2024年03月06日更新

監修記事

L型キッチンが人気な理由とは?おすすめメーカーやレイアウトの特徴を紹介!

L型キッチンは、広々とした作業スペースや効率的な動線などの特徴があり、調理や片付けがスムーズに行えるスタイリッシュなキッチンです。
L型キッチンはメーカーによって特徴が違うだけでなく、リフォーム業者によっても提案できるプランが異なります。そのため、どれがいいのかわからないとお悩みの方も多いでしょう。

今回は、L型キッチンのメリットや注意点のほか、サイズやレイアウトの選び方、人気メーカーとおすすめ商品、施工事例などを詳しく紹介します。
L型キッチンのリフォームで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。

L型キッチンとは?コンロの配置や動線が特徴!

L型キッチンとは、上から見てLの字型になっているキッチンのことを言います。直角に曲がるコーナーを中心として片側にシンク、反対側にコンロが配置されているのが特徴です。

まずはL型キッチンとI型キッチンの施工費用の差を見ていきましょう。

L型キッチンのリフォーム費用相場と工期

L型キッチンのリフォーム費用の相場は、約120万円〜300万程度となることが一般的です。
ただし、システムキッチン本体とビルトイン機器のグレード、オプションの有無、配管・配線や間仕切り壁・窓・勝手口などの追加工事の有無によって費用は大きく変動します。

L型キッチンとI型キッチンの施工費用の差

リフォーム内容(同一グレード・単純なリフォーム)施工費用例
I型キッチン→I型キッチンへのリフォーム120万円~
L型キッチン→L型キッチンへのリフォーム150万円~
I型キッチン→L型キッチンへのリフォーム200万円~

L型キッチンは一般的にI型キッチンよりリフォーム費用が多くかかります。キッチン本体価格だけでなく、周囲の造作などの付帯工事も増える傾向があり、特にL型以外のキッチンをL型に変更する場合は配管や内装などの追加費用が多くかかります。

>>I型キッチンの特徴・費用相場・施工事例はこちら!

L型キッチンの工期

工事内容工期
システムキッチンの入れ替え約1~2日間
内装工事を含むキッチンリフォーム約3~5日
レイアウト変更・間取り変更約1週間~2週間

システムキッチンを入れ替えるだけの単純な工事であれば1~2日間が目安となり、内装工事が絡むと3~5日間程度が目安となります。

キッチンのレイアウトをI型キッチンからL型キッチンに変更するような、配管を移動したり、間取りを変更するようなキッチンリフォームの場合では、約1週間~2週間が工期の目安となります。
工事期間中はキッチンが使えなくなり生活に支障をきたしますので、費用とともに工期を事前に確認しておきましょう。

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L型キッチンのメリットは?

L型キッチンには以下のようなメリットがあります。

  • 動線が短くなり、料理の効率が上がる
  • 作業スペースが広くとれる
  • 収納スペースを多く確保できる
  • 複数人で料理を楽しめる
  • 壁付式と対面式の2つのレイアウトを選択できる

動線が短くなり、料理の効率が上がる

L型キッチンの最大のメリットは、動線が短くなり作業効率が上がることです。

キッチンのコンロ・シンク・冷蔵庫を結ぶ三角形をワークトライアングルと言います。冷蔵庫から食材を出し、シンクで下ごしらえをして、コンロで調理するのが一般的な流れとなり、人はこの三角形を行ったり来たりします。

コンロ側とシンク側を90度に折り曲げたL型キッチンは、作業スペースの広さのわりに動線を短くすることができます。

下の図では、I型キッチンとL型キッチンでワークトライアングルを比較してみました。同じ広さの空間ですが、移動距離の合計を短縮できていることがおわかりいただけると思います。

I型キッチンのワークトライアングル

I型キッチンのワークトライアングル

L型キッチンのワークトライアングル

L型キッチンのワークトライアングル

作業スペースが広くとれる

L型キッチンはシンク側とコンロ側にそれぞれキャビネットがあり、L型コーナー部分も含めてワークトップ(天板)の面積が大きくなります。

このため、調理中の食材や鍋などの一時置き場や、配膳スペース、洗い物、家電製品の置き場などを広く確保することができます。

収納スペースを多く確保できる

L型キッチンでは、キャビネットをシンク側とコンロ側に2つ設置し、メーカーによってはコーナー部分にも収納が可能なので、収納スペースを広く確保できます。
シンク側には包丁やザルなどの調理器具、コンロ側にはフライパンや鍋、調味料など、それぞれのエリアでよく使う物を収納しておくと便利です。

また壁付け式では多くの吊り戸棚を設置することが可能で、たくさんの食器や調理道具、食料品なども収納できるので、パントリーを設置できないときにもおすすめのレイアウトです。

L型キッチンの収納のイメージ

L型キッチンの収納

複数人で料理を楽しめる

L型キッチンを設置するキッチンはスペースにゆとりができるため、複数人で料理を楽しむことができます。

コンロ側に必要な間口を確保するために通路が広くなり、シンク側で下ごしらえをする人とコンロ側で調理をする人が互いに邪魔にならず動線も交錯しないため、作業を分担しやすくなります。

壁付け式と対面式の2つのレイアウトを選択できる

L型キッチンでは、壁付け式と対面式の2種類のレイアウトを選択することができます。

壁付け式は豊富な収納や短い動線とスペース効率に特徴があり、対面式はオープンキッチンと独立キッチンの良さを兼ね備えています。

L型キッチン(壁付け式)

L型キッチン 壁付け式

L型キッチン(対面式)

L型キッチン 対面式

L型キッチンのデメリット(注意点)とは?

L型キッチンを選んで後悔しないために、デメリットも確認しておきましょう。

  • コーナー部分がデッドスペースになりやすい
  • I型キッチンに比べて奥行きが必要
  • I型キッチンに比べて価格がやや高い
  • 冷蔵庫や食器棚の配置に工夫が必要

コーナー部分がデッドスペースになりやすい

L型キッチンの最も大きなデメリットと言われているのが、コーナー部分がデッドスペースになりがちなことです。

身長の低い方はワークトップの奥に手が届きにくくなりますし、キャビネット内部の収納も一般的な引き出しや扉、棚板などを設置することができず利用効率が下がりやすくなります。

L型キッチンはコーナー部分の有効な活用方法が大切になるでしょう。

L型コーナーのデッドスペース
L型コーナーのデッドスペース

I型キッチンに比べて奥行きが必要

L型キッチンは一般的に広めのスペースが必要になります。

下の図のようにコンロ側とシンク側にそれぞれ最低限の長さを確保するために、キッチン全体の奥行きがI型キッチンより広くなります。このためI型キッチンからL型キッチンにリフォームする場合は、間仕切り壁の移動が必要になることがあります。

付近に窓や勝手口、スイッチやコンセントなどがある場合は大掛かりな追加工事が必要になったり、特に構造上撤去できない壁がある場合にはL型キッチンが設置できないこともあります。

L型キッチンの計画には、スペースの確認と無駄のないレイアウトの検討が大切です。

I型キッチンとL型キッチンの奥行きの違い
I型キッチンとL型キッチンの奥行きの違い

I型キッチンに比べて価格がやや高い

L型キッチンはI型キッチンより形状が複雑で大きくなり、コーナー部分のキャビネットやワークトップの面積が増えるため、本体価格が高めになります。

また、I型キッチンからL型キッチンにすることで配置が変わり、給排水配管や電気配線などの位置が変更になったり、床や壁を改修する面積も増えるため、工事費用がかさむ傾向があります。

冷蔵庫や食器棚の配置に工夫が必要

下の図の例のように、I型キッチンとL型キッチンでは冷蔵庫や食器棚の配置に違いがあります。I型キッチンでは背面側に自由に配置できるのに対して、L型キッチンでは置ける場所が限られてきます。

L型キッチンを計画する場合は、あらかじめ冷蔵庫や食器棚、家電ラックやゴミなどの置き場所を明確にしておくことが大切です。

冷蔵庫や食器棚の配置例(I型 対面式)
冷蔵庫や食器棚の配置例(I型 対面式)
冷蔵庫や食器棚の配置例(L型 壁付け)
冷蔵庫や食器棚の配置例(L型 壁付け式)
冷蔵庫や食器棚の配置例(L型 対面式)
冷蔵庫や食器棚の配置例(L型 対面式)
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L型キッチンの一般的なサイズはどのくらい?

L型キッチンの一般的なサイズは下の表の通りです。メーカーによってはさらに選択肢が多い場合もあります。

シンク側の間口180cm~270cm
コンロ側の間口165cm〜180cm
ワークトップの奥行き60cm・65cm
ワークトップの高さ80~90cm

L型キッチンを設置するキッチンのスペースは約4畳程度必要になります。ただし、設置したいキッチンのサイズや収納、家電製品置き場の広さによっては、さらに広いスペースが必要になることもあります。

L型キッチンのサイズの選び方とは?

次に、L型キッチンのサイズの選び方を解説していきます。

ワークトップ(天板)の奥行きのサイズの選び方

ワークトップの奥行きは65cmが標準ですが、60cmのスリムなタイプを選択できるものもあります。またシンク側がオープン対面式となる場合は75cmや97cmのワイドタイプを選択できるメーカーもあります。

奥行きが広いほうが作業スペースが増えますが、身長が低い方はコンロやシンクの奥にあるものが取りづらいことがあります。

また、狭いスペースに奥行きが広いキッチンを設置すると、通路が狭くなって使いづらくなったり、冷蔵庫が搬入できなくなることがあります。

キッチンの間口の大きさの選び方

キッチンの間口の大きさを決めるときは、シンク横の作業スペースが重要です。できれば幅60cm以上のスペースをとりたいので、シンク側の間口は210cm程度あることが理想的です。

コンロ側の間口はキッチンを設置するスペースによって決定し、165cmでも問題なく機能します。

L型キッチンの間口と奥行
L型キッチンの間口と奥行

キッチンの高さの選び方

JIS(日本産業規格)では、キッチンの適切な高さは「身長÷2+5cm」とされています。
たとえば、身長160cmの人であれば、85cmがめやすの高さです。

しかし、このめやすは作業台を使うときの姿勢を想定しているので、コンロではやや高く、シンクではやや低く感じられる場合があります。

また、コンロ面からレンジフード下端までの高さは消防関係法令で80cm以上と決められており、排気効率を考慮すると90cm以内とすることが望ましく、身長によっては頭に圧迫感を感じる可能性もあります。
現在お使いのキッチンの高さを基準として、使い勝手を確認してみると良いでしょう。さらにショールームで実物を体感するのがおすすめです。メーカーによって高さのラインナップが異なる場合がありますので注意してください。

キッチンの高さのめやす
キッチンの高さのめやす
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対面式?壁付け式?レイアウトの選び方とは

L型キッチンには壁付け式と対面式という2種類のレイアウトがあります。以下にそれぞれの特徴を解説します。

壁付け式L型キッチンの特徴

壁付け式は、コンロ側・シンク側ともに壁に向けて設置するレイアウトです。

全ての面が壁に向かっているため、油はねなどの掃除やメンテナンスがしやすく、壁面に多くの吊り戸棚を設置することができ、収納量を豊富に確保できます。

独立キッチンのリフォームで採用されることも多いですが、ダイニング・キッチンを一体化した間取りとして、振り返ったところにダイニングテーブルを置くレイアウトもおすすめです。スペースが節約でき、配膳や後片付けの動線も短くなり、テーブルを食材の仮置き場としても使えるなど、作業効率がとても良くなります。

注意点としては、冷蔵庫や食器棚、ゴミ箱などが目立ちやすいので、設置スペースをよく検討しておく必要があります。

L型キッチンの壁付け式レイアウトの例
L型キッチンの壁付け式レイアウトの例

対面式L型キッチンの特徴

対面式は、コンロ側を壁に向け、シンク側をダイニングに対面させるレイアウトです。

油はねなどで汚れやすいコンロを壁に向けることでメンテナンスがしやすく、なおかつ作業時間の長いシンクと調理台をダイニングに向けてオープンにつくることで、家族と対話したりTVを観ながらの調理が可能になります。

リビング・ダイニングと視覚的につながることで、明るく開放的なデザインにすることもできます。特に独立キッチンからのリフォームでは、空間の雰囲気をガラリと変えることができます。独立キッチンとオープンキッチンの良さを併せ持つレイアウトと言えるでしょう。

注意点としては、I型の対面式に比べてスペースが多く必要になるため、I型からのリフォームではダイニングが狭くなったり、構造上の制約を受ける場合があります。

L型キッチンの対面式レイアウトの例

L型コーナーを有効利用しよう!

L型キッチンのコーナーはデッドスペースになりがちですが、うまく活用するとメリットにもなります。

コーナー部分のキャビネットも工夫次第で便利な使い方ができます。メーカーによっては効率的な収納を実現している商品がありますので、カタログやショールームで確認してみてください。

画像出典:クリナップ-コーナーキャビネット

また、ワークトップのコーナーも有効に活用することができます。デッドスペースになるということは、物を置いておけるということでもあります。

料理中の仮置き場としたり、コンロ横の配膳スペースとしても使えますし、調味料やボトル、フルーツやお花などをディスプレイすれば、おしゃれなキッチンを演出できます。

対面式のコーナーにコーヒーメーカーやウォーターサーバー、ビールサーバーなどを設置すると、キッチンとダイニングの両側から使えて便利ですし、カフェやバーのような雰囲気を演出することもできます。

L型キッチンにリフォームした事例

ここからは、実際にL型キッチンにリフォームした事例を紹介します。

リクシル「シエラ」のL型キッチンにリフォームした事例

施工会社:みやこリフォーム
費用約133万円
工期約10日
建物マンションのリフォーム
施工内容リクシル「シエラ 」L型 215cm×215cm
食洗機新設・電気工事・クロス/クッションフロア張替え

古くなったマンションのL型キッチンを新しくリフォームした事例です。

クッションフロアの張り替えも行い、統一感のあるキッチンに仕上がっています。食洗機も新設して利便性が向上しています。

クリナップ「ステディア」のオールステンレスL型キッチンを施工した事例

出典:みやこリフォーム-食洗器も曜日しているステディアにリフォーム
費用約174万円
工期約6日
建物中古マンション購入に伴うリフォーム
施工内容クリナップ「ステディア」 L型 210cm×180cm
食洗機・電気工事・カップボード・クロス張替え

壁付け式のL型キッチンを新しくリフォームした事例です。

スタイリッシュで耐久性が高いオールステンレスの「ステディア」を採用しています。コーナーを有効活用する収納システムも装備され、食洗機も新設して使いやすいキッチンに生まれ変わりました。

リクシル「リシェル」で人工大理石のL型キッチンを施工した事例

出典:みやこリフォーム-収納能力に優れる「リシェル」を施工
費用約440万円
建物中古マンション購入に伴うリフォーム
施工内容リクシル「リシェル」
食洗機・浄水器・クロス/フローリング張替え

壁付けのI型キッチンを対面のL型キッチンにリフォームした事例です。

リクシルの高級グレード「リシェル」を採用し、既存の独立キッチンの壁を撤去して開放的な対面式レイアウトに変更しています。無垢のフローリングに合わせたウッディな柄でぴったりのコーディネートになっています。

I型キッチンからL型対面式キッチンにリフォームした事例

キッチンからでも会話を楽しめるように対面L型キッチンにリフォーム
費用約200万円
工期約15日
建物マンションのリフォーム
施工内容システムキッチン・キッチンの内装のリフォーム

壁付けのL型キッチンをL型システムキッチンにリフォームした事例です。

調理家電や調理器具の収納を一体的に設置して、すっきり片付けられるキッチンに仕上がっています。ホワイト基調の清潔感あるコーディネートで、空間デザインも一新されています。

古くなったL型キッチンを交換した事例

ガスコンロからIHに変更しました
費用約200万円
工期約6日
建物一戸建てのリフォーム
施工内容システムキッチン・キッチンの内装・飾り窓

古くなった独立壁付け式L型キッチンを、新しくシステムキッチンにリフォームした事例です。

機能性や収納量を十分に確保しながら、飾り窓を付けることで対面式のような雰囲気も出しています。

TOTOクラッソL型に交換し、タイル貼の北欧モダンなキッチンにリフォームした事例

過ごしやすい空間を目指して「北欧風のモダンなキッチン」へリフォーム
費用約200万円
建物一戸建てのリフォーム
内容TOTO ザ・クラッソの施工
キッチンの内装・タイル貼り

既存のL型キッチンをTOTOザ・クラッソに入れ替え、内装も新しくしたリフォーム事例です。

名古屋モザイクの白いタイルを貼り、既存の吊り戸棚を残しながら色を変えて、北欧モダン風の明るい雰囲気にしています。

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おすすめのL型キッチンのメーカー・人気の商品をご紹介!

ここでは、L型キッチンの人気メーカーやおすすめの商品をご紹介します。

リクシル

水回りの衛生器具から各種建材までを総合的に扱う大手メーカーならではの高機能なキッチンが特徴です。天板の長さがどのシリーズでも5mm単位でサイズが調整できるのでリフォームにぴったりです。

リクシル「リシェルSI」

リクシル リシェルSI
画像出典:リクシル-リシェルSI オープン対面キッチン

リシェルSIは、機能性とデザイン性の高さを併せもつ高価格帯のシステムキッチンです。

熱や汚れに強いセラミックワークトップや、シンクの中で下ごしらえができるWサポートシンク、自動水栓のナビッシュ、独自の技術でスムーズな動きが実現できる引き出しなど、ひとつひとつの機能にこだわっています。扉や取手のデザインも豊富に用意されており、好みに合わせて自由にコーディネートできます。

リクシル「シエラS」

画像出典:リクシル-シエラS オープン対面キッチン

シエラSは、比較的手頃な価格帯のシステムキッチンでありながら、扉のデザインが27種類用意され、コンロ部分の色も選べたりする点が魅力です。

また、収納スタイルの違いによって3つのパッケージプランが用意されているので、プランニングもしやすいでしょう。

タカラスタンダード

タカラスタンダードのキッチンには、傷や汚れに強く手入れがしやすいホーローが使用されています。

キッチン周りのパネルにもホーローが使用されているため、磁石を付けることができ、インテリアや収納の幅が広がります。

タカラスタンダード「レミュー」

タカラスタンダード レミュー
画像出典:タカラスタンダード-レミュー

タカラスタンダードのレミューは、収納部分の中までホーロー素材でできています。

収納棚の中で調味料が液だれしてもシミになることがなく、お掃除しやすいのが特徴です。ワークトップの高さが一般的な80cm、85cm、90cmのほか、82cm、88cmから選択できるのもうれしいポイントです。

タカラスタンダード「リフィット」

タカラスタンダード リフィット
画像出典:タカラスタンダード-リフィット

タカラスタンダードのリフィットの特徴は、キャビネットの幅を1cm刻みで調整できることです。

サイズが合わないときは、造作材などですき間を埋めて対応する製品が多いですが、リフィットなら収納棚自体をぴったりサイズにオーダーできるので、きれいに納まってスペースを無駄にすることもありません。

パナソニック

大手家電メーカーであるパナソニックのキッチンの魅力は、独自の横長のコンロです。

コンロの3口を横並びにすることにより、手前に広いスペースが確保でき、下ごしらえなどのちょっとした調理時に重宝します。

パナソニック「Lクラス」

パナソニック Lクラス
画像出典:パナソニック-Lクラス L型 壁付けプラン

パナソニックのLクラスはやや高価格帯のシリーズですが、機能やデザインが充実しています。

横並びのトリプルIHヒーターや10年間お掃除不要というレンジフードなどの先進的な機器を搭載しています。薄くて強いカウンタートップも特徴で、扉の面材は天然木や塗装も選べます。キッチンの高さは80cm〜90cmの間で1mm単位で調節できます。

パナソニック「ラクシーナ」

パナソニック ラクシーナ
画像出典:パナソニック-L型 壁付けプラン

パナソニックのラクシーナは、基本的な機能を備えた低価格帯のキッチンです。Lクラスに比べると選べる扉の柄が少ないとはいえ、スタイリッシュな柄やナチュラルな柄など45種類の柄が用意されています。パナソニックのキッチンの魅力である横長のトリプルコンロも設置可能です。

クリナップ

クリナップのキッチンは、美しく耐久性のあるステンレス素材にこだわりがあります。

自動洗浄機能付きの換気扇も特徴です。

クリナップ「ステディア」

クリナップ ステディア
画像出典:クリナップ-ステディア フラット対面L型

ステディアは、クリナップのシステムキッチンの中ではミドルグレードにあたるシリーズで、価格と機能のバランスがよく人気となっています。

スタイリッシュなステンレスやリアルな木目で高級感のある扉などのデザイン性が高く、キャビネット内部にも手入れがしやすく丈夫なステンレスを採用するなど機能性もしっかりしています。

クリナップ「ラクエラ」

クリナップ ラクエラ
画像出典:クリナップ-ラクエラ 造作対面L型

クリナップのラクエラは、デザインにこだわった低価格帯のシステムキッチンです。

家具調のデザインにこだわって、どんなインテリアにも合うよう、30色の扉柄が展開されています。ワークトップは汚れが付きにくい加工がされたステンレスが標準仕様です。作業台下の収納スペースには内引き出しが標準装備されているので、空間を有効活用できます。

TOTO

水回り器具のトップメーカーならではの高品質なシステムキッチンがラインナップされています。

TOTO「クラッソ」

画像出典:TOTO-ザ・クラッソ L型

クラッソはクリスタルカウンターが特徴の上級グレードです。

空間の調和を妨げない「ノイズレスデザイン」という発想で、余分な凹凸や隙間のない美しいカタチを追及しています。衛生器具メーカーらしい高性能な水栓や浄水器なども特徴で、高級感のある扉面材や、豊富な収納レイアウトにも定評があります。

TOTO「ミッテ」

画像出典:TOTO-ミッテ L型

ミッテはシンプルな美しさと使いやすさを追及したスタンダード商品です。

カウンターと一体型のお掃除しやすいシンクや豊富な収納がラインナップされ、エアインシャワーやフットスイッチなど水栓メーカーならではの工夫も特徴です。

トクラス

トクラスは楽器などで有名なヤマハ系列の会社です。とても高品質な人造大理石のワークトップに定評があります。

トクラス「コラージア」

画像出典:トクラス-コラージア フラットオープンL型

コラージアは美しいデザインと高い機能性をもった上級グレードです。

高級感のある新質感人造大理石「テノール」がラインナップされ、スムースワークシンクやシームレス接合、オーバービュー収納などの特徴があります。

トクラス「Bb」

画像出典:トクラス-Bb 対面L型

Bbは低価格帯のシリーズでありながら、トクラス独自の人造大理石カウンターが標準装備されています。

調理中に手が届きやすい吊り戸棚のオープンウォールや、ちょっと置きに便利なハイバックレールなど、使い勝手に配慮されています。

L型キッチンはどんな人におすすめ?

これまで見てきたように、L型キッチンには多くの特徴があります。以下のような方には特におすすめです。

効率よく料理をこなしたい方

L型キッチンは動線が短く作業効率が高いことが最大のメリットです。忙しい共働き世帯など、作業の時間と効率を重視される方におすすめです。中でも壁付け式のダイニング・キッチンスタイルは、最も効率の高いレイアウトと言えるでしょう。

収納量を確保したい方

L型キッチンは収納量を多く確保したい方におすすめです。

コーナー部分のキャビネットも増えますし、多くの吊り戸棚も設置できるので、パントリーに十分なスペースが確保できない場合など、食器類や食料品などの収納量にこだわりたい方におすすめです。

広めの作業スペースを確保したい方

L型キッチンは、広めの作業スペースを確保したい方にぴったりです。

特にコーナー部分には広いスペースが確保できるので、調理中に食材や食器などを一時的に置いたり、家電製品を置くにも重宝するでしょう。

複数人で料理を楽しみたい方

L型キッチンは、複数人で料理を楽しみたい方にもおすすめです。

通路幅が確保しやすいので2、3人で同時に作業をしても窮屈になりづらく、家族やゲストと料理をする機会が多い方も安心して料理が楽しめるでしょう。

オープンキッチンと独立キッチンのいいとこどりをしたい方

リビングに開かれたオープンキッチンと、メンテナンスのしやすい独立キッチンをどちらも実現したい方におすすめです。対面式にレイアウトしたL型キッチンは、これら両方の特徴を併せ持っています。

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まとめ

L型キッチンのさまざまな特徴やおすすめのメーカー、施工事例などを詳しくご紹介しました。

L型キッチンには壁付け式や対面式といったレイアウトがあり、既存のキッチンの状態によっても最適なリフォーム方法は変わってきます。それぞれのメリット・デメリットや各メーカーの特徴をしっかり理解したうえで、理想のL型キッチンへのリフォームを検討してみてください。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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