2024年01月24日更新

監修記事

美容室をリフォームする費用や相場は?

美容室リフォームでは、電気・水道・ガスといったお店を営業するために欠かせない設備一式をしっかり揃えておくことが大切です。内装や外装のデザインを決定してしまう前に、美容室リフォームに必要な工事の種類と費用を把握しておきましょう。

美容室リフォームには特徴がある

店舗のリフォームはお店のコンセプトや事業内容に即して行われるため、住宅リフォームとは勝手が異なり、美容室リフォームも例外ではありません。

元の間取り・設備を活かすことがポイント

店舗リフォームでは、できるだけ既存の間取りと設備を活かすことが費用を抑えるポイントになります。

以前美容室として使われていた物件をリフォームするのであれば、機材の購入費や設備改修工事が減る分、費用も抑えられます。

新しく手に入れた物件を美容室向けに改装する場合は、美容室向けの設備や間取りが残っている「居抜き物件」などを選ぶと良いでしょう。

美容室リフォームの注意点

以下からは美容室リフォームで知っておきたい注意点について解説します。

内装デザインで心がけておきたいこと

美容室をリフォームするときは訪れる客層を意識することが大切です。

自分の得意な技術だけでなく立地や近くの同業のお店など、様々な角度からお店の方向性を決めておくとデザインを決める際に迷う事が少なくなるでしょう。

学生向けの美容室なら、雑貨を並べたり明るい配色にしたりして若い子が気軽に入りやすいポップな雰囲気を演出すると良いでしょう。

一方、大人がメインの美容室なら大理石調の床に黒やブラウンの家具を並べてラグジュアリーな雰囲気を出すと、より興味を持ってもらいやすくなります。

上記のデザインはあくまでも一例ですが、完成後の店舗イメージに近い物件を選んでおくと内装リフォームにより多くの予算を回せるでしょう。

ただし美容室の内装は安全性にも配慮が必要です。

例えば、水や髪の毛が落ちてもすぐ清掃できるように、撥水性の良い素材を床材にするなどの工夫が求められます。

スペースを配置するときの注意点

美容室にはカットを行うメインのスペースに加え、シャンプー台、待ち合い室、レジ、従業員の控室などが必要になります。

物件の間取りによっては、カット用の施術台やシャンプー台などを置くスペースを確保するために、間仕切り壁の撤去などが発生するでしょう。

あるいは、外のお客さんに施術の様子をアピールするために、壁をガラス張りにするなどのリフォームも発生する可能性があります。

動線を意識して内装を考える

室内の人の動きを「動線」と呼びます。様々な設備やスペースが混在し、お客様とスタッフが行き交う美容室は、スムーズに流れる動線づくりが重要です。

その他、スタッフが出入りする扉やレジがシャンプー台の真横にあると落ち着きませんので、シャンプー台は表や待合室から見えない奥に配置するといった、滞在中のストレスを減らす工夫も考えましょう。

必要に応じて設備リフォームも行うこと

中古物件を美容室向けに改装する場合は、外装と内装のイメージチェンジだけでは美容室リフォームとしては不十分です。

美容室はシャンプーのたびに大量の水やお湯を使いますので、口径が大きな給水管と排水管が必須です。

物件を選ぶ時は配管工事の必要性や、配管工事を行っても良いかを必ず確認しておく必要があります。

また、シャンプー用のお湯を出す給湯器や、照明、ドライヤー、パーマ用のエアウェーブを同時に使用しても耐えられる電気容量も確保しておきましょう。

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美容室の改装・リフォームにかかる工事と費用相場

美容室をリフォームする費用や相場は?

美容室リフォームの費用は、建物の規模や工事の作業量にもよりますが、一店舗あたり約280~450万円前後が相場で、坪単価の相場は約20~45万円となっています。

下記は美容室リフォーム工事にかかる費用の詳細です。

設備購入・設置費用

・施術用チェア…約10~30万円/一台
・施術用ミラー…約2~5万円/一枚
・シャンプー台…約30~50万円/一台
・エアウェーブ…約20~30万円/一台
・その他家具一式…約50~70万円

導入する機器の数やグレードで美容室リフォームの総費用は大きく変動します。

施術用のチェアはひじ掛け付きタイプや背もたれが大きいタイプほど価格は高くなります。
また、シャンプー台を選ぶ時は、対応する電力や台の大きさをよく確認して選びましょう。

水道工事費用

・配管清掃費用…約10~20万円
・配管工事費用(水道管のサイズ変更)…約15~30万円
・排水口のヘアートラップ設置費用…約5~7万円/箇所

既存の物件が美容室であれば、水道工事は水道管の洗浄費用のみで済みますが、それ以外の場合は髪の毛が排水管に詰まらないように、ヘアートラップの設置や口径が太い水道管に交換するリフォームが必要です。

美容室では給水・排水ともに太い口径のものが必須ですので、水道工事が可能かどうか物件契約前に確認しておきましょう。

電気・空調・ガス工事費用

・照明交換費用…約20~45万円
・コンセント増設費用…約2~5万円
・空調工事費用…約55~90万円
・電気容量変更費用…約10~15万円
・給湯器設置費用…約50~70万円

電気容量の変更が行えない物件もあるため、水道管と併せてこちらも契約前に確認しておく必要があります。

内装工事費用

・既存の美容室をリフォームする場合…約80~110万円前後
・美容室として使われていなかった物件を改装する場合…約100~175万円

前に使用していたテナントも美容室であれば、間仕切り壁の撤去や床材の変更といった改装が少なく済むため費用は安くなります。

イメージに近い店舗内装にするためには、既存の間取りを活かして費用を抑えるプランニングが大切です。

外装工事費用

・外壁の塗り替え、補修…約50~80万円
・外装材をタイル材に張り替え…約120~220万円

外装工事では、塗り替えや張り替えにかかる費用だけでなく、約15~20万円前後の仮設足場の設置費用も含まれます。

設計費用

・約30~50万円

内装デザインをプロのデザイナーや設計事務所に任せる場合は設計費用も発生します。

工事の総費用によって設計費用は変動しますが、美容室リフォームに詳しい業者に依頼することで失敗しない店舗リフォームとなるでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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