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2017年07月07日更新

断熱・遮熱の外壁塗装リフォーム費用や価格は?

暑い夏、寒い冬でも、過ごしやすい我が家を作るために欠かせないのが、住宅の断熱性です。今回は、遮熱・断熱塗料を使った外壁塗装リフォームや、その他の様々な断熱改修リフォームの費用相場などを、それぞれの注意点と併せてご紹介します。

  • 【監修者】ディバルコンサルタント株式会社 代表 明堂浩治
  • この記事の監修者
    ディバルコンサルタント株式会社
    明堂浩治
    大手建設会社20年勤務

断熱・遮熱塗料の特徴

断熱・遮熱塗料による外壁塗装の相場費用や、他の断熱改修リフォームの内容と比較するためにも、まずは「断熱」と「遮熱」の違いや、それぞれの塗料の特徴を知っておきましょう。

断熱と遮熱の違い

よく混同されてしまいがちですが、「断熱」と「遮熱」はそれぞれ異なる意味を持つ言葉です。

「断熱」とは、温かい空気が屋内と屋外で移動しないようにする機能のことです。屋外から入ってくる日射熱を緩和し、屋内に溜め込んだ暖かい空気を外に逃がさないという効果があります。

一方、「遮熱」とは屋内に入ってくる熱を反射する機能のことで、温かい空気を屋内に溜めておく機能はありません。

断熱塗料と遮熱塗料の中には、両方の効果を持つものもあれば、それぞれの単独の効果しか持っていないものもあります。

そのため、選ぶ塗料を間違えると、「断熱効果が欲しくて塗装をしたはずが、遮熱塗料だったために、冬場は昼間の日差しが室内に全く届かなくなってしまった」ということにもなりかねません。

断熱塗料の特徴

最も有名な断熱塗料に、日進産業の「ガイナ」があります。

ガイナはアクリルシリコン樹脂とセラミックをブレンドして作られた断熱塗料で、セラミックが周囲の温度に反応し、適温の状態を作ることによって断熱効果をもたらします。

また、遮熱効果も有していますので、断熱機能による冬場の寒さ対策だけでなく、夏場の部屋の温度上昇を防ぐ効果も持っています。

遮熱塗料の特徴

遮熱塗料には、大きく分けると「顔料系」と「セラミックビーズ系」の2種類があり、それぞれ特徴にわずかな違いがあります。

顔料系の遮熱塗料

顔料系の遮熱塗料は、日本ペイント、エスケー化研、関西ペイント、大日本塗料、スズカファインなど、各大手メーカーから販売されており、比較的リーズナブルな価格の塗料です。

赤外線を反射しやすい特殊顔料が含まれており、外壁の表面に塗装することで、屋外から届く日光を反射し、屋内まで熱が届かないようにすることができます。

セラミックビーズ系の遮熱塗料

このタイプは、日進産業、日本特殊塗料、アステックペイント、ミラクール、日本中央研究所などが販売しており、比較的価格が高い遮熱塗料です。

塗料の中に特殊なセラミックビーズが配合されてており、このビーズが赤外線を反射することによって遮熱効果を生み出します。

耐久性に優れた素材であるセラミックを使用しているため、気候の変化や表面の汚れで効果が左右されにくく、遮熱効果を長持ちさせることができます。

外壁の断熱・遮熱塗装リフォームの費用相場

遮熱塗料は、通常の外壁塗装用に使われる塗料の、中間グレードタイプと同等の価格で施工することができます。

一方、断熱効果を持つ塗料は材料代が高価になる分、通常の塗料を使った外壁塗装に比べると、リフォーム費用は割高になります。

断熱・遮熱塗料の外壁塗装費用

・断熱塗料:約6千円/平方メートルあたり
・遮熱塗料:約3千円/平方メートルあたり

一般的に外壁に使用されるウレタン塗料が、平方メートルあたりの施工価格約2千円ですので、断熱・遮熱塗料は外壁用塗料の中でも割高な部類と言えるでしょう。

仮に外壁を約100平方メートルとした場合、断熱塗料は約60万円、遮熱塗料は約30万円の施工費用となります。

ただし、外壁塗装には、足場設置費用や養生費用などが必要ですので、約20万円の工事費用が加わってリフォームの総費用となりますのでご注意ください。

なお、リフォーム会社やハウスメーカー、または地域の違いによって外壁塗装費用には差があり、断熱・遮熱塗料の種類でも費用は変動しますので、上記の相場はあくまでも参考価格です。

また、相場よりも明らかに安い見積もりをリフォーム会社から渡されたときは注意しなくてはなりません。

このようなリフォーム会社は、外壁塗装で最低限行わなければならない3度塗りや、高圧洗浄を省略していることがあります。無用なトラブルや施工不良を避けるためにも、見積もりの工事内容を必ず確認しておきましょう。

断熱・遮熱の外壁塗装が得意なリフォーム会社を探すには

自分が住んでいる地域で断熱・遮熱の外壁塗装をしてくれるリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。

リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住まいの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いた上で、適切で優良なリフォーム会社を紹介してくれます。

運営会社のエス・エム・エスは、東証一部上場企業なので、その点も安心です。

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各種断熱リフォームとの違いや費用

遮熱・断熱塗料を使った外壁塗装以外にも、住宅の外壁に行える断熱リフォームは、断熱パネルやグラスウールなどの断熱材を使ったものなど、様々な工法があります。

2種類の断熱工事と費用相場

断熱改修工事は、断熱材の施工方法の違いによって2種類に分けることができます。ハウスメーカーの中には、両方の断熱工法を取り入れた住宅商品を販売する所も登場するようになりました。

充填断熱工法

充填断熱工法とは、屋内側から壁や天井、床下などに、断熱材を埋め込む断熱改修工事です。

繊維状のガラス素材のグラスウールや、鉱物素材のロックウールといった素材を敷き詰めるものや、グラスウール材を機械で吹き付ける「吹き込み工法」、合板と一体になった断熱パネルを隙間に埋め込む「パネル工法」などもあります。

屋内側の構造体に断熱材を埋め込みますので、リビングなどの居室の内装をいったんすべて剥がさなければなりません。

工事費用を抑えるためにも、できるだけ壁クロスやフローリングなどの内装材リフォームと同時に行った方が良いでしょう。

・断熱材の価格:約800円/平方メートルあたり
・施工費用:約2万円

約140平方メートルの屋内壁であれば、既存の壁の撤去費用や、内装工事費用を含めると、約80万円が工事費用の相場です。

外張り断熱工法

外壁の屋外全体を、パネル状の断熱材で包む断熱改修工事です。

使用される断熱材は、プラスチック製の断熱ボードのほか、外壁材と断熱材がセットになったものなどもあります。

あるいは、古いサイディングを撤去せずそのまま残し、断熱材付きの新しいサイディング材を重ねる「カバー工法」と呼ばれる外壁リフォームの方法を、外張り断熱と呼んでいるケースもあります。

外張り断熱工法は、外壁全体が断熱材でカバーされるため、内側から隙間を埋めるだけの充填断熱工法に比べると、断熱性と気密性に優れ、さらに壁の内側に結露が溜まりにくいという特徴があります。

ただし、建物の周囲を完全に断熱材で密封してしまうと、屋内側からの湿気が外に逃げられなくなり、結露が生じて建物の腐食やカビの原因になってしまいます。

そのため、外張り断熱を行う場合は、外壁が通気工法で施工されていることが前提です。通気工法とは、外壁の内側に通気層を設け、結露が発生しても屋外に水分を排出できるようにする外壁の施工方法です。

近年の新築住宅では一般的な外壁の工法ですが、ひと昔前の住宅では通気工法が取り入れられていないケースもあるため、外張り断熱リフォームを行う前に、必ず通気層の有無を確認しておきましょう。

・外張り断熱の施工費用相場:約8千円/平方メートルあたり

平均的な外壁面積約100平方メートルの住宅であれば、諸費用を含めると、約100万円が外張り断熱工事の相場費用となり、充填断熱工事に比べると非常に高額になります。

プレハブ住宅の断熱リフォーム

「プレハブ」とは、工場で部材をあらかじめ生産し、現場で組み立てる、家づくりの工法の一種です。この工法で作られた住宅は、プレハブ住宅と呼ばれることがあります。

プレハブ住宅の構造材には、木質系やコンクリートなど様々なものが使われますが、主に使用されているのは軽量鉄骨の構造材です。

鉄は木やコンクリートに比べると熱を伝えやすい素材ですので、他の構造材が使われた住宅に比べると、断熱性能が非常に劣ってしまうというデメリットがあります。

そのため、プレハブ住宅では、建築後に外張り断熱リフォームが行われるケースも珍しくはありません。

しかし、本来断熱性能が低いプレハブ住宅は、外張り断熱工事に加えて、外壁の断熱塗装をセットで行うケースも多く、断熱リフォームは大掛かりなものになります。

・プレハブ住宅の外張り断熱工事費用:約160万円

断熱・遮熱の外壁塗装リフォーム対応の会社を見つけるには?

ここまで説明してきた断熱・遮熱の外壁塗装リフォームの費用は、あくまで一例となっています。

正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。

そのとき大事なのが、複数社に依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!