナルキッチン

SKシリーズは、ステンレス製にこだわり、汚れや錆びの付着の少ない材料を使用した製品を揃えています。調理機器に、ガスコンロ・電気やIHヒーター・オーブンなどの設置することが選べます。

扉や壁パネルも多数の色から選べるのも特徴です。キッチンのすべての交換やリフォームをする場合、奥行き55cm、間口165cm~、高さ80cmの寸法が必要です。

SK-1シリーズ(ステンレス製) 約20万3000円~

クリアコート仕上げになっており、機能的で耐久性に優れた扉が取り付けられます。

SK-2シリーズ(ステンレス製) 約17万8000円~

扉が鏡面仕上げになっているため、汚れが染みこまず手入れを簡単に行えるのがポイントです。

SK-3シリーズ(ステンレス製) 約16万1000円~

木目調とホワイトの2種類の仕上げは、どちらも落ち着いた印象を持っているので、インテリアにも合わせやすいタイプです。

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【メーカーで比較④】ナスラック株式会社のセクショナルキッチン

耐久性が抜群のステンレスのワークトップを使い清潔さを保つことのできる仕様に、キャビネットがセットされた製品です。設置寸法は奥行き60cm、間口180cm~、高さ80cmの寸法が必要です。

パルテエジ(ステンレス製)約24万1000円~

明るい印象の色から選べる仕上げと、耐久性に優れたステンレス素材が特徴のI型キッチンです。

ピュアッツ(木製)約15万5000円~

温かみのあるシンプルな木製仕様で、コーディネートがしやすいタイプです。ワークトップは耐久性の良いステンレスを使用しています。

【メーカーで比較⑤】マイセット株式会社のセクショナルキッチン

奥行き46cm、55cm、60cmからスペースに合わせて選び、高さも80cmと85cmご利用になる人に合わせて選べます。間口も120cmからスペースに合わせて選ぶこともできるので、セカンドキッチンのリフォームにも対応可能なシリーズです。

M1シリーズ 約11万2000円~

ホワイトと木目から選べる仕上げは、傷や汚れに強い素材使用で、スペースに合わせてI型とL型から選べます。

施工業者との相談に加えて、お住まいの雰囲気やインテリアと合わせたキッチンにリフォームするのは大切です。キッチンがコミュニケーションの場所になるので、ライフワークの中心になるかもしれません。

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I型にリフォームするならセクショナルキッチンがよい理由

毎日使う住まいの大切な間取り「キッチン」。キッチンのリフォームのポイントは、古くなったという使用年数の劣化だけではありません。

収納や使い勝手の良さ、光熱費や掃除にかける時間など、さまざまな場面で機能性を必要とします。

そんな機能性を求める際におすすめなのがセクショナルキッチンです。

セクショナルキッチンとは、シンクや加熱機器、収納用のキャビネットなどが、パーツごとに独立したスタイルになっているタイプのキッチンです。

そのため、交換したいパーツがあったときに、ひとつのみでも取り換えることができます。一般的なスタイルである“I型”にレイアウトでき、シンプルで使いやすく慣れた配置にすることが可能です。

セクショナルキッチンにリフォームするのにかかる費用の相場はこちら

セクショナルキッチンのおすすめメーカーはこちら

リフォームしたいパーツだけでも可能!工事も1日!

セクショナルキッチンは、シンク台や加熱機器台、吊戸棚やレンジフードなど、それぞれのパーツにわかれています。

ですから、必要なパーツだけ交換することも、シンク台のみや加熱機器台とレンジフードだけなどのリフォームも可能です。

セクショナルキッチンに多いスタイルはI型もしくはL型です。間口は変えられない場合でもスペースに合わせて、L型などにレイアウトを変えることもできます。

セクショナルキッチンのリフォームにかかる費用・価格の相場は?

例えば、シンク台でも600mm幅から1800mmを超える製品があり、サイズもさまざまです。

リフォームの際に、シンク台の幅を調整し、調理台にコーナー用のパーツを組み合わせて、I型からL型へレイアウトを変えることも可能になります。

このように、リフォームの際にセクショナルキッチンを採用すると、限られたスペースでもレイアウトが選べることもメリットです。

また、配線・配管工事がないため、工事にかかる時間も短く、ほとんどの場合1日で完了するので、費用も抑えられることになります。

リフォームの際に壁の位置や間取りを変えられない、リフォーム費用を抑えたい場合は、セクショナルキッチンを使った工事がおすすめです。

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セクショナルキッチンをリフォームする際に必要な価格の相場

セクショナルキッチンは、パーツごとのサイズが違うため、交換するための価格が異なります。サイズや製品にもよりますが、一般的な取替工事の価格の相場は、各パーツ約5000円~1万8000円になります。

また、リフォーム工事に発生する既存のキッチンを処分するための費用がかかることもあるので注意が必要です。この場合の費用は、木製タイプで約4000円~7000円、ホーロー製品で約6000円~9000円となることがあります。

シンク台

・幅1500mm以下:約1万5000円
・幅1800mm以下:約1万8000円

加熱機器台

・幅600mm以下:約5000円
・幅750mm以下:約6000円
・幅600mm(ビルトインコンロ):約2万5000円~4万円

調理台

・幅600cm以下:約5000円
・幅750mm以下:約6000円(コーナー部)

吊戸棚

・幅1050mm以下:約1万1000円
・幅1500mm以下:約1万3000円
・幅1800mm以下:約1万6000円

レンジフード

・幅750mm以下:約4万円
・幅750mm以下:約4万5000円~5万円

リフォーム費用を分析!レイアウトの3種類の実例

間取りとリフォーム可能なスペースにより、セクショナルキッチンのレイアウトやサイズ、費用や相場が変わります。

一般的なI型キッチン、ゆとりのあるL型キッチン、そしてシンプルでコンパクトな省スペースタイプなど、リフォームに最適なサイズの実例をまとめてみました。

使い慣れた動線で耐久性のあるI型セクショナルキッチン

間口2100mmのキッチンで、I型で使いやすサイズのリフォームが可能なセクショナルキッチンがおすすめです。

【セクショナルキッチン製品代の予算 約12万~22万円】
・シンク台:幅1500mm
・加熱機器台:幅600mm
・吊戸棚:幅1500mm
・レンジフード:幅600mm
・既存キッチン処分(約2万2000円含む)

リフォーム工事費用:合計 約8万5000円〜20万

セクショナルキッチン本体価格を含めたリフォーム費用の相場:約20万5000円~42万円

オープンスタイルでもクローズドスタイルでもゆとりのL型キッチン

L型間口で加熱機器台側1650mm、シンク台1750mmのゆとりのあるサイズが、キッチンの充実感を引き立てます。

【セクショナルキッチン製品代の予算 約14万5000円~28万4000円】
・シンク台:幅1000mm
・調理台(コーナー):幅750mm
・調理台:幅300mm
・加熱機器台:幅600mm
・吊戸棚(小):幅900mm
・吊戸棚(大):幅1200mm
・レンジフード:幅600mm
・間口1750mmI型既存キッチン処分(約2万2000円含む)

リフォーム工事費用:合計  約11万1000円〜30万円

セクショナルキッチン本体価格を含めたリフォーム費用の相場:約25万6000円~58万4000円

コンパクトなサイズで省スペースや増設にぴったり

スペースの限られた間取りや増設には、間口1500mmのコンパクトなサイズのリフォームも可能なセクショナルキッチンがおすすめです。

【セクショナルキッチン製品代の予算 約7万~12万8000円】
・シンク台:幅900mm
・加熱機器台:幅600mm
・吊戸棚:幅900mm
・レンジフード:幅600mm
・間口1600mmI型既存キッチン処分(約1万5000円含む)

リフォーム工事費用:合計 約8万円〜20万円

セクショナルキッチン本体価格を含めたリフォーム費用の相場:約15万~32万8000円

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価格や処分費も違う!リフォーム業者の比較を忘れずに

セクショナルキッチンの場合は、リフォームの際に選ぶ各パーツの価格や、処分費にかかる費用が業者によって幅があります。そのため、 複数の業者の見積を比較し、確認することがおすすめです。

キッチンの使い方は、家族構成やライフワークによっても変わってきます。セクショナルキッチンは、サイズとレイアウトが選べて組み合わせが可能なオリジナルスタイルです。

毎日使うからこそ、シンプルでもゆとりでも、使いやすさを追求したキッチンを見つけてみませんか。

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本記事の台所リフォームは一例で、「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なり」ます。複数社の見積もりを「比較」をすることが重要です!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】ディバルコンサルタント株式会社 代表 明堂浩治

ディバルコンサルタント株式会社

明堂浩治

芝浦工業大学工学部建築工学科を卒業。大手建設会社で20年勤務した後、独立しコンサルタント業を始める。

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