2024年01月24日更新

監修記事

店舗をリノベーション・改装する費用や価格は?

飲食店など店舗開業のため倉庫物件や住居の一部をリノベーションしたいけれども、まずは改装費用や坪単価がどれぐらいなのかを知りたいですね。物件の状態や、内装デザインによって工事内容や費用も変わってきます。店舗リフォームなどの事例を参考にいろいろなケースを比較してみましょう。

店舗をリノベーションする坪単価の一般的な相場

店舗開業にともなう改装費用の相場は、一般的に坪単価が約35万円からと言われていますが、物件の状態や店舗業種、内装デザインのグレードによって大きな差が出てきます。

いろいろな物件の事例を参考に、リノベーションにかかる費用を比較してみましょう。

店舗をリノベーション・改装する費用や価格は?

居抜き物件をリノベーションする場合

店舗用物件のうち「居抜き物件」と呼ばれるのもは、前テナントの内装や設備が何かしら残っている物件のことです。

残されている設備は物件によってまちまちですが、開業する店舗が前の店舗と同じ業種であれば、設備をそのまま利用できる利点があります。

厨房設備が必要な飲食店においては、内装工事費用の内、約20~40%が厨房工事にかかると言われています。よって、厨房設備が残っている居抜き物件なら、改装費用を大幅に抑えることができると言えます。

居抜き物件を改装して飲食店にリノベーションした事例

厨房設備が残っていた居抜き物件(15坪)のリノベーション事例です。

内装工事費用

仮設・解体工事:約10万円
軽量鉄骨・ボード張り工事:約20万円
木工造作工事:約75万円
塗装工事:約10万円
内装工事:約30万円
給排水工事:約45万円
電気工事:約55万円

内装工事費用計:約245万円
坪単価:約16万円※

※諸設備の購入価格を除いた、内装工事費用における坪単価です。

その他にかかる費用

サイン(看板)工事:約30万円
諸経費:約100万円
リノベーション総額:約375万円前後

レイアウトを変更せずに、壁や天井、床材などを張り替えるだけのリフォーム程度であれば、さらに費用を抑えられるでしょう。

このように、既存の物件にどの程度手を加えるかによって費用も変わってきますが、居抜き物件の坪単価は最低でも約15万円からを見積もっておきたいところです。

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倉庫などのスケルトン物件をリノベーションする場合

原状回復されているスケルトン物件や倉庫などを店舗に改装する場合は、壁の造作から内装工事、厨房工事に至るまで、大幅なリノベーションが必要になります。

新たにゼロからレイアウトや内装デザインを手掛けられるメリットがありますが、その分、改装費用も高くなってしまいます。

最近では倉庫の無骨さを生かして、天井をあえて貼らないスケルトン仕様のおしゃれな内装デザインの店舗も増えています。

店舗をリノベーション・改装する費用や価格は?

スケルトン物件を飲食店にリノベーションした事例

スケルトン物件(20坪)を飲食店にリノベーションした事例です。

内装工事費用

仮設工事:約40万円
厨房工事:約100万円
下地工事:約60万円
木工造作工事:約300万円
家具工事:約60万円
電気工事:約60万円
給排水・ガス工事:約100万円
空調換気工事:約100万円

内装工事費用計:約820万円
坪単価:約41万円

その他にかかる費用

サイン工事:約30万円
厨房設備:約250万円
諸経費:約100万円

リノベーション総額:約1,200万円前後

居抜き物件に比べて、坪単価も倍以上ですね。厨房設備を新規に購入する必要もあり、総額では1,000万円を超えるリノベーションになりました。

住宅の一部を改装して飲食店を開業する場合

住居の一部を店舗に改装したい場合もあります。店舗用の出入り口をつくったり、屋内外を問わない重歩行用の床材に張替えたりなど、比較的大掛かりなリノベーションになるでしょう。

住居の一部を飲食店にリノベーションした事例

住宅の1階部分の8畳(4坪)を改装した事例です。住宅と店舗用の玄関を分け、厨房設備、カウンター3席、4人席の小上がりがある飲食店にリノベーションしました。

改築・内装工事費用

仮設・解体工事:約60万円
基礎工事:約20万円
板金工事:約35万円
左官工事:約10万円
塗装工事:約10万円
建具・サッシ工事:約40万円
内装工事:約20万円
電気工事:約20万円

内装工事費用計:約215万円
坪単価:約53万円

その他にかかる費用

衛生設備:約40万円
住宅設備:約70万円
諸経費:約35万円

リノベーション総額:約360万円前後

住居の一部を店舗リフォームする場合は、内装工事だけでは収まらず、外装も含めた増改築が必要になるケースが多いことや、工事面積が狭いほど費用が割高になるため、坪単価も高くなりがちです。

(お住まいの用途地域などにより営業できる店舗の種類、また、大きさなど制限される場合もありますので設計士などにご相談ください。)

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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