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2018年10月29日更新

純和風の京壁をリフォームしよう!塗り替え方法や費用をご紹介

和室の内壁に多い京壁は、経年劣化によって砂が落ちるなどの現象が現れることがあります。では劣化が現れた場合、京壁を壁紙などにリフォームすることは可能なのでしょうか。今回は塗り替えのタイミングや京壁をDIYで塗り替えする方法などもご紹介します。

  • 【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫
  • この記事の監修者
    株式会社フレッシュハウス
    樋田明夫
    営業戦略室 室長

京壁とは?

純和風の京壁をリフォームしよう!塗り替え方法や費用をご紹介

 
京壁とは、上塗りに土を用いた塗り壁のことを指し、別名「聚楽(じゅらく)壁」とも言います。

元々関西地方で採れた色土を塗って仕上げた壁のことを京壁と言われていましたが、樹脂をベースにした京壁が全国に広まり、樹脂入りの土壁も京壁と呼ばれるようになりました。
 

土壁のひとつである京壁

土壁とは左官仕上げの塗り壁を指す言葉として用いられるため、京壁は土壁のひとつです。したがって、漆喰壁や砂壁なども土壁のひとつということになります。

一方、砂壁と京壁の違いはどこにあるのでしょうか。砂壁は、川砂を使用し滑らかで美しい仕上がりなのに対し、京壁は関西地方で採れる色土を原料としたものになります。

したがって、砂壁と京壁の違いは主原料が違うということになるでしょう。

京壁のメリット

京壁のメリットは以下の通りです。

  • 調湿機能
  • 消臭機能
  • 防火性がある
  • 天然成分のためシックハウス症候群になりにくい
  • 音が漏れにくい
  • 塗り替えにかかる工期が壁紙の工期より日数が短い

京壁のデメリット

京壁のデメリットは以下の通りです。

  • 施工工期が長くなる
  • 費用が他の壁紙と比べ高くなる
  • 地震の際ヒビが入りやすい
  • 汚れがつきやすい
  • 掃除が難しい
  • 擦れると傷がつきやすい
  • 補修が難しい

 

京壁のリフォームのタイミングは?

 
ひと昔前の和室の内壁に施工されていた京壁の、リフォームをするタイミングはいつがいいのでしょうか。リフォームの目安となるサインを見ていきましょう。
 

砂がぽろぽろ落ちる

経年劣化によって剥がれたり亀裂が入ることによって、触れていないのに砂がぽろぽろ落ちたり、触って砂が落ちるようになったらリフォームの時期が近付いていると言えます。

シミ、汚れ、傷、カビがとれない

シミや汚れ、傷は長年の手あかや擦れなどが原因で起こります。このような汚れなどは、掃除で完璧に落とすことはなかなか難しいため、塗り替えなどのリフォームが必要になります。

また、カビは室内が常に湿度が高い状況が続き、調湿機能に対し湿度が高すぎるサインになります。床下などに水たまりができていたり雨漏りの疑いも考慮されるとよいでしょう。

カビを放置していると、空気中にカビの胞子が飛び健康に影響が出る恐れがありますので、専門家にカビの除去のクリーニングを依頼するといいでしょう。

色あせ、日焼けがある

経年劣化で発生した色あせや日焼けも、掃除できれいに除去するのは難しいと言われています。京壁の色あせや日焼けが気になったらリフォーム業者に相談してみると良いでしょう。
 

京壁の3つのリフォーム方法

 
和室の京壁にはボードで覆って塗り替える方法、下地調整後塗り替える方法、下地調整後クロスを貼る方法の3つのリフォーム方法があります。

では、3つのリフォーム方法の詳細を見ていきましょう。
 

ボードで覆って塗り替える

1つ目は、柱ごとベニヤ板や石膏ボードで覆って塗り替える方法です。柱は壁に隠れるため、一般的な洋室のような柱が見えない内壁になります。

京壁に劣化現象が現れている状態でフォームをする場合、そのまま上塗りなどをすると壁自体が崩れてしまう恐れがあります。劣化の状況が表面的なものなのか土壁が塗られている下地も傷んでいるのかの見極めが必要です。

そのため、リフォームをする際は京壁の上にベニヤ板や石膏ボードを設置し、土台となる下地をしっかり補強した上で塗り替える必要があります。

下地調整後塗り替える

2つ目は、柱以外の壁(柱間)を塗り替える方法です。既存の京壁の表面をそぎ落とし、プライマー(下地剤)を塗布して、土壁などの上塗り材がしっかり密着するようにします。

柱は残した状態ですので、昔の和室のような趣を残すことができます。

下地調整後クロスを貼る

3つ目は、柱以外の壁(柱間)にベニヤ板や石膏ボードを貼りクロスを貼る方法です。京壁には凹凸があり直接クロスを貼るとクロスに響く可能性があるため、ベニヤ板や石膏ボードを京壁の上から貼っていきます。

塗り替え同様、柱は残るため木の柱がアクセントになり、和風でレトロな印象を与えることができます。
 

京壁リフォームの費用相場

純和風の京壁をリフォームしよう!塗り替え方法や費用をご紹介

 
では、京壁リフォームにかかる費用相場を見ていきましょう。
 

京壁の塗り替え価格相場

京壁の塗り替え価格相場は以下の通りです。

【京壁に塗り替えた場合(和室6畳)】

  • 床の間がある場合:約6万5,000円~約9万円
  • 床の間がない場合:約5万5,000円~約8万円

塗り替え価格は押入の数や窓、床の間の有無によって壁面積が変わるため金額が変わります。その他にも壁の状態が酷いときは、修復作業などが必要なため費用がプラスされることがあります。

クロスに貼り替える場合の費用相場

京壁からクロスに貼り替える場合の費用相場は以下の通りです。

【京壁からクロスに貼り替える場合】

  • 費用相場:約9万円~約13万円

京壁にクロスを貼り替える場合、京壁の状態によって下地調整が変わります。京壁の状態が良い場合はパテで下地処理をし、その上から貼れる場合もありますが京壁の状態が酷い場合はべニア板や石膏ボードになるため金額に差が場合があります。

見積もり時に既存の京壁の状態を見てもらい、下地調整などを含めた金額を提示してもらうといいでしょう。
 

京壁の塗り替えはDIYすることも可能?

 
近年機能性がある自然の壁材として珪藻土などとともに選ぶ人が増えていますが、京壁はDIYで塗り替えすることも可能です。ホームセンターや通信販売などでは、土壁をDIYできるセットなどが販売されています。

しかし、京壁などの土壁をDIYするときに表面に凹凸が残ってしまうと、割れや剥がれの原因になることがあるため、表面を均一にする必要があります。

もし、京壁の表面を美しく均一な仕上がりにしたい場合は専門業者に依頼した方がいいでしょう。
 

京壁塗り替えDIYの手順とコツ

京壁の塗り替えDIYの手順は以下の通りです。

養生した後剥がれている部分や表面を落とす

まず、床や柱など塗りたくない部分をシートやテープなどで養生する。既存の壁がクロスの場合、つなぎ目や剥がれている部分などをそぎ落とし、土壁の場合は表面をほうきなどでなでて土を落していく。

【コツ】つなぎ目や剥がれた部分をそのままにして京壁に塗布をすると、はがれていたところから下地ごとめくれてきたり仕上がりがデコボコになってしまったり一緒に剥がれてしまうことがあるため、凸凹している部分は取り除くと良いでしょう。

補修・下地調整

壁に穴が開いていたらパテなどで補修をします。また、既存のひび割れにファイバーテープを貼って補強をするとよいでしょう。

あく止め

下地のあくが染み出ることがあるため、ガードシーラーなどであく止めをします。(場合によっては省かれることもあります)

下塗り(あく止め)

下地のあくを止めや吸い込み防止、乾きムラをなくすために京壁にする部分全体的にシーラー(下地剤)を塗布し表面を固めていきます。木工用ボンドと水を混ぜたものを代用することもありますが、基本的には専用シーラーがおすすめです。

【コツ】既存の壁が土壁の場合、土や砂を固める必要があるので1回目が乾燥した後さらに2~3回塗ると良いでしょう。塗る際は均一に仕上げるようにすることで、仕上がりが良くなります。

壁材を塗って仕上げる

下塗り材が乾いた後、既存の土壁の表面に光沢が出ていたら左官ごてを使用し上塗りをします。壁材をコテ裏に半分程度とったら、コテを下に返し横に広げるように薄く塗布していきます。最終的に塗った壁材の厚さは下地も含めて2cmが目安です。塗り替えなどで表面に塗られる壁の材料は1~2㎜程度になることが多いようです。

【コツ】とにかく均一になるように注意しましょう。仕上がりをより美しくしたい場合は2~3回塗布するのがおすすめです。
 

リフォームする際のポイント

もしリフォームを実際に行うとなった際には、ぜひお近くのリフォーム会社に一度ご相談することをおすすめします。

リフォーム会社に相談する時に一番気になるのは「いくらかかるのか」という金額の部分かと思います。

正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。

その際に、損をしないリフォームを実現するために重要なことが一点あります。

それは、リフォーム会社1社のみに現地調査と見積もりをお願いするのではなく、複数社に依頼して、必ず「比較検討」をする!ということです。

複数の会社に依頼する時のポイントは「同じ条件」で依頼することです。バラバラの条件で依頼をすると、正しい比較ができません。

このポイントをきちんと押さえ、複数の会社の提案を受けることでご希望のリフォームの適正価格が見えてきます。

「色んな会社に何度も同じことを伝えるのがめんどくさい…。」という方はカンタンに複数社を比較検討できるサービスもございますので、ぜひご利用ください。

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!