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2018年11月15日更新

木造と鉄筋コンクリートの耐震性を比較!それぞれの注意点も解説

注文住宅を購入したり賃貸する際に知っておくべき住宅の耐震性に関する基準や、耐震性を高めるためのポイントについて紹介します。木造と鉄筋コンクリート造の建物の耐震性について、それぞれの注意点や違いについてまとめました。

  • 【監修者】有限会社 鈴木商事 鈴木昭吉郎
  • この記事の監修者
    有限会社 鈴木商事
    鈴木昭吉郎
    代表取締役

住宅の耐震性について知っておくべきポイント

住宅の耐震性に関する基準は大きな地震が起こる度に改正されています。現在の日本における耐震性の基準や、耐震性を高めるために重要なポイントについてまとめました。

建築基準法の新耐震基準

建築物を建てる際に守らなければならない最低限の基準である「建築基準法」では、耐震性に関する基準も設けられています。現在の新耐震基準は1978年の宮城県沖地震を受けて1981年6月1日に改正されました。

新耐震基準では大地震が起きても人命に関わる大きな被害が出ないように「震度6強から7に達する大規模地震で倒壊・崩壊しないこと」「震度5強程度の中規模地震ではほとんど損傷しないこと」などが基準となっています。

旧耐震基準では「中規模地震で倒壊しないこと」という基準で、大規模地震についてはそもそも基準がありませんでした。旧耐震基準で建てられた住宅は、耐震診断を受けて現在の基準に適しているか調べるようにしましょう。

耐震等級

建物の強度を表す指標の一つである「耐震等級」は品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に沿った住宅性能表示で、1〜3までの3段階の等級に分かれています。建物の耐震性を判断する基準となります。

耐震等級1は建築基準法の耐震性能を満たす水準で、耐震等級2は等級1で想定される地震の1.25倍の地震が起きても耐えられる水準、耐震等級3は等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられる水準です。

住宅の耐震性を決めるポイント

建物の重さ、壁の耐力性、接合部の強度などが、住宅の耐震性を決める主なポイントとなります。

建物の重さ

古い木造住宅では、屋根に重い素材の土瓦や粘土瓦が用いられていることが多く、建物に大きな負担がかかります。軽量化された屋根材を用いることが、耐震性を上げるために有効です。

壁の耐力性

住宅の耐震性を決める大きな要因として壁の強度が挙げられます。木造、鉄筋造住宅共に壁面積を増やし、筋交いなどで壁の強度を上げたり建物のバランスを考えた壁の設置を行うとよいでしょう。

接合部の強度

大規模地震で倒壊・崩壊した住宅の多くが、柱や梁の接合部分が新耐震基準で定められた仕様と適合していなかったことが確認されています。接合金具を適切な箇所に配置するなどして接合部の強度を上げることが重要です。

木造住宅と鉄筋コンクリート造住宅の耐震性の違い

住宅は使用される材料によって「木造住宅」と「鉄筋コンクリート造住宅」などに分けられます。木造住宅と鉄筋コンクリート住宅における耐震性の違いについてまとめました。

木造住宅の耐震性の特徴

木造と鉄筋コンクリートの耐震性を比較!それぞれの注意点も解説

木造住宅は大きく「軸組工法」と「壁式工法」に分かれており、更にそれぞれの工法にパネルを組み合わせた「木造軸組パネル工法」や「木質パネル工法」などがあります。工法によって耐震性を確保する方法に違いがあります。

在来軸組工法で建てられた木造住宅の耐震性の特徴

軸組工法の中でも伝統的な工法である「在来軸組工法」は土台、柱、梁などを組み立てて建築する工法です。在来軸組工法は他の工法と比べて家全体の重量が軽く、地盤に負担をかけにくい特徴があります。

また、在来軸組工法は間取りの自由度が高いため、注文住宅を建てる際に適しています。

在来軸組工法では、柱と柱の間に筋交いなどを入れた耐力壁を家全体にバランス良く配置することで耐震性を確保することが可能です。耐力壁は筋交いの代わりに構造用合板などでできた面材を用いることもあります。

木造住宅の耐震性は2階建までは壁量計算によって決まっており、壁は木造住宅の耐震性において最も重要な構造体の一つです。2階建住宅の2階の壁の下に1階の壁がある割合が多い方が耐震性は上がります。

また、木材同士の接合部分は補強金物で結合するのが基本で、金物を入れる場所と金物の形は新耐震基準によって細かく定められています。

枠組壁工法で建てられた木造住宅の耐震性の特徴

壁式工法には「枠組壁工法」や「木質パネル工法」があります。枠組壁工法は2×4(ツーバイフォー)工法とも呼ばれ、2インチ×4インチの角材で作った枠に構造用合板などを打ち付けパネル状にし、これを床や壁として建物を構成します。

枠組壁工法は北米から日本に輸入された工法で、日本の注文住宅においても現在では一般的に使われています。

枠組壁工法では、壁パネルそのものが耐力壁となっているので、壁をバランス良く配置することで耐震性を確保します。建物にかかる荷重が壁全体に分散して伝えられるため、揺れが小さくなり、耐震性に優れています。

木造住宅の耐震性の注意点

新耐震基準は1986年に改正されましたが、木造住宅に関しては更に2000年に改正されています。大きな変更点は、地盤に応じた基礎の設計、接合部への金具取り付け、偏りのない耐力壁の設置を義務化したことなどです。

また、2000年基準では建物が建築される土地の地盤調査が義務付けられました。2000年以前に建てられた住宅に関しては、地盤調査が行われておらず土地に関する情報がほとんどわからない可能性もあります。

2000年基準以前に建てられた木造住宅の場合、土地の成り立ちを示した「土地条件図」によって地盤の強さをある程度予想することが可能です。

鉄筋コンクリート造住宅の耐震性の特徴

鉄筋コンクリート造とは、コンクリートの中に鉄筋を配して建てられた建物のことです。引っ張る力に強い鉄筋と、圧縮力に強いコンクリートを一体化させて建物を支えています。

阪神淡路大震災では新耐震基準で建てられた鉄筋コンクリート造の建物の被害が少なく、耐震性に優れていることがわかりました。

鉄筋コンクリート造には更に「ラーメン構造」「ブレース(筋交い)構造」「壁式構造」があります。柱と梁の接合部をしっかりと接合して建物の変形に対応する「ラーメン構造」が多く取り入れられています。

鉄筋コンクリート造住宅の耐震性の注意点

鉄筋コンクリート造住宅は、建物に重量があるため地震の際の揺れは大きくなりますが、倒壊・崩壊しにくい構造です。重い建物を緩い地盤に建てると家を支えることができないため、家を建てる前には地盤調査を行います。

2階建の家を建てる場合には、鉄筋コンクリート造では重量がとても大きくなってしまうために、建物が建築される土地の地盤が軟弱である場合には、建物を確実に支えるための地盤改良などを行う必要があります。

リフォームする際のポイント

もしリフォームを実際に行うとなった際には、ぜひお近くのリフォーム会社に一度ご相談することをおすすめします。

リフォーム会社に相談する時に一番気になるのは「いくらかかるのか」という金額の部分かと思います。

正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。

その際に、損をしないリフォームを実現するために重要なことが一点あります。

それは、リフォーム会社1社のみに現地調査と見積もりをお願いするのではなく、複数社に依頼して、必ず「比較検討」をする!ということです。

複数の会社に依頼する時のポイントは「同じ条件」で依頼することです。バラバラの条件で依頼をすると、正しい比較ができません。

このポイントをきちんと押さえ、複数の会社の提案を受けることでご希望のリフォームの適正価格が見えてきます。

「色んな会社に何度も同じことを伝えるのがめんどくさい…。」という方はカンタンに複数社を比較検討できるサービスもございますので、ぜひご利用ください。

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!