2024年04月11日更新

監修記事

洗面台の設置費用はどのくらい?工事内容や増設費用、施工事例を紹介

朝の忙しい時間帯や帰宅時に、家族や訪れた人が洗面所や洗面台を使用するために混雑することもあります。ライフワークを楽にすることができ、ゆとりを創りだせる洗面所や洗面台の増設や増築は、リフォームの価格が気になるところ。その費用と相場をまとめました。

洗面所や洗面台を増設できる場所は?

洗面台を増設するのにおすすめの場所があります。

ここでは、おすすめの理由と設置するメリットについて解説していきます。

浴室付近

浴室付近に洗面台を増設すると、洗面台が脱衣スペースと併用して使用することができます。

現在は浴室と洗面台がセットになっているのが大半ですが、昔からの家では洗面台と浴室が別々になっていることが多くありました。

浴室の近くに洗面台があると、入浴から洗面や歯みがきまで、一連の流れで行うことができます。

2階

2階に洗面台を増設すると、2階にいる家族が1階まで降りることなく洗面台を使用することができます。

家の各階に洗面台が設置されていれば、朝出かける前に1階に1つしかない洗面台が混雑するということも緩和されます。

また、2階で急に水が必要になった場合にも洗面台があると便利です。

寝室

寝室に洗面台を設置するのもおすすめです。

就寝前にメイクを落としたり、歯をみがく時に1階の洗面台まで行かなくて済み、洗面台が寝室の近くにあると動線が短くなり使い勝手が良くなります。

また、家族に要介護者がいる場合も、寝室から洗面台まで移動することが少なくなるので介護の負担を減らすことができます。

庭への出入り口付近

庭に向かう出入り口付近に洗面台を増設するのも良いでしょう。

庭でのガーデニングやDIY作業などを行った後、汚れた手を洗うのに洗面台が近くにあると便利です。

庭木に水をやりたい時にも、洗面台に水道ホースをつなぐこともできます。

洗面台を増設するメリット

洗面台を増設するメリットについて解説していきます。

洗面スペースを分散できる

洗面台を増設することで、洗面・手洗いのスペースを分散できます。

洗面台が家に1つしかないと、朝の忙しい時間帯は洗面台を使いたい家族が集中することが多く、混雑します。

1人が洗面台を使用していると他の家族が使えないので、これが毎朝続くとストレスとなってしまいます。

洗面台をもう1つ増設すると、洗面台を使うまでの待ち時間を解消することができます。

毎朝の慌ただしい時間帯に洗面所が使えないストレスから解放されるでしょう。

水源を増やして動線を改善

洗面台を増設することで、使用できる水源を増やすことができます。

2階で掃除をしている時、水を汲むために1階まで往復する必要がなくなります。

ちょっと手を洗いたい時に、わざわざ2階から1階まで降りなければならないのは、それが毎日のこととなるとストレスを感じるでしょう。

洗面台を増設すれば、そんなストレスからも解放され、洗面所までの動線を改善させることができるのがメリットです。

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洗面台の設置にかかる期間は?

洗面台を設置するにはどれくらいの期間がかかるのでしょうか。

洗面台を設置するだけであれば短期間で済みますが、配管工事が必要となった場合には期間を要する可能性があります。

洗面台の増設にかかる期間は、取り付けのみの場合は約半日〜約1日です。

洗面台の設置以外に給排水工事や電気工事などを伴う場合は、さらに期間を要するので、事前に作業期間がどれくらいかかるのか業者に確認する必要があります。

洗面台の増設に必要な工事内容と費用相場

新たに設置する洗面所や洗面台のリフォーム工事の場合、交換や取り付けのみの工事とは異なります。

床の開口や水道の配管工事が関係するため、明確な費用を算出するためには図面が必要になる場合が多くあるからです。

実際に必要とされる工事と価格の相場は…

  • 洗面台(幅60cm・75cm・90cm・120cm):約7~50万円
  • 洗濯機設置用盤(640mm角):約3万~4万5000円
  • 床開口新規開設:約4万~8万円
  • 配管工事:約5万~20万円
  • 諸経費(産廃処理等も含む):約1万~3万円
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洗面台の取り付けや増設リフォームにかかる費用の相場は?

洗面台の増築や増設はデザインや機能により価格が変動します。

シンプルで基本的な機能の製品で行う設置は最も使用されている75cm幅は約10~20万円が費用の相場です。

新たに設置する時は「幅」や「奥行」から選んで、リフォームするのがお勧めです。

洗面台ユニットの幅サイズは、60cm・90cm・120cmなどからも選ぶことができます。

新たに設置する場所やリフォームのスペースにより、デザインもグレードも変えることも可能です。

モダンなタイプには広さを感じさせるデザインが多数あり、ゆとりのある感覚を引き立たせます。

グレードアップした洗面台の場合、75cm幅で約25万円が相場です。

人気メーカー別おすすめ洗面台

洗面台の人気メーカー5社のおすすめ商品をご紹介します。

LIXIL「ルミシス」

画像出典:リクシル

LIXILの高級洗面台「ルミシス」は、美しさと使いやすさを追求した洗面台です。

洗面ボウルとカウンターが一体化しているので、普段のお手入れが簡単になります。

洗面ボウルには、LIXILが独自に開発した「ラピシア」を採用しており、大理石の美しさを追求しました。

照明には「フェイスフルライト」を縦に配置することで、メイクをしている時に顔に影ができにくくなりメイクのむらを解消できます。

水栓をタッチレスにすることで、手をかざすだけで水を出したり止めたりすると共に自動、手動の切り替えも簡単に行えます。

TOTO「エスクア」

画像出典:TOTO

TOTOの「エスクア」は、セミオーダー感覚で自分の好みに合わせることができるハイグレードの洗面台です。

フロートタイプや、キャビネットタイプ、カウンタータイプなど6種類のタイプから色々なスタイルにカスタマイズできます。

さらにカウンターと洗面ボウルは3種類の中から選ぶことができ、人工大理石を使用した一体型の「クリスタルカウンター」「マーブライトカウンター」は、高級感と使いやすさにこだわっています。

TOTOは陶器で有名なメーカーですが、その独自の技術が洗面ボウルにも採用されており、表面をツルツルにした「セフィオンテクト」が汚れをつきにくくしてくれます。

水栓の種類は10種類もあり、いずれもデザイン性が高く高級感をプラスしてくれる一品です。

タカラスタンダード「エリーナ」

タカラスタンダードの「エリーナ」は、天然水晶のような風合いを持ったカウンターと、洗面ボウルの配置位置を好みに合わせて選ぶことができなど、美しさと使い勝手にこだわった洗面化粧台です。

洗面台のプランを3種類から選ぶことができます。

「片寄せボウルプラン」は、メイクやスキンケアをゆったり座りながら行うことができ、手の届く範囲にタオルや小物を置けるので便利なプランです。

「センターボウルプラン」は、ボウルのサイズを豊富なラインアップの中から選ぶことができ、広々と使えるワイドボウルは大容量で色々な用途に応えてくれます。

「ツインボウルプラン」は、2つのボウルを設けることにより、朝の混雑する時間帯にも待たずに身支度を行うことができます。

又、1つのボウルに洗濯物を漬けおきしながら、もう1つのボウルで顔を洗ったり歯みがきをするような使い方もでき、家事時間の短縮にもつながる重宝されているプランです。

パナソニック「Lクラスドレッシング ラシス」

画像出典:パナソニック

パナソニックの「Lクラスドレッシング ラシス」は、毎日使う洗面台の細部に着目し、使いやすさやお手入れのしやすさだけではない、品質の高さと完成度の高いデザイン性が特長の洗面台です。

広々と使えるカウンターは、天然石調の風合いが美しく重厚感のある「グラリオカウンター」とやわらかいフォルムの「ベッセルボール」の組み合わせのタイプや、人造大理石のボウルと同素材で一体成型されたカウンターのタイプなど、自分に合ったカウンターを選ぶことができます。

カウンターには、汚れや水アカがつきにくい「スゴピカ」素材が施されており、サッと拭くだけで汚れが落ちるため、日々のお手入れも簡単になり美しさを保つことができます。

キャビネットにもこだわりがあり、「ローキャビネット」はキャビネットがベンチに早変わりするため、より広くすっきりとした印象の洗面所空間を創り出します。

クリナップ「ティアリス」

画像出典:クリナップ

クリナップの「ティアリス」は、洗面所をまるでリビングのようにくつろげる空間にすることをコンセプトにした洗面台です。

洗面台のいたるところにステンレスが採用されており、洗面台の美しさと耐久性が長く続くように考えて作られています。

「アクリストンクオーツカウンター」は、天然石の上質な模様と透明感を再現しているデザインで、衝撃に強く傷がつきにくいのが特徴です。

また、そのカウンターと一体型の「流レールボール」も、髪の毛や泡が水と一緒に排水口に流れ込むように設計されており、日々のお手入れを軽減してくれる、すぐれものです。

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洗面台を増設する際の注意点

洗面台を増設する際には、次に挙げる注意点があるので解説していきます。

設置スペースを確認

洗面台の一般的なサイズは、間口が600mm、750mm、900mm、1200mm、1650mmなどの主に5つ、奥行きは500mm〜600mmです。

また、床から洗面ボウルまでの高さは、800mm〜850mmの範囲が一般的です。

設置を予定しているスペースが、洗面台がきちんとおさまる寸法を確保できているか確認しましょう。

配管や電気配線を確認

配管が配置されている場所や電気の配線を確認しておくことも重要です。

排水配管の場所が遠くて、洗面台が設置できないこともしばしばあります。

また、電気配線が届かなくて照明が点かない、ドライヤーなどが使用できないということも考えられるので、事前に確認しておきましょう。

場合によっては、配管工事をし直したり、電気の配線を変えなければならなくなり、予想外の工事費用が追加で発生してしまうこともあります。

高さがあっているか確認

洗面台全体の高さは、収納キャビネットが付いているタイプであれば1900mmが一般的です。

収納キャビネットが手の届く範囲の高さにあるか、洗面台の掃除がしやすい高さであるかは重要なポイントとなります。

毎日使う洗面台なので、腰をかがめて顔を洗っていると腰を痛めてしまう可能性もあるでしょう。

そのため、洗面台のボウル上端の高さについては事前に確認することが必要です。

洗面台を増設出来ない場合の対処法

従来通りの工事では洗面台が増設できないケースもあります。

しかし排水圧送ポンプを使えば、いままで洗面台の増設が難しかった場所でも大掛かりな工事をせずに水回り機器の設置できることがあります。

ここでは従来の工事では洗面台が増設できないケースと、その解決法として「SFA」の排水圧送ポンプを紹介します。

洗面台の増設ができないケースとは

洗面台の増設が従来の工事ではできないケースとは、洗面台の増設場所から既存の排水用の配管までの距離が遠い上に、排水に必要な排水勾配をとって配管するための、床下スペースがない場合です。

また地下室で配管が配備されていない場合も洗面台の設置ができないことがあります。

「SFA」の排水圧送ポンプで洗面台の増設が簡単に!

水回りの増設において、排水配管の工事がネックとなり洗面台の増設ができないときには、SFAの排水圧送ポンプを使えば、大掛かりな工事をせずに洗面台の増設ができるようになるケースがあります。SFAは、60年歴史と1000万台の販売実績があるフランス発祥の排水圧送ポンプの先駆的メーカーです。

SFAの「サニシャワープラス」は、とても小型で排水を上に圧送することができ、排水勾配を気にせず、雑排水を排水することができます。

また、排水配管を上方向に伸ばすこともできるようになるため、排水設備のない地下室などにも洗面台の増設ができるようになるでしょう。

「サニシャワープラス」の特徴と価格

「サニシャワープラス」は洗面台や手洗い器などに使用できる排水圧送ポンプです。SFAのポンプの中でも最小サイズで、洗面台下のキャビネットの中にでも設置できます。

「サニシャワープラス」は、配管の勾配が1%で 横引き30m先まで排水を流せるほど強力な圧送能力を持っています。

<製品情報「サニシャワープラス」>

設置推奨機器 手洗い器、洗面化粧台、冷凍ショーケース(ドレンアップ)
大きさ 幅32㎝×奥行約17㎝×高さ約15㎝
耐用温度 35℃
重量 4.0㎏
価格 106,700円(税込み)
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洗面台の設置費用を抑えるコツ

洗面台の設置費用を抑えたいという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、洗面台の設置費用を抑えるコツをいくつかご紹介します。

リーズナブルなメーカーを選ぶ

洗面台の有名メーカーの商品は、価格も高額である場合が多いです。

リーズナブルなメーカーの商品を選ぶことで、設置費用を抑えることができます。

あまり知られていないメーカーであっても、よく探してみれば自分に合った洗面台を見つけることができるかもしれません。

必要な機能やデザインを見極める

洗面台に必要な機能やデザインを見極めることも重要なポイントです。

あまり使わない機能が加わって予算より価格が上がってしまうことがあるので、必要な機能に留めておきましょう。

デザインもシンプルなものにすることで価格を安く抑えることができます。

相見積もりを取る

洗面台を設置する際に、複数の業者から相見積もりを取ることも設置費用を抑えるポイントです。

業者によって取り扱っているメーカーが異なるため、設置費用に差が出ることがあります。

複数の業者から相見積もりを取るなら、ハピすむがおすすめです。

全国1,000社以上の業者の中から、無料で簡単に相見積もりを取ることができます。

こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。

新たに増設した洗面所や洗面台の施工事例

2階の寝室のバルコニー入り口に新設

築21年の一戸建て住宅。家族の人数を考えても1カ所しかない洗面所は、常に混雑します。

そこで、一番大きなベッドルームに洗面台を取り付けることにしました。

ドレッサーを処分し、幅90cmでインテリアに合わせたウッド系のデザインにグレードアップし、インテリアのように設置しました。

  • 洗面台(幅90cm):約30万円
  • 新規床開口:約5万円
  • 配管工事:約11万円
  • 洗面台周辺クロスを防水タイプに張替え:約4万5000円

(合計)50万5000円

1階にガーデンルームと洗面所を増築

築11年の一戸建て住宅。2階にキッチンや洗面所スペースがありますが、洗濯物を干すスペースを1階に作るため計画したガーデンルームに、洗濯スペース付き洗面所を増設しました。

部屋の増築よりもガーデンルームの方がお洒落で安く、水回りの心配が少ないことで明るい部屋のようなスペースができました。

洗面台の設置取り付けや増設にかかる工事費用は?
  • 洗面台(幅75cm):約16万円
  • 洗濯機設置用盤(640mm角):約3万円
  • 配管工事:約6万円
  • ガーデンルーム:約35万円

(合計)60万5000円

2階の階段付近に洗面台を増設

築22年の一戸建て住宅。2階に家族や来客のために、洗面スペースを計画しました。

配管工事が気になりましたが、洗面台を新たに増設しました。

  • 洗面台(幅75cm):約12万円
  • 配管工事:約8万円

(合計)20万円

洗面台のリフォーム費用に関してはこちらの記事でも詳しく説明しています

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】岩納年成

大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。

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