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2018年10月03日更新

【床の傾き】許容範囲はどのくらい?測定から修理方法まで徹底解説!

住宅内で丸いものを置いたときに勝手に転がるなど違和感を感じたことはありませんか?もしかしたら住宅内で感じる違和感は床の傾きによるものかもしれません。今回は床の傾斜許容範囲や原因、身体に及ぶ健康被害について詳しくご紹介します。

床の傾きの許容範囲とは?

【床の傾き】許容範囲はどのくらい?測定から修理方法まで徹底解説!

 
住宅内でドアの開閉がスムーズにできなかったり、丸いものが勝手に転がるなどの経験をしたことはありませんか?建物の床の傾きには「許容範囲の基準」があり、傾きが酷い場合健康被害に影響を及ぼす恐れがあります。

では、床の傾きについて詳しく見ていきましょう。
 

国土交通省の技術的基準

まず、国土交通省では「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で、一定の傾き(角度)で起こりうる健康被害の可能性をあらわした基準があります。

【傾きが3/1000未満の場合】

  • 角度:0.06~0.17
  • 健康被害など:自覚症状なし

【傾きが3/1000以上~6/1000未満の場合】

  • 角度:0.23~0.34
  • 健康被害など:自覚症状なしまたは傾斜を感じる

【傾きが6/1000以上の場合】

  • 角度:0.4~9
  • 健康被害など:めまい・頭痛・牽引感・ふらつき・睡眠障害など生活に支障をきたす

上記のように、床の傾きが酷くなるほど違和感を得たり生活に支障をきたすようになります。

一般的な許容レベルとは?

一般的な傾きの許容レベルは新築住宅が3/1000、中古住宅で6/1000が目安と言われています。

しかし、3/1000以下であれば健康被害はないと断定されるわけではありませんし、もし6/1000以上の傾きがあっても、通常通り生活ができれば「許容範囲」とされるケースもあります。

床の傾き具合で瑕疵担保責任の追及ができる

瑕疵とは簡単に言うと「欠陥」という意味になります。床の傾きが酷く生活に支障をきたすような瑕疵が存在した場合、当該住宅の販売者または建築した者が買主に対して10年間住宅の修復などを保証しなければなりません。

このとき先程ご紹介した「住宅の品質確保の促進等に関する法律」にある床の傾きの基準によって瑕疵の有無を判断することができます。

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の床の傾き基準は以下の通りです。

  • 傾きが3/1000未満:構造部分に瑕疵がある可能性が【低い】
  • 傾きが3/1000以上~6/1000未満:構造部部分に瑕疵がある可能性が【一定程度存在】
  • 傾きが6/1000以上:構造部分に瑕疵がある可能性が【高い】

※この基準は長さが約3m以上の2点間における傾斜目安となりますので、長さが約3m以下の場合はこの基準に当てはまらないことがあります。
 

床の傾きの測定方法

 
住宅内での違和感を感じたときに簡単にできる床の傾きを測定する方法を3つご紹介します。
 

スマホアプリを使用する

床の傾きはスマホアプリを利用することで、簡単に床の勾配を測定することができます。スマホアプリの種類によっては傾き度合いを測定できる水準器機能や、距離を測定する機能が搭載されているものもあります。

水平器を使用する

床が傾いているかどうかを確認するために、水平器を使用して測定することができます。水平器にはアナログとデジタル表示がありますが、デジタルの方が細かな数字を確認することができるためおすすめです。

ビー玉を使用する

定番のやり方ですが、ビー玉などを使用する方法もあります。ただし、水平器やスマホアプリのように正確な数字を導き出すことができないため、結果は参考程度に受け止めておきましょう。
 

床の傾きの原因とは?

【床の傾き】許容範囲はどのくらい?測定から修理方法まで徹底解説!

 
床はなぜ傾いてしまうのでしょうか。床の傾きの原因をそれぞれ見ていきましょう。
 

床材に問題がある

建物全体ではなく、床材の剥がれやカビによって傾いている場合があります。その場合、フローリングなどの床材を張り直すことで床の傾きが解消されます。

シロアリによる腐食などで根太に問題がある

床材を張り付けている根太がシロアリに腐食されていた場合、床が傾いてしまうケースがあります。根太は床を支える基礎になるため、一度床材を剥がし根太を新しいものへ交換する必要があります。

地盤が傾いている

建物に問題がない場合、住宅が建築されている地盤が傾いているケースがあります。該当する建物が築20年以上経過している場合、建築する前に地盤調査が行われず、もともと地盤が傾斜していた可能性があります。

また、地盤沈下による傾きの場合、さらに傾きが酷くなる可能性があるためできるだけ早急な調査が必要です。
 

床の傾きの主な修理方法とリフォーム費用相場

 
床の傾きが確認されたとき、どのような修理方法があるのでしょうか。また、床の傾きを修理するときの費用相場や業者による傾きの調査費用相場をご紹介します。
 

業者による調査費用相場

家の傾きが気になった場合、まずは業者による正確な調査を行なわなければなりません。業者による調査を行った場合、150平方メートル未満で約5万円~約7万円、150平方メートル以上で約10万円が費用相場になります。

床材の張り替え

床材の腐食や剥がれなどによって床が傾いていた場合、床材を張り替える費用は合板フローリングで約8,000円~9,000/1平方メートル、無垢のフローリングで約5,000円/1平方メートルが相場になるでしょう。

根太の修理

根太がシロアリによって劣化していた場合、まずはシロアリを駆除しなければなりません。根太などの地下材をシロアリ駆除するときの費用相場は、約3,000円~約4,000円/帖になります。

また、根太を交換する場合、約3万円~約10万円が費用の相場です。

地盤沈下の修正

床の傾きが地盤沈下によるものの場合、地盤沈下を修正する方法が3つあります。それぞれの内容と費用相場を見ていきましょう。

ジャッキアップ

ジャッキアップは別名プッシュアップ工法とも呼びます。建物全体をジャッキアップして建物の土台と基礎を切り離したあと、建物の傾きを修正し土台と基礎のすき間をモルタルで塞ぎます。

ジャッキアップの費用相場は、約100万円~約200万円です。

ダブルロック工法

ダブルロック工法は、特殊な液剤を使用し土壌を固めて建物の沈下を修正する工法のことです。液剤を使用することで、地盤の密度が高くなり液状化の防止することができます。

ダブルロック工法の費用相場は、約300万円~約500万円になります。

ウレタン工法

ウレタン工法は、樹脂系の薬剤を注入する方法です。薬剤の膨張力で沈下した部分を修正する方法です。

ウレタン工法の費用相場は、約200万円です。
 

床の傾きは健康に被害を及ぼすことがある

床の傾きは、建具などの不具合や構造上の問題の他に健康被害を及ぼすことがあります。特に傾きが酷いほど頭痛や吐き気、めまいなどの症状が現れやすくなるようです。

該当する住宅に入居してから原因不明の症状に悩まされていたり、睡眠障害などがあったら一度床の傾きを測定してみるといいでしょう。
 

リフォームする際のポイント

もしリフォームを実際に行うとなった際には、ぜひお近くのリフォーム会社に一度ご相談することをおすすめします。

リフォーム会社に相談する時に一番気になるのは「いくらかかるのか」という金額の部分かと思います。

正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。

その際に、損をしないリフォームを実現するために重要なことが一点あります。

それは、リフォーム会社1社のみに現地調査と見積もりをお願いするのではなく、複数社に依頼して、必ず「比較検討」をする!ということです。

複数の会社に依頼する時のポイントは「同じ条件」で依頼することです。バラバラの条件で依頼をすると、正しい比較ができません。

このポイントをきちんと押さえ、複数の会社の提案を受けることでご希望のリフォームの適正価格が見えてきます。

「色んな会社に何度も同じことを伝えるのがめんどくさい…。」という方はカンタンに複数社を比較検討できるサービスもございますので、ぜひご利用ください。

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!