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2024年03月01日更新
アイランドキッチンのメリットとデメリットは?価格についても解説!
リフォームで部屋の雰囲気を大胆に変えたいという方に、高い人気を誇るのがアイランドキッチンです。通常の壁付けキッチンとは異なる、個性的な形状のアイランドキッチンの、使い勝手や設置時の条件など、様々なメリットとデメリットについてご紹介します。
目次
アイランドキッチンの特徴と意味
アイランドキッチンとは、どの壁にも隣接せず、部屋の中央に独立して設置されたキッチンの形状を指します。
キッチンを構成するコンロ・カウンター・シンクの全てが独立しているアイランドキッチンもあれば、いずれか1箇所または2箇所のみ壁に面し、それ以外の設備が独立している物もあります。
島のように独立したキッチン
アイランドキッチンは、その名の通り「島」のように独立して設置されたキッチンです。
キッチンの種類には、ペニンシュラタイプと呼ばれる物もありますが、ペニンシュラとは「半島」を意味する言葉ですので、こちらはキッチンの両サイドのどちらかが壁に隣接している状態です。
アイランドキッチンにリフォームするのにかかる費用の相場はこちら
アイランドキッチンのメリット・デメリット
アイランドキッチンのメリット
どのタイプのキッチンよりも個性的な見た目を持つアイランドキッチンは、以下のように使い勝手の良さなどのメリットも持っています。
メリット1. 家事動線の確保しやすさ
壁に隣接してキッチンを設置すると、鍋に料理を取りに行くためだけに、壁側に設置されたコンロまで歩かなければなりません。
しかし、キッチンの周囲全てが移動スペースとなるアイランドキッチンは、部屋のどの位置からも向かえる使い勝手の良さという、大きなメリットがあります。
メリット2. モダンで洗練された見た目
部屋の中央に設置されたアイランドキッチンは、モダンな雰囲気をまとい、リフォームによる変化を最も強く感じる事ができるでしょう。
上述の使い勝手の良さも相まって、ホームパーティーなど人が多く集まる場面では、多くの人がスムーズにキッチン周りを行き来し、パーティーをより華やかに演出するという利点があります。
アイランドキッチンのデメリット
利点の多いアイランドキッチンですが、スタンダードな壁付けキッチンに比べると、その個性的な形状から、リフォーム工事の際に受けるデメリットが多いという欠点も否めません。
デメリット1. コンロの位置に注意
コンロ部分を独立させるアイランドキッチンでは、レンジフードも部屋の中央に設けなくてはなりません。
しかし、既存のコンロの多くは壁付けですので、天井付近への位置変更リフォームには、大規模な工事と費用が発生します。
最悪の場合、天井の梁が換気ダクトに干渉し、リフォームできないケースもあるため注意が必要です。
デメリット2. 調理中の汚れが周囲に飛散する
部屋のどこからでも向かえるアイランドキッチンですが、欠点として、キッチン周辺の床に調理中の油汚れや水しぶきが飛散してしまうというデメリットがあります。
飛散防止のためのガラスパネルや、造作壁の設置など、毎日のお手入れを軽減する使い心地の工夫も、リフォームの際に取り入れておくと良いでしょう。
デメリット3. 煙が部屋に広がりやすい
アイランドキッチンは四方がオープンになっていて、ダイニングやリビングとキッチンの間をさえぎる壁がありません。
そのため、料理中に出た煙が部屋に広がりやすくなってしまいます。
特にIHクッキングヒーターはガスコンロに比べて上昇気流が弱いため、煙が充満しやすくなります。
対策としては、高性能の換気扇やレンジフードを利用することで煙を吸い取り、部屋に広がらないようにし、煙を軽減することができます。
デメリット4.事前に収納スペースの確保が必要
完全に部屋の中央に独立したアイランドキッチンは、調理器具やカトラリーの収納をキッチン下部に頼らざるを得なくなる点も1つのデメリットです。
収納家具の追加や、キッチン付近にすぐに取り出せる収納を設けておくなど、収納スペースをリフォームのプランニング時に確保して欠点を回避すると良いでしょう。
アイランドキッチンの設計とリフォーム
アイランドキッチンの大きさ選びはどうする?
アイランドキッチンの大きさ選びのポイントとして大切なことは、アイランドキッチンを設置する家の大きさを考慮する、という点です。
特に、リビングルームやダイニングルームの広さによってアイランドキッチンの理想的な大きさは変化します。
アイランドキッチン周辺の安全性や動線のことを考慮すると、キッチンスペースはある程度余裕を持てる広さにし、キッチン本体はあまり大きくないサイズを選ぶと良いでしょう。
キッチン本体を大きくしすぎると、作業スペースや動線が圧迫されてしまうためです。
また、同居している家族の人数に合わせてアイランドキッチンのサイズを決めるというのも一つの方法です。
人数に対してキッチンを無駄に広くすると、その分ダイニングルームやリビングルームが狭くなることもあります。
しかし、なによりも大切なことは、実際のアイランドキッチンのサイズを目で見て確認するということです。
図面上に書かれた数字では実際のサイズ感の想像がつきにくいので、ある程度決めた時点で、ショールームなどで実際のサイズを確認した上で最終決定するようにしましょう。
アイランドキッチンにカウンターを付ける利点とは?
アイランドキッチンにカウンターを付けるメリットは2つあります。
ダイニングテーブルとして利用できる
アイランドキッチンの前面に広いカウンターをつけると、ダイニングテーブルとして利用することができます。
キッチンとカウンターの距離が短いため、料理を作っているところを見せながら、出来立ての料理を提供できます。
配膳や後片付けも楽にでき、手伝いもしてもらいやすくなります。
また、テーブルを別で用意する必要がないため、テーブル分のスペースを他のスペースに使うことができます。
カウンター部分にも収納スペースを確保できる
アイランドキッチンには収納スペースが少ないことが多いですが、カウンターを付けることにより、収納スペースを増やすことができます。
カウンターの収納スペースにお皿などの食器をしまっておけば、他の人が食器を取り出して料理をしている人に渡すなどの手伝いもしやすくなります。
アイランドキッチン風にレイアウトする方法とは?
アイランドキッチン以外のキッチンでも、工夫をすればアイランドキッチン風にして使用することも可能です。
その方法をいくつかご紹介します。
I型キッチンを中央に配置する
I型キッチンとは、よくあるコンロ、シンク、調理台が一列に並んだキッチンのことです。
基本的に壁付けされますが、3方面に壁を付けて中央に配置することで、アイランドキッチンのように使用できます。
壁があることで適度に目隠しにもなり、キッチンの状態が見えにくくなります。汚れなども目立ちにくいです。
アイランドキッチンよりも、本体のコストを抑えられます。
幅の薄い壁の横にペニンシュラキッチンを配置する
ペニンシュラキッチンとは、対面式キッチンの一種で左右どちらかが壁と接しているタイプのキッチンです。
その状態が半島(ペニンシュラ)のように見えることから、ペニンシュラキッチンと呼ばれています。
幅の薄い壁にペニンシュラキッチンを配置することで、アイランドキッチンのような動線を確保できます。
また、壁があることで、汚れが飛散しにくくなっています。
キッチンスペースに独立した作業台を設置する
キッチンスペースに独立した作業台を設置することで、アイランドキッチンと同じような動線を実現できます。
作業スペースが増え、複数人での作業も可能となりますし、作業しながらコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。
様々なキッチンに対応でき、費用もアイランドキッチンと比べて安く抑えることができます。
アイランドキッチンとペニンシュラキッチンの違いとは?
ペニンシュラキッチンも、対面キッチンへのリフォームを考えている方に人気のキッチンです。
開放感はアイランドキッチンには劣りますが、幅の薄い壁の横にペニンシュランキッチンを配置することで、アイランドキッチンと同様の導線を実現することも可能です。
コンロ側に壁があることで、アイランドキッチンよりも油汚れは飛散しにくくなっています。
作業スペースを適度に隠すこともでき、キッチンが丸見えになってしまうことを防ぐことができます。
アイランドキッチンと同様に、収納スペースの少なさがデメリットとなりますが、アイランドキッチンと比べて狭いスペースでも設置できるというメリットがあります。
アイランドキッチンが向いている方の特徴とは?
ではアイランドキッチンに向いている方はどのような方でしょうか。
複数人で料理をする方や人を招く機会が多い方
アイランドキッチンは、四方向全てから調理や配膳が行えるので、複数人での調理に適しています。
家族と一緒に料理をする方や、人を招いて料理をする機会が多い方に向いています。
家族とコミュニケーションを取りながら料理をしたい方
アイランドキッチンは、キッチンの対面にさえぎるものがないため、コミュニケーションが取りやすい作りになっています。
そのため、家族の顔を見てコミュニケーションを取りながら、料理をしたい方にも向いています。
また、子どもの様子を確認しながら料理ができるので、特に小さいお子さんがいらっしゃるご家庭にはおすすめです。
収納や片付けが上手な方
アイランドキッチンは、収納をキッチン下部に頼らざるを得ず、収納スペースが限られています。
また、壁などさえぎるものがないため、キッチンは丸見えの状態となります。
そのため、収納や片付けが上手な方に向いていると言えます。
キッチンの種類
キッチンにはアイランド型以外にもさまざまな種類があります。それぞれの特徴とメリットやデメリットを確認しておきましょう。
I型キッチン
I型キッチンは、シンクと作業スペース、コンロが横並びになっているキッチンです。 壁向きの場合は省スペースに設置できるため、十分な広さを確保できないときにおすすめです。
また、ほかのタイプに比べると価格が抑えやすいというメリットもあります。 ただスペースが限られている分、複数人では作業しづらく感じられます。
また、作業スペースを確保するために間口を長くすると動線が悪くなり、作業効率が落ちるのもデメリットの一つです。
I型キッチンについて詳しくは「I型キッチンの特徴やレイアウトの種類、メリットデメリットを紹介!」をご覧ください。
Ⅱ型キッチン
Ⅱ型キッチンは、シンクとコンロを2列に分けて設置するキッチンで、セパレート型キッチンとも呼ばれます。 シンク部分とコンロ部分にそれぞれ作業スペースを設けられるため、複数人でも調理しやすく、シンクとコンロが前後に設置されることから作業動線を短くできます。
ただ、シンクとコンロが通路を挟んで設置されていることで、食材を鍋やフライパンにいれるときに床に水滴が落ちやすくなってしまいます。
そのため、クッションフロアやフロアタイルなど水に強い床材を使用したり、マットを敷いて床を保護したりするなど対策が必要です。
また、基本的に動線は短いものの、調理時に何度も体の向きを変えなくてはいけないため、人によっては使いづらいと感じるかもしれません。
Ⅱ型キッチンについて詳しくは「II型キッチンのリフォームにかかる費用・価格の相場は?」をご覧ください。
L型キッチン
L型キッチンは、シンクと作業スペース、コンロがL字型に配置されているキッチンです。作業スペースを広く設けてもⅠ型のように動線が長くならず、効率良く調理できます。
また、作業スペースが広いことから複数人でも余裕をもって調理することが可能です。
しかしながら、設置する際にはⅠ型キッチンよりも広いスペースが必要になるため、LDKが狭い場合には選択できないことがあります。
L型キッチンについて詳しくは「L型キッチンの人気メーカーとおすすめ商品、L型のメリット・デメリットを解説!」をご覧ください。
U型キッチン
U型キッチンは、シンクと作業スペース、コンロをコの字型に配置しているキッチンです。料理をする人を囲むようなレイアウトになっていて動線が短いため、快適に作業が行えるでしょう。
また、キャビネットが3個あることから収納スペースを確保しやすく、調理器具や食器、食料のストックが多い人にぴったりです。
一方で、キャビネットを3個置くことにより圧迫感がでやすく、設置にも広いスペースが必要になるというデメリットもあります。 作業台のスペースは広いですが、人が立つ部分はそれほど広くないので、基本的には一人でキッチンを使うことが多い家庭に向いています。
アイランドキッチン
先にもご説明したとおり、アイランドキッチンは壁に接していないキッチンです。
Ⅰ型キッチンのようにシンクと作業台、コンロが一直線に並んでいるものが一般的ですが、なかにはⅡ型キッチンのように、コンロとシンクが分かれているものもあります。
アイランドキッチンのリフォーム事例
壁付けキッチンからアイランドキッチンにリフォームした事例
白色を基調としたアイランドキッチン 画像提供元:フレッシュハウス
壁付けキッチンからアイランドキッチンにリフォームした事例です。
キッチンからリビングにいる家族の様子を見ながら料理ができるようになりました。
また、コンロの前にパネルを設置し、油汚れの飛散を防止し、煙がリビングに充満しにくくなっています。
リフォーム費用 | 約300万円~約500万円 |
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工期 | 約1カ月 |
建物 | 戸建て |
施工会社 | FRESH HOUSE |
和室から間取り変更してアイランドキッチンをレイアウトした事例
白色のクリナップ ラクエラを施工しています 画像提供元:フレッシュハウス
和室から間取り変更してアイランドキッチンをレイアウトしました。
広々とした空間を有効に活用できています。開放感あふれるキッチンです。
また、収納ができるように多くの引き出しをキッチンに付けました。
リフォーム費用 | 約300万円~約500万円 |
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工期 | 約1カ月~約2ヶ月 |
建物 | 戸建て |
施工会社 | FRESH HOUSE |
間取り変更を行いLDKにアイランドキッチンをレイアウトした事例
シックな色調のクリナップ ステディアを施工 画像提供元:フレッシュハウス
間取り変更を行い、LDKにアイランドキッチンをレイアウトしました。
LDKにアイランドキッチンをレイアウトしたため、広々とした空間の中で料理ができます。
また、ダイニングまでの動線が短いため、配膳や片付けもしやすくなっています。
リフォーム費用 | 約300万円~約500万円 |
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工期 | 約1カ月~約2カ月 |
建物 | 戸建て |
施工会社 | FRESH HOUSE |
アイランドキッチンで後悔しないための注意点は?
ここではアイランドキッチンでの失敗事例を見ていきながら、そうならないためにどうすれば良いかについてもご紹介します。そうした上で施工会社とプランニングを行うことでより快適なアイランドキッチンにすることができます。
アイランドキッチンを導入する際の注意点を5点ご紹介します。
注意点1. コンセントの位置を事前に確認しておく
キッチンで電化製品を使用するには、コンセントが必要です。
アイランドキッチンは独立しているため、キッチンからコンセントまでの距離が離れている場合があります。
その場合、キッチンで電化製品を使用することが難しくなったり、コードが邪魔になったりすることがあります。
事前にコンセントの位置を確認しておきましょう。
アイランドキッチン本体にコンセントがつけられるものや、オプションでカウンターにつけられるものもありますので、こちらも確認しておくと良いでしょう。
注意点2. 油汚れや煙の対策を行う
アイランドキッチンには、油汚れが飛散しやすく、煙がリビングに充満しやすいというデメリットがあります。
これらの対策も必要になります。
油汚れの飛散防止には、油はね防止パネルの設置が有効です。
また、高性能の換気扇やレンジフードを設置することで、煙を軽減することができます。
注意点3. 通路幅に気を付ける
アイランドキッチンを設置する際には、人が通れるように通路の幅を考える必要があります。通路幅を間違えて想定よりも狭くなったという失敗例も耳にします。
実際にショールームなどで幅の確認を行い、より使いやすい空間を具体的にイメージし、アイランドキッチンを置いた際の通路幅を考慮して、キッチンのサイズを選びましょう。
注意点4. キッチンが丸見えにならないようにする
よくある失敗事例の一つが、アイランドキッチンで丸見えが気になるという点です。
リビングやダイニングからキッチンを遮るものがないため、たまった洗い物や油ハネなどの汚れが丸見えになってしまうことが気になるということです。
この対策としては、例えば、軽い目隠しとして観葉植物を置いたりするなど、簡易的に目線を遮断できる工夫を行うと良いでしょう。
注意点5. 収納スペースを予め検討する
アイランドキッチンだけでは収納できる部分に限りがあります。
そのため、事前に収納スペースを確保できるようなプランニングをしておく必要があります。
注意点6.キッチン周辺の広さを確保する
アイランドキッチンに限ったことではありませんが、キッチンを快適な空間にするためには動線を考えながらある程度の広さを確保することが大切です。
とくに、アイランドキッチンでは前後左右に空間が必要なため、ほかのキッチンに比べてより広いスペースを確保しなくてはいけません。 アイランドキッチン周辺には、人がすれ違うことも考慮して約80cm~約100cmのスペースが必要です。
キッチンと背面カウンターの間については、キッチンを使う人の体格や背面カウンターの引き出しの奥行きにより、さらに広いスペースが必要になる可能性があります。
注意点7.安全面に注意する
アイランドキッチンは左右に空間があるため動線がスムーズですが、子どももキッチンに出入りしやすくなってしまうため、注意が必要です。
可能であればベビーゲートを設置すれば良いですが、通路幅が広すぎて市販のベビーゲートを設置できないことがあります。
ベビーゲートを付けるのが難しい場合は、収納棚にストッパーを付けたり、コンロのチャイルドロック機能を活用したりするなどの対策をとりましょう。
注意点8.既存の設備に注意する
アイランドキッチンにリフォームするときは、給排水管や電気設備の移動が必要になることがあります。また換気扇の位置が変わることで、天井周りの大規模な工事をしなくてはいけなくなるかもしれません。
場合によってはイメージ通りの仕上がりにならなかったり、高額な費用がかかったりするので、打ち合わせの段階でしっかり確認しておくようにしましょう。
アイランドキッチンのおすすめメーカーと人気商品
アイランドキッチンのおすすめメーカーと人気商品をご紹介します。
LIXIL
LIXILは住宅設備の他、内装建材も扱っている最大手メーカーです。
キッチンの使いやすさとデザイン性に定評があります。
調理台の天板に、耐久性に優れ高級感のあるセラミックトップをいち早く取り入れたことでも知られています。
LIXIL「リシェルSI」
機能が充実しており、使いやすさを重視したキッチンです。
ファンとフード内のお手入れがほとんど必要なくなる「よごれんフード」や、洗い物を効率よく洗える「ひろびろシャワー」など家事効率を向上させる機能が備わっています。
さらに収納も充実。引き出しは軽い力で引き出すことができ、奥行きいっぱいまで収納可能となっています。
TOTO
TOTOは福岡県北九州市小倉に本社を置く、衛生陶器など住宅設備を扱っているメーカーです。
2007年には創立100周年を記念してTOTOミュージアムが建てられています。
自動水栓やユニットバスを最初に販売したことでも知られています。
不要な要素を排除し、生活に溶け込むデザインのキッチンを開発しています。
TOTO「ザ・クラッソ」
カウンターの種類は「クリスタルカウンター」「ステンレスカウンター」「大理石カウンター」から選ぶことができます。
トイレのイメージが強いTOTOだけあって、「水ほうき栓」「きれい除菌水」など水まわりの機能に大きな特徴があります。
タッチレス水栓を採用しており、手が汚れていてもサッと洗えます。
Panasonic
電機メーカーのパナソニックですが、家電だけでなくリフォーム事業にも力を入れています。
独自の技術を活かして付加価値を付けたキッチンを提供しています。
洗練されたデザインも人気です。
Panasonic「ラクシーナ」
豊富なカラーバリエーションで、特にグレイッシュ系の組み合わせが充実しています。
天板の手前に差込み口がある「クッキングコンセント」やシンク下ユニットのコンセントなどが便利です。
3口コンロが横並びになっている「ワイドコンロ」も特徴的。
従来の奥側のコンロの使いにくさが解消され、二人での作業などもしやすくなっています。
クリナップ
クリナップはキッチンを主力商品としている住宅設備機器メーカーです。
日本で初めてシステムキッチンを開発したのがクリナップと言われています。
積極的にモニターから意見を聞き、お客様目線で使いやすさを追求しています。
製品の多くに、熱・臭い・水汚れ・サビに強いステンレスを採用していることも特徴です。
クリナップ「ステディア」
オールステンレスでお手入れのしやすさが特徴です。
天板は特殊セラミックコーティングを行い、キズと汚れに強い仕様になっています。
さらに、「流レールシンク」によりシンク内のレールに沿って水が流れるため、シンクに溜まりがちなゴミや汚れも自然に排水溝へと流れます。
トクラス
トクラスは、ヤマハの家具・住宅設備部門が分社化されて設立した会社です。
システムキッチン・システムバスを主力商品としています。
特に人造大理石を使用した製品に力を入れています。
トクラス「collagia(コラージア)」
トクラスが独自開発した人造大理石を使用しながらも価格を抑えたキッチンです。
トクラスが提供する人造大理石のワークトップの特徴は、お料理する際の汚れやキズ、衝撃、熱に強く、ワークトップ全体がシームレスになっているため、掃除しやすく汚れが溜まりにくいといった特徴があります。
もともと傷がつきにくいという特徴はあるものの、万が一すり傷が出来てしまった際には、ナイロンタワシで補修することが可能です。
また大容量な収納にもこだわりの機能が備わっており、広い取り出し口を備えているため何がどこに収納されているのか一目で確認できます。
キッチンのカラーバリエーションは落ち着いた色彩が豊富で、大理石には珍しい高級感のあるブラックのカウンターも人気です。
アイランドキッチンのリフォーム費用の相場
アイランドキッチンへのリフォームの注意点を押さえたら、次は気になるリフォーム費用の相場について見ていきましょう。
キッチンのリフォームは、各メーカーの商品価格帯や、販売されている商品のグレード、オプション品、追加工事の費用などによって大きく異なります。
<アイランドキッチンに発生する付随工事の平均費用>
・解体工事費用:約5〜10万円
・キッチン取り付け費用:約15万円〜
・壁のクロス張替え:約5万円〜
・給排水管工事:約5万円〜
・電気系統工事:約5万円〜
リフォーム費用合計:約173万円
コンセントの増設にかかる費用と工事の注意点
コンセントの増設リフォームについては、家庭内のどこに配置しても基本的な施工費用はほとんど変わりませんが、電気をどこから引くかによって施工価格が変わります。
まず、近くの配線から分岐させてコンセントを増設する場合です。
こちらは施工時間が約1時間、費用は約12,000円からが相場となります。
この方法での施工の際には近くに電気配線が通っている必要がありますが、照明のスイッチなどからも分岐させることができるため、キッチンならそれほど難しくはないでしょう。
もうひとつの方法は、分電盤から新しく電気配線をキッチンまで引いてコンセントを増設するリフォーム方法です。
こちらは工事範囲が増えるため、施工費用が約16,000円、施工時間は約2時間と分岐させる場合に比べて費用や施工時間がかかります。
しかし、分電盤から直接配線を引くため、IHクッキングヒーターなどの電力消費量が大きい家電を使用してもブレーカーが落ちにくくなるため、これらの家電をよく使うという方におすすめです。
注意点として、コンセントの増設リフォームは、壁内部に配線を通すための管が用意されているか、壁の加工がしやすいかどうかなど、各家庭の環境次第で施工費用は変わるということは知っておきましょう。
また、使用するコンセントの種類によっても施工費用が変化し、冷蔵庫背面にあるアース付きの冷蔵庫用コンセントの設置または増設する場合は、やや施工費用が高くなります。
実際に工事箇所を確認するまで正確な施工費用と作業時間を見積もることはできませんので、正確な費用等を知りたいという場合には、電気工事店等に見積り依頼を行ってください。
最後に、最近はコンセントからの出火による火災が増えています。
各電力会社は4年に1度、無料点検サービスを行っていますので一度点検に来てもらい、その際に色々と相談をするのも得策でしょう。
オプション品とグレードで費用は大きく変わる
キッチンのリフォーム費用は本体価格の他、補修工事・換気/電気/設備工事など付帯設備工事が必要であり、アイランドキッチンのような特殊なタイプであれば、150万円を上回る相場も妥当といえるでしょう。
しかし、不要なオプション品を避け、ワークトップや扉カラーにグレードの高い素材を選ばなければ、相場よりも低い価格でプランニングを作成する事は可能です。
一方、必ず発生するキッチンの設置工事や付随工事は、プランニングによって費用を削る事はできません。
リフォーム費用を抑えたい場合は、システムキッチンそのもののプランニングが鍵となります。
アイランドキッチンを設置するときのポイント
様々なキッチンリフォームの事例を見てきましたが、ここではアイランドキッチンをより上手に活用するための秘訣を解説します。
現在アイランドキッチンを使用している方でも取り入れることができる内容になっていますので、現在アイランドキッチンを使用していて使いづらさを感じている方もぜひ参考にしてみてください。
インテリアのバランスを考える
アイランドキッチンは存在感があるため、部屋のインテリアにも大きく影響します。キッチンだけでなく、部屋全体のインテリアとのバランスを考えましょう。
どうしても置きたい家具がある場合は、家具のレイアウトを先に決めてからアイランドキッチンの大きさやデザインを決めるのがおすすめです。
臭い・油汚れ対策をする
調理中の臭いや油汚れは、高性能な換気扇を採用することで軽減できます。なかにはアイランドキッチンの用に開発された換気扇もあるので、検討してみるといいでしょう。
また、コンロの前にガラスパネルが設置できる製品もあります。ただ、パネルを設置すると開放感やデザイン性が損なわれたと感じることもあるため、気になる場合はショールームで実物を確認しておくのが安心です。
パネル以外の対策では、キッチンの前面に腰壁を設置するという方法もあります。キッチンカウンターよりも高さのある腰壁を設置することで、油汚れの飛散を抑えられます。
収納スペースを確保する
アイランドキッチンは壁面を利用した収納ができないため、壁付けキッチンに比べると収納スペースが確保しにくい傾向があります。
また、ワークトップの上にものを出しっぱなしにしないためにも、より多くの収納スペースが必要です。背面に収納棚を置いたり、スペースに余裕がある場合はパントリーを設置したりして、収納スペースを確保しましょう。
そのほか、キッチンの上部に吊戸棚を設置するという方法もあります。ただ、吊戸棚を設置するとやや窮屈な印象になるので、部屋全体の雰囲気も考慮しながら慎重に検討しましょう。
お手入れがしやすいものを選ぶ
先にもご説明したとおり、アイランドキッチンはダイニングやリビングからよく見えるため、常にきれいな状態を保っておくのが理想です。
とはいえ、キッチンはどうしても汚れてしまうので、汚れが落としやすい材質の物を選ぶと良いでしょう。
たとえば、床材は汚れがしみにくく耐水性が高いフロアタイルやタイルだと手入れがしやすいです。キッチンのワークトップの素材としては、人工大理石やセラミック、ステンレスなどがメンテナンス性に優れています。
ダイニングテーブルとしての利用
アイランドキッチンをダイニングテーブルとつなげたり、奥行きの広いワークトップを選定したりしている場合には、カウンターとして利用することでキッチンスペースをおしゃれにまとめることができます。
リビング・ダイニングの空間を広く作ることができるようになり、キッチンとしても短い動線で完結できるため、使い勝手も良くなるためおすすめです。
充分な収納を確保する
アイランドキッチンは収納が少ないというデメリットがあります。
そのため、キッチン以外の部分で充分な収納を確保すると、よりうまくキッチンを活用することができます。
特に背面収納はキッチンの動線内にある収納スペースであるため、使い勝手も良くおすすめです。
換気扇の性能もこだわる
開放的なデザインのアイランドキッチンですが、壁面がなく開放されている場合、調理を行うと油煙や臭いなどが広がってしまう恐れがあります。
このような状況を回避するためには、換気扇の性能を良いものにする必要があるため、換気扇の性能はアイランドキッチンを導入する上でとても大切と言えます。
特にアイランド部分に加熱器がある場合には換気扇の性能にこだわると良いでしょう。
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この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。
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