2024年01月24日更新

監修記事

樹脂サッシに交換するリフォームの価格・費用の相場は?

冬の寒さや夏の暑さを低減する複層ガラスの樹脂サッシにリフォームしたい方は必読です。まずは樹脂サッシの価格や交換費用を知ることです。アルミサッシと比べて相場はどれぐらい違うのでしょうか。費用にかかわる情報を詳しく解説します。

アルミサッシより断熱性の高い樹脂サッシ

省エネ効果を求めるなら、断熱性や気密性に優れている複層ガラスの樹脂サッシがおすすめです。

欧米では主流となっていますが、日本では寒冷地に使用されてはいるものの、まだあまり普及していません。

樹脂サッシの価格はアルミサッシに比べて高く、イニシャルコストはかかりますが、エアコンの使用を抑えられるため省エネに繋がり、長い目でみればランニングコストが低くなるメリットがあります。

樹脂サッシに交換するリフォームの価格・費用の相場は?

断熱性アップのリフォームを検討しているなら、サッシの交換費用も予算に組み込まなければなりませんね。

サッシ価格と交換費用の相場をまとめたので、参考にしてください。

樹脂サッシの価格相場は?

メーカーや窓のサイズによって、費用が大きく変わります。

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樹脂サッシの交換費用は?

樹脂サッシにリフォームする場合、サッシの枠ごと交換するか、内窓として既設の窓に後付けするかの2通りの方法があります。

樹脂サッシに交換するリフォームの価格・費用の相場は?

サッシごと交換する場合は、壁や外壁材も壊すことになるので、大掛かりな工事になり費用もかかります。

内窓として取り付ける場合は数時間で施工もでき、費用もそれほどかかることはないでしょう。また壁や外壁材を傷めず窓枠、サッシ枠をそのままにカバー工法でサッシを交換する事も出来ます。

サッシの枠ごと交換する場合の工事費用

解体や廃材撤去費用:約5~10万円
工事費:15~20万円(窓の大きさによる)

後付けの内窓の取り付け費用

工事費:5~8万円(窓の大きさによる)

リフォーム総額をまとめてみると…

外窓(サッシ枠ごと交換する場合)
・掃き出し窓:約30~50万円
・腰高窓:約25~45万円

内窓(既設の窓に後付けする場合)
・掃き出し窓:約10万~15万円
・腰高窓:約7~10万円

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欧米圏では標準の樹脂サッシ

日本の住宅でサッシと言えばアルミを思い浮かべると思いますが、欧米などの先進国では樹脂サッシが標準と言ってもよいでしょう。

樹脂サッシは、断熱性と気密性に優れた樹脂製のサッシで、50年ほど前にドイツで生まれました。

厳しい寒さの環境でも快適に過ごすことができ、省エネ効果もある樹脂サッシは欧米圏で広がり、現在ではアメリカ、イギリス、フランス、韓国などの先進国で60%を超える普及率となっています。

これらの国々では、開口部である窓に厳しい断熱基準があるため、基準を満たしていないと家を建てることができないのです。

樹脂サッシにリフォームするメリット・デメリットは?

日本でも徐々に普及し始めた樹脂サッシ

日本では使用できる窓の断熱基準が厳しくないことから、樹脂サッシの普及率は北海道や東北の寒冷地で90%で東北以西では取付け経験が豊富な業者は少ないと言われていますが、メーカー指定業者であれば全国どこでも問題なく取り扱いできます。

樹脂サッシは従来のアルミ製サッシに比べて断熱効果・結露防止・防音効果など様々な性能があることから需要も増えつつあります。

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窓を樹脂サッシにリフォームするメリット

欧米で広く普及している樹脂サッシはどのような利点があるでしょうか。アルミサッシと樹脂サッシを比較しながら、メリットとデメリットについて詳しく解説します。

樹脂サッシの利点・低い熱伝導率で断熱効果

樹脂サッシの最大の利点は熱伝導率の低さにあります。

アルミと比べると樹脂の熱伝導率は1000分の1ほどです。鍋に例えると、鍋部分は熱が伝わりやすいアルミ、取っ手は握っても熱くないように樹脂製です。

つまり熱伝導率が低いことで、家の中に外気が伝わりにくく断熱効果が高くなるのです。

樹脂サッシの利点・寒さだけではなく暑さも低減

夏の外気の熱は、約70%が窓から室内に伝わると言われています。猛暑日にエアコンの効きが悪いと感じるのもそのためです。樹脂サッシは遮熱効果もあり、エアコンの使いすぎを抑え節電に繋がることもメリットです。

樹脂サッシの利点・温度差をなくしヒートショックを防ぐ

寒い冬、お風呂場が冷え切っていると部屋との温度差によりヒートショックを起こす危険性があります。樹脂サッシは外の冷気を遮断して部屋間の温度差を少なくし、ヒートショックを防ぐメリットがあります。

樹脂サッシの利点・遮音効果で騒音をシャットアウト

飛行機の音や工事の音などの騒音はストレスですね。樹脂サッシは気密性が高いので、遮音効果においても優れているメリットがあります。

樹脂サッシに複層ガラスを合わせることで、JISで定められているT-2等級(20dB)をクリアできる遮音性能が得られます。

リフォームに適している内窓タイプではさらに遮音効果が高くなり、T-4等級(40dB)ほどの性能が見込まれます。

樹脂サッシにリフォームするメリット・デメリットは?

樹脂サッシの利点・樹脂ならではの豊富なデザイン性

アーチ型や出窓など、さまざまなスタイルに成型できるのは樹脂ならではのメリットです。

また、カラーバリエーションも豊富で、外側と内側で色を変えることも可能です。外観と内装にそれぞれ合わせてコーディネートすると素敵ですね。

おすすめの樹脂サッシのメーカーはこちらの記事で紹介しています

樹脂サッシに交換するデメリットは?

樹脂サッシのさまざまな利点をご紹介しましたが、欠点もあるのでは?と思いますよね。樹脂サッシに交換するデメリットをまとめました。

樹脂サッシの欠点・価格が高い

アルミサッシに比べると、樹脂サッシの価格は高いことがデメリットです。しかし省エネ効果があるので、初期費用がかかったとしても電気代が安くなることを考えればリフォームは正解かもしれませんね。

樹脂サッシの欠点・アルミサッシに比べると重い

樹脂サッシよりアルミサッシの方が強度があります。樹脂サッシは強度を上げるために、使用する樹脂の量が多いので、アルミサッシより重くなる傾向にあります。

重さの点ではデメリットといえますが、最近では樹脂サッシも年々改良されそれほど重くない商品も増えています。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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