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2017年06月30日更新

屋根や瓦の葺き替え工事のリフォーム費用・価格の相場は?

既存の屋根材を全て撤去し、新しく屋根材を張替える屋根リフォームの事を、屋根葺き替えと呼びます。スレートや日本瓦など、屋根材の種類によって費用は異なります。屋根葺き替えリフォームで発生する工事の内容と、屋根材の平均価格から、リフォーム費用の相場を見てみましょう。

  • 【監修者】ディバルコンサルタント株式会社 代表 明堂浩治
  • この記事の監修者
    ディバルコンサルタント株式会社
    明堂浩治
    大手建設会社20年勤務

家を最前線で守る、大切な屋根

屋根は、屋外の飛来物や、雨や日光から、最前線で家を守る大切な箇所です。

そのため、雨漏りや瓦の落下が起きる前に、適切な頻度でメンテナンスを行い、劣化が起きている場合は、速やかにリフォームを行う必要があります。

屋根のリフォーム方法は2種類

屋根の葺き替え(張替え)リフォームとは、既存の屋根材を剥がし、新しい屋根材に張替える工事の事です。

一方、既存の屋根材の上から新しい屋根材を張る工事方法を「重ね張り」または「カバー工法」と呼びます。

葺き替えリフォームは工事費用が高額になる

重ね張りに比べると、葺き替え工事は既存屋根材の撤去や、下地の補修が発生し、費用相場は割高になります。

しかし、葺き替え工事には下地の補修という大きなメリットがあり、費用分の効果を得られる事は間違いありません。

葺き替えで家の点検も同時に行う

葺き替え工事には、屋根の下地を点検できるメリットがあります。

一方、重ね張り工事では、野地板やルーフィングの傷みを見逃す恐れがあります。

葺き替え工事と併せて、屋根を含む家全体の点検を済ませると良いでしょう。

屋根の深部も点検した方が良い理由

屋根材内部の点検は、大掛かりにな作業を伴い、雨漏りの原因にもなるため、そう頻繁に行える事ではありません。

そのため、葺き替え工事のタイミングで普段は見えない内部の状態をチェックしておく必要があるのです。

屋根や瓦の葺き替えリフォーム工事にかかる費用の相場は?

屋根の葺き替えリフォームの費用は、葺き替え後の屋根材の種類によって決まります。

ほとんどの見積もりでは、屋根材の価格と施工費用はセットの金額で記載されています。

屋根材の種類について

現在、日本の住宅で多く使われている屋根材は、主にスレートやガルバリウムです。

スレートやガルバリウムは、価格の安さや施工しやすさ、流通の多さから、リフォーム会社にも人気の素材となっていす。

最もポピュラーなスレート屋根

スレートには2種類の素材があります。粘板岩で作られた天然スレートは、割れやすく現在では流通量は少なくなっています。

現在は、繊維をセメントで固めたスレート材が市販されています。

コロニアルはスレート屋根材の商品名

屋根材を調べる時によく目にするのが、「コロニアル」という素材です。

これはケイミュー社が発売しているスレート材の商品名で、全国的に普及し知名度を得た事から、スレートがコロニアルとも呼ばれるようになりました。

軽量でモダンな光沢を持つガルバリウム

金属製のガルバリウム鋼板は、光沢が美しく、屋根にモダンな印象を与えます。

さらに、軽い素材のため、家の構造に負担を掛けません。

そのため、地震の揺れにつられる事がなく、耐震性の面でもメリットを持っています。

日本瓦やセメント瓦が注目される理由とは

和風建築のお宅では日本瓦やセメント瓦が使われています。

釉薬が施された日本瓦は塗装がいらず、屋根材の中ではトップクラスの耐久性です。

一方、セメント瓦は日本瓦に比べると軽く、耐震性では勝っています。

北欧・南欧風住宅にテラコッタ瓦が人気

欧風建築は、屋根にテラコッタ瓦を使った様式が特徴です。

この様式を日本の住宅で再現するために、テラコッタ瓦が使われる事があります。

トタン屋根のリフォームはガルバリウムがおすすめ

トタン屋根は築年数の古い住宅で良く見かける屋根ですが、昨今の屋根リフォームではあまり採用されていません。

同じ金属の屋根材を使ってリフォームをお考えであれば、軽量で耐用年数も長い、ガルバリウムが適しています。

屋根材の種類別施工費用相場

・スレート(コロニアル): 約5500円
・ガルバリウム:約6000円
・日本瓦:約9500円
・セメント瓦:約7000円
・テラコッタ瓦:約1万5000円
・トタン:約4000円
※平方メートルあたりの費用

屋根の葺き替えが得意なリフォーム会社を探すには

自分が住んでいる地域で屋根の葺き替えリフォームをしてくれるリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。

リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住まいの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いた上で、適切で優良なリフォーム会社を紹介してくれます。

運営会社のエス・エム・エスは、東証一部上場企業なので、その点も安心です。

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屋根葺き替えリフォームの工事内容について

屋根葺き替えリフォームの費用は、先ほどご紹介した屋根材の施工費用に加え、足場の設置費用、既存の屋根の撤去処分費用、下地処理費用の4つが必要です。

さらに、職人の交通費などの諸費用が加わります。

屋根の作業に欠かせない足場設置費用

高所での作業となる屋根葺き替えでは、足場の設置が欠かせません。

足場は、作業員の転落防止や葺き替えで発生するホコリや粉じんを防ぐ養生シートを貼るためにも必要です。
・足場設置費用:約1000円/平方メートル

既存屋根の撤去処分費用

既存の屋根材を剥がし、産業廃棄物として処理します。
・撤去費用:1750~2300円/平方メートル

最も重要な下地処理費用

屋根葺き替え工事の最もポイントとなるのが、下地材の補修です。
・屋根下地補修費用:約2000円
・防水シート施工費用:500~1000円
※平方メートルあたりの費用

屋根葺き替えリフォームの諸経費の内訳

諸費用の内訳は、交通費や駐車場代など、リフォーム会社によって様々です。

工事費用の割合で決まる事もありますが、複数の項目を合算して提示するリフォーム会社もあります。
・諸費用:工事費用総額の6%〜10%

屋根葺き替えリフォーム費用の合計額の例

今回は、一般的な屋根リフォームで多く採用されているスレート材(コロニアル)と、最も施工費用が高額な日本瓦で、平均的な屋根面積を90平方メートルとした時のリフォーム費用相場を計算してみましょう。

スレート屋根の葺き替えリフォームの工事代

・足場設置・解体・搬出費用:約20万円
・既存屋根材撤去費用:約16万円
・屋根下地補修費用:約18万円
・防水シート(ルーフィング)施工費用:約5万円

葺き替えリフォームにおけるスレート材の施工費用

・スレート材施工費用:約50万円 

スレート屋根の葺き替えリフォームの費用合計

A.工事費用:60万円
B.屋根材施工費用:50万円
・諸経費(A+Bの6%〜10%):6万6000円〜11万円
合計:約117〜121万円

日本瓦の葺き替えリフォームの工事代

・足場設置・解体・搬出費用:約20万円
・既存屋根材撤去費用:約16万円
・屋根下地補修費用:約18万円
・防水シート(ルーフィング)施工費用:約5万円

葺き替えリフォームにおける日本瓦の施工費用

・屋根材設置費用:約86万円

日本瓦の葺き替えリフォームの費用合計

A.工事費用:60万円
B.屋根材施工費用:86万円
・諸経費(A+Bの6%):8万7600円
合計:約153万円

屋根リフォームで気を付けておきたい事

普段は見る事ができない屋根のリフォームは、リフォームの機会も少ないため、通常以上に注意して行う必要があります。

屋根材の種類や、下地の状態によっては、葺き替え以外の追加工事が発生する事を心得ておきましょう。

既存の屋根が石綿スレートの場合は要注意

2004年以前に製造されたスレート材には、有害な石綿(アスベスト)を含んでいます。

解体すると石綿が周囲に飛散し、吸い込む事で肺がん等の深刻な病気を引き起こす恐ろしい存在です。

石綿スレートは葺き替え工事ができない?

まずサンプリング調査をし、石綿の飛散防止対策を十分に行い、所定の届出を行う事で、石綿スレートの葺き替えは可能です。

しかし、石綿作業主任者の選任や、産廃処理費用が割高になり、通常の葺き替えよりも大掛かりになる事は覚悟しておきましょう。

屋根材よりも重要な、防水シートの点検を

雨水から家本体を守る屋根材ですが、雨の浸水を最終的に防いでいるのは、野地板に敷かれたルーフィングと言う防水シートです。

このルーフィングが傷んでいると、いかに丈夫な屋根材でも家を保護する事ができなくなります。

屋根リフォームは費用で比べないこと

約150万円の費用が必要になる葺き替え工事に対し、重ね張り工事は100万円以下に収まる事もあります。しかし、安易に予算だけで比べ、屋根の現状に適したリフォームを選択しなければ、屋根だけでなく家全体の強度を落とす事になってしまいます。

なぜ屋根から家の強度が落ちるのか?

屋根から生じる不具合には、雨漏りがあります。雨は家の構造材である木材を腐食させ、鉄骨材の錆びの原因となります。構造材が劣化すると、丈夫な外壁で覆われた家も、満足な強度を保つ事ができなくなってしまいます。

屋根の葺き替え対応の優良なリフォーム会社を見つけるには

ここまで説明してきた屋根の葺き替えリフォームの費用は、あくまで一例となっています。

正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。

そのとき大事なのが、複数社に依頼して必ず「比較検討」をするということ!

「リフォーム会社を自分で探して問い合わせするのが億劫...。」

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!