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2017年11月07日更新

土間のメリットとデメリットは?良い間取りと寒さ対策まで紹介します

昔は平屋で土間がある住宅が多くありました。現在の暮らしの中でも、家の中に土間を取り入れるリフォームに人気があります。土間を導入する際の気になる寒さ対策や、土間に適した間取りと活用法、メリットとデメリットも詳しく解説します。

土間ある暮らし

土間とは屋内において床を張らずに地面のままになった部分のことで、昔は炊事や農作業をするための場でした。現在の住宅における土間は、玄関の一部として靴を脱ぐだけのスペースであることがほとんどです。

昔は、畑で収穫したての野菜を台所にそのまま持ち込んだり、薪を使ったかまどで煮炊きすることから土間の必要性が高かったのですが、ガスや水道の普及によって現在ではその姿も見ることがほとんどありません。

近年になって、ライフスタイルに合った土間の活用法が見直され、玄関に限らず家のさまざまな空間に取り入れるリフォーム例が増えてきました。間取リフォームの機会には、土間のある暮らしも検討してみてはいかがですか?

さまざまな土間の活用法

間取りに土間を取り入れるリフォーム事例から、活用法や注意点、メリット・デメリットをまとめてご紹介します。

広々とした土間のある玄関

自転車やベビーカー、サッカーボールや野球道具などのスポーツ用品の収納場所に困っている方も多いと思います。庭に自転車の置けるスペースやガレージがあれば問題ありませんが、敷地が狭いとなかなかそうもいきませんね。

玄関の土間が広ければ、これらの物を収納するスペースとして活用できます。自転車やベビーカーが雨に濡れることもありません。

雨の日には濡れたレインコートの置き場にも頭を悩まされますが、土間であれば床が濡れても気になりません。

非常時の防災グッズも玄関に置いておくと、いざという時に持ち出しやすく便利です。

灯油など暖房器具の燃料は、防犯上からも屋内で保管したいところです。玄関の土間に保管できれば安心な上に、燃料が切れたときも寒い外に取りに行かずに済むというメリットがあります。

このように玄関に保管しておきたいものはたくさんありますが、来客時に全て見えてしまうデメリットもあります。土間収納やシューズクロークを設けると、玄関周りもすっきりしますね。

土間キッチンの活用法

昔の台所のようにキッチンに土間を取り入れる間取りはいかがでしょうか。水や油で床が汚れやすいキッチンが土間であるメリットは、今も昔も同じです。

キッチンから庭へと続く土間は、家族やお友達が自然とキッチンや庭に集まり、ホームパーティーに最適な間取りになります。プライベート空間とは分けられつつ、カフェのようなコミュニケーション性の高い土間キッチンです。

キッチンから勝手口までを土間にして、パントリーを兼ねてもいいですね。里芋やゴボウなどの泥付きの野菜で部屋を汚すことがありません。

しかし出入りが多くなるので、土やホコリが入り込みやすいことがデメリットです。こまめに掃除をしたり、また簡単に掃除ができるように物をあまり置かないようにする工夫が必要です。

リビングの一部を土間にする

家族が集まるリビングの一部を土間にするアイデアもあります。テラスは第2のリビングとして人気がありますが、逆の考え方をすれば土間リビングは屋内のテラスです。

靴で過ごすテラスを屋内に延長させ、ガーデニングやDIYなどの趣味を室内でも楽しむことができます。

また、ペットの遊び場としても最適です。フローリングは滑りやすいので、犬にとっては足腰に負担がかかると言われています。土間があれば、室内ドッグランとして活用できますね。

しかし、リビングの中で段差が生じてしまうので、高齢の方や小さなお子さまのいる家庭では、なるべく段差を付けないようにつくることが大切です。バリアフリーの基準では、18cm以内の段差が望ましいとされています。

土間に向いている材質

土間はコンクリート仕上げやモルタル仕上げ、また土足用フロアタイルを張るという方法もあります。

コンクリートとモルタルの違い

コンクリートとモルタルは、どちらもセメントを使用します。セメントに水と砂を混ぜ合わせたものがモルタル、それに加え砂利を混ぜ合わせたものがコンクリートです。

砂利が入るコンクリートの方が強度が強いので、圧力がかかる場所に使用されます。モルタルはコンクリート表面の仕上げとして使われます。どちらも左官工事ですが、いろいろな仕上げ手法があります。

コンクリート金ゴテ仕上げ

コンクリートを流し入れたあと、硬化する前にコテで押し固めて平滑にする手法です。押さえる回数によって、仕上がり具合が変わります。

通常「コンクリート金ゴテ仕上げ」は3回押さえることを指します。表面がきめ細やかにツルツルになり、最も平滑な仕上がりになります。

2回押さえた場合は、コンクリートの上にタイルなどの床材を直張りできる程度の平滑さになります。「コンクリート金ゴテ押さえ」と言われているようです。

1回だけ押さえたり、均すだけのケースもあります。平滑さがあまりなく「防水下地のため」程度の仕上がりになります。

しかし、上からモルタル仕上げをする場合は、コンクリートの表面が平滑過ぎると接着性が悪くなり、界面剥離(境界で剥がれてしまう)を起こすこともあるので、この程度の仕上がりの方が良いとされています。

モルタル仕上げ

モルタル仕上げは前述の通りコンクリートを打設した上に塗ります。モルタル仕上げのメリットは、コンクリートの上に施工するため、劣化した際にモルタル部分だけケレン(除去する作業)を行い、塗り直しができることです。

しかし、コンクリートの打設とモルタル塗装の2工程になるので、コンクリート仕上げよりも工期が長くなることも頭に入れておきましょう。

また、コンクリートやモルタルのセメント系共通のデメリットは、クラックと呼ばれるひび割れが発生しやすいことと水が染み込むことです。定期的なメンテナンスや、表面に塗膜防水剤を塗布するなどの防水対策が必要です。

フロアタイル仕上げ

店舗などの床にも利用される土足用のフロアタイルは、強固な表面処理が施されているので、土間の床材としても向いています。

最大のメリットは、色、柄、質感など豊富なデザインが揃っていることです。石目調やタイル調、インテリアに合わせておしゃれな土間をつくり出すことができます。

フロアタイルは初期コストが高くなりますが、耐久性があるのでランニングコストは良いと言えます。また、剥がれたり傷が付いた場合に、部分的な張替えが可能な点もメリットです。

住宅に土間を取り入れるデメリット

土間の全般的なデメリットとしては、冬は床が冷たく寒いことと部屋との境界に段差ができてしまうことです。

床暖房システムで寒さ対策

コンクリート、モルタル、フロアタイルはフローリングと比較すると、どれも熱伝導率が高いので触れると体温が奪われやすく、ひやっと冷たく感じます。

土間にも床暖房システムの導入が可能です。「直埋式床暖房」はコンクリートやモルタルに直接配管を埋め込む床暖房システムで、浴室などでも利用されています。

特にコンクリートは、一度温まると蓄熱する性質があるため、土間に床暖房システムを導入することで、効率的な暖房が可能となります。

間仕切り引き戸で寒さ対策

リビングやキッチンに土間を導入した場合は、間仕切りドアを設置することも有効的な寒さ対策です。

土間の特長を生かすためにも、間仕切りドアは引き込みタイプの引き戸がおすすめです。部屋と土間の境を全開することができ、一体感のある開放的な空間になります。

リフォームする際のポイント

実際にリフォームをする際には、「いくらかかるのか」が気になる方が多いと思います。

正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。

そのとき大事なのが、複数社に依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!