2024年04月26日更新

監修記事

トイレの床を張り替えたい!おすすめの床材や選び方・DIYできるかを解説!

毎日使うトイレの床は、黄ばみや劣化が目立ちやすい場所です。放置しておくと徐々に清潔感が失われ、居心地の悪い空間になりがちです。そのため、汚れや劣化が目立ってきた際には、床の張り替えを検討する方もいるでしょう。
この記事では、
「トイレの床にはどんな種類があるのかわからない」
「床の張り替えの工事費用が知りたい」
「おすすめの床や色が知りたい」

といった疑問を解消するため、トイレの床におすすめの床材の特徴やメリット・デメリット、費用相場について解説します。
床材の選び方や費用を抑える方法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

トイレの床の寿命はいつ?ベストな交換時期とは?

トイレの床の状態が気になっても、「床材をいつ交換するべきなのかわからない」という方もいるでしょう。以下のような場合には、トイレの床の張り替えを検討するタイミングです。

  • 10年以上経過している
  • 床材の劣化が進んでいる
  • 汚れがひどく掃除しても落ちない

1つずつ具体的に見ていきましょう。

10年以上経過している

トイレの床材は、クッションフロアで10年程度、フローリングで15年程度が寿命と言われています。現在の床を使用して10年以上経過している場合、経年劣化が進んで傷や汚れが目立つなど、徐々に見た目に変化が現れます。そのため、10年を目安に交換を検討するといいでしょう。

床材の劣化が進んでいる

著しく床材の劣化が進んでいる場合は、10年以上経っていなかったとしても床材を交換するタイミングです。1日のうちに複数回使用するトイレは、床材の品質や使い方、お手入れの方法などによって、早く劣化の症状が現れることが考えられます。家族や来客が多いなど使用頻度が高い場合は、その分劣化が進みやすいでしょう。

汚れがひどく掃除しても落ちない

汚れが染み付いていたり、掃除しても嫌な臭いが取れない場合は、床材の張り替えを検討しましょう。傷から汚れや洗剤が浸入してさらにシミになったり、強い洗剤を使用することで、劣化が進む可能性もあります。蓄積した傷や汚れが目立っていると清潔感に欠けてしまい、不快に感じることもあるでしょう。

トイレにおすすめの床材6選!お手入れが楽なセラミックタイルが人気

住宅用の床材にはさまざまな種類があり、どれがトイレにおすすめなのかわからないという方もいるでしょう。トイレには、以下の6つの床材がおすすめです。

  • セラミックタイル
  • クッションフロア
  • フローリング
  • 複合フローリング
  • タイル
  • フロアタイル

ここからは、それぞれの床材の具体的な特徴と、メリット・デメリットについて解説します。

床材の種類主な特徴
セラミックタイル・粘土やシリカ、顔料などが原材料・釉薬を塗って焼成する
クッションフロア・柔らかく、表面が塩化ビニル加工されている
フローリング・合板に木材や樹脂などを貼り付けた床材
複合フローリング・合板の表面に天然材を貼り付けたもの
タイル・陶器、石材、ガラスなどが原材料
フロアタイル・塩化ビニルを用いた床材

【セラミックタイル】高級感があってメンテナンスがほぼ不要

出典:サンゲツ-GARZAS
セラミックタイルのメリットセラミックタイルのデメリット
・機能性、耐久性が高い
・お手入れやメンテナンスがほぼ不要
・比較的高価である

セラミックタイルとは、粘土やシリカ、融剤、顔料などを原材料とし、表面に釉薬を施して高温で焼成したタイルのことです。重厚な作りで高級感があるだけでなく、湿気にも強く耐久性があるため、変色やはがれなどの心配もありません。そのため、特別なメンテナンスがほとんど必要ないという特徴があります。

光触媒技術を用いて防臭効果や抗菌作用をもつものや、雑菌を分解する機能を持たせたものなど、近年各メーカーが技術を競って開発している材料の1つです。フローリングやクッションフロアと比較しても、機能性の高さが目立っています。

また、大判のセラミックパネルにして継ぎ目を少なくすることで、より掃除の負担を軽減する製品も出てきています。水拭きだけでも十分にきれいにできるので、清潔感を重視する方には魅力的な素材だと言えるでしょう。

【クッションフロア】耐水性とコストパフォーマンスが高い

出典:サンゲツ-クッションフロア
クッションフロアのメリットクッションフロアのデメリット
・耐水性、衝撃吸収性が高い
・色、柄のバリエーションが豊富
・施工がしやすい
・耐久性が低い

クッションフロアとは、表面が塩化ビニルでできたクッション性の高い床材の1つです。耐水性が高いながらも比較的安価であり、非常に人気のある床材です。水回りに使われることが多く、衝撃吸収性や遮音性にも優れています。また、カラーや模様のバリエーションも多く、選択肢が多いという点もメリットと言えるでしょう。

ただし、耐久性はそこまで高くないため、傷などができると水分が浸入し、カビが生えやすい点には注意が必要です。

【フローリング】自然素材の良さを楽しめる

出典:ウッドワン-無垢フローリング
フローリングのメリットフローリングのデメリット
・自然素材の品質を楽しめる・無加工のものは耐水性が弱い

フローリングとは、木材や樹脂などを合板に貼り付けた床材です。天然素材や合成樹脂を使用したものなど種類も豊富です。ナチュラルな雰囲気や肌触りの良さ、木のぬくもりを感じられるため人気があります。

素材本来の柔らかさがあるため、他の床材と比較すると耐久性が劣る傾向にありますが、傷をつけても味わいとして楽しむことができます。居室との統一感を出すために、トイレの床にフローリングを使うという方も多いでしょう。

ただし、天然素材である無垢材の場合は、水や洗剤などに強くありません。トイレで使うのであれば、表面がコーティングされたものだと安心です。

【複合フローリング】質感の良さと機能性を両立

出典:パナソニック株式会社-ベリティスフロアー
複合フローリングのメリット複合フローリングのデメリット
・品質や仕上がりが均一
・耐水性が高い
・施工がしやすい
・長く使うと劣化が目立ちやすい

複合フローリングとは、複数の合板を張り合わせた下地材の表面に、天然材やシートを張り合わせたフローリングのことです。無垢材のフローリングと比較するとコストが抑えられるため、標準的な床材として広く使われています。施工後も温度や湿度によって形状が変化しにくく、床暖房に対応した製品も多いのが特徴です。フローリングの表面が加工されているものが多く、水にも強いため、掃除がしやすい点も支持されています。

また、床材の品質や仕上がりが均一なので、どんな床でも施工しやすいメリットがあります。

ただし、表面の天然材は薄く加工されているため、深く傷つけてしまうと中の合板が見えてしまうことがあります。初期費用が抑えやすい床材である反面、劣化が目立ちやすいという点も理解しておきましょう。

【タイル】耐久性がありデザインを長く楽しめる

出典:株式会社日東製陶所-カーネ
タイルのメリットタイルのデメリット
・高級感がある
・耐久性が高い
・施工コストが高い
・継ぎ目に汚れがたまりやすい

タイルは、陶器、石材、ガラスなどの素材を使った床材です。素材を活かしたカラーやデザインが豊富で上質な印象になるため、高級感を求める方におすすめです。硬度があって傷やへこみに強く、耐用年数が非常に高いため、こだわりのデザインを長く楽しみたい方におすすめです。

ただし、施工には技術が必要であり、施工コストが高くなる一面があります。また、細かい溝があるものは汚れがたまりやすく、こまめなお手入れが必要です。

【フロアタイル】傷に強くバリエーションが豊富

出典:サンゲツ-フロアタイル
フロアタイルのメリットフロアタイルのデメリット
・傷がつきにくい
・リアルな質感や柄を表現できる
・クッション性はないため硬い
・1枚ずつ貼る必要がある

フロアタイルは、タイルの柄や質感、木目をリアルに表現できる塩化ビニルを用いた床材です。耐水性、耐久性に優れており傷にも強く、お手入れも簡単です。クッションフロアよりも質感に高級感があり、一見すると、本物のセラミックやタイルのように見え、施工費用を抑えやすいのが特徴です。

近年は人気の高まりもあり、各メーカーからもさまざまな柄が販売されています。豊富なデザインやバリエーションの中から選ぶ楽しみもあるでしょう。

ただし、クッションフロアと異なり、柔らかさやクッション性はありません。1枚ずつ敷き詰める必要があるため、多少施工の手間がかかる床材であるとも言えるでしょう。

既存の床材によっても工事費用は異なる

床材ごとの工事費用は目安であり、現在のトイレの床材によって撤去費用が異なるため全体の工事費用も異なります。

クッションフロアからの張り替えでは約3万円前後、タイル・フローリングからの張り替えでは約5万円前後が目安です。

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トイレの床のリフォーム費用はいくら?

多くの方が気になるのは、トイレの床のリフォーム費用についてでしょう。ここからは、リフォームした場合の費用相場について、床材ごとの価格を一覧で紹介します。

トイレの床材の費用相場は?

これまでに紹介した、トイレの床材の費用相場は以下の通りです。

床材費用相場(※1畳)
セラミックタイル5万~10万円
クッションフロア2~4万円
フローリング3~6万円
複合フローリング1.5万円~4.5万円
タイル4.5~12万円
フロアタイル3~5万円

一般的なトイレの床面積は1畳程度であり、前述したように既存の床の撤去費用は3~5万円程度です。そのため、クッションフロアに張り替える場合のトータル費用は、以下のようになります。

クッションフロア2~4万円 + 床の撤去費用3~5万円=トータル費用5~9万円

上記の価格はおよその相場であり、あくまでも目安です。また、トイレ本体を取り外す必要がある場合は、料金が追加で発生する場合があります。

トイレの床材を選ぶときのポイントとは?

トイレの床材にはさまざまな種類があるため、何を基準に選べばいいか迷う方もいるかもしれません。トイレの床材を選ぶ時は、以下の6つをポイントとするといいでしょう。

  • 掃除がしやすい
  • 防水性が高い
  • 消臭効果がある
  • 工事がしやすい
  • 壁紙など全体の雰囲気とマッチしている
  • 来客が多い場合は品質の良さもチェック

それぞれ具体的に解説していきます。

掃除がしやすい

毎日使う場所であり、汚れやすいトイレの床は、掃除がしやすいことを重視しましょう。

表面に凹凸が少ないものだと汚れがたまりにくく、耐水性のあるものや特殊なコーティングがされたものだと洗剤を使っても安心です。掃除しやすい床材を選ぶことで掃除の負担が軽減でき、清潔感をキープしやすい傾向にあります。

耐久性の高い床材は導入コストがかかる場合がありますが、メンテナンスの費用や手間を省けるため、長期的に考えると経済的であると言えるでしょう。

防水性が高い

トイレという水回りで使うため、防水性の高さも重要です。防水性が低いと、水や洗剤などを吸収してしまい、床材にシミや変色、色ムラを起こす場合があります。フローリングなど天然素材をトイレの床に使用する場合は、表面に防水効果のあるコーティングを施すといいでしょう。

消臭効果がある

床材自体に消臭効果があると、狭い空間でも嫌な臭いが気にならなくなるでしょう。中でもセラミックタイルは消臭効果がある床材として人気があります。その他、特殊加工されたものもあります。

ただし、床材の消臭効果には限度があるため、こもった匂いが気になる場合は換気扇を回す、窓などを開けるなどして換気をする必要があります。また、消臭効果は経年とともに薄れることがあるでしょう。

工事がしやすい

工事がしやすい床材を選ぶと、施工コストを抑えることにつながります。施工が難しく特殊な技術が必要なものは、工事費用にも影響します。

特に、タイルは床材だけを交換するのが難しいため、一度トイレ本体を取り外さなくてはいけません。そのため、工事に日数がかかり、施工費用が高くなる傾向があります。

壁紙など全体の雰囲気とマッチしている

壁紙やトイレ本体のデザインとの相性など、空間全体の雰囲気と床材がマッチしているかどうかも重要です。毎日使う場所であるトイレは、ミスマッチしていると統一感がなく、居心地の悪さを感じてしまうでしょう。

床材は頻繁に交換できるものではないため、メーカーのホームページなどにあるシュミレーション機能などを利用し、全体の雰囲気と合っているかチェックしましょう。

なお、床の雰囲気に合わせて壁紙も交換したい場合や、壁紙の劣化も気になっている場合は、一緒に工事をするのがおすすめです。同時に交換することで工事費用を抑えることにつながります。

来客が多い場合は品質の良さもチェック

来客が多い場合は、品質の良さも考慮しましょう。品質が良いものは、高級感があり、耐久性も高い傾向にあります。使用頻度が高いことで劣化のスピードも早まるため、耐久性の高さは重要です。

劣化しやすく、汚れが目立ちやすいデザインは清潔感が欠けてしまうため、来客が多い住宅には不向きであると言えるでしょう。

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汚れにくく掃除がしやすい床材はどれ?

ここまで紹介した床材の中で、比較的汚れにくく掃除がしやすいものは以下の通りです。

セラミックタイル・汚れが付きにくく落としやすい
・継ぎ目が少ないとより掃除しやすい
クッションフロア・耐水性が高く水拭きしやすい
フロアタイル・耐水性が高く水拭きしやすい
・耐久性が高く洗剤に強い

セラミックタイルは汚れがつきにくいように開発されているため、普段のお手入れは水拭きだけで問題ありません。また、掃除の負担が軽減できるように、タイルの継ぎ目が少ない大判タイルのものが多く販売されています。クッションフロアやフロアタイルも耐水性に優れているため、掃除しやすいと言えるでしょう。

無垢材など天然素材のフローリングは水を吸収しやすいため、トイレの床に使用する場合は、表面をコーティング加工したものを使用するのがおすすめです。

通常のタイルも耐久性があり水や洗剤に強いですが、継ぎ目が細かいものや溝が深いものは汚れがたまりやすいため、こまめに掃除する必要があるでしょう。

トイレの床は何色がおすすめ?清潔感や汚れの目立ちにくさで選ぼう

トイレの床の張り替えを検討している方の中には、どのような色にしようかお悩みの方もいるでしょう。トイレの床には、以下のような色や柄がおすすめです。

  • 汚れや傷が目立たない黒
  • 黄ばみにくいグレー
  • 明るい空間になるベージュ
  • 木目調やタイル柄などもおすすめ

それぞれ具体的に解説します。

汚れや傷が目立たない黒

出典:サンゲツ-クッションフロア

床材に黒などの濃い色を選ぶと傷や汚れが目立たず、高級感や大人っぽい印象を与えます。モダンやスタイリッシュなトイレにしたいという方は黒のタイルなどがおすすめです。床を濃い色にする際は室内が狭く見えないように、壁紙を明るい色にするといいでしょう。

ただし、黒はホコリなどが目立ちやすい色でもあります。そのため、こまめなお手入れが必要というデメリットがあります。

黄ばみにくいグレー

出典:サンゲツ-クッションフロア

トイレの黄ばみを防ぎたい方には、アンモニア系の汚れが目立たないグレーの床材がおすすめです。さまざまなカラーの中でもグレー系は人気があるため、柄やデザインが豊富で選択肢も多いのが特徴です。石材のようなデザインを選ぶと、トイレが一気にシックな印象に仕上がります。

また、明るめのグレーの床に、ホワイト系の壁紙を組み合わせることで、清潔感のあるトイレにすることも可能です。

明るい空間になるベージュ

出典:サンゲツ-クッションフロア

トイレをあたたかみのある空間にしたい方は、ベージュ系のカラーがおすすめです。どんな色とも相性が良く、合わせる壁紙を選ばないのもベージュの良さと言えるでしょう。

また、ベージュは膨張色であるため圧迫感が出ず、室内を広々と見せてくれる効果もあります。ホコリが目立ちにくいのもメリットです。

木目調やタイル柄などもおすすめ

出典:サンゲツ-クッションフロア

ナチュラルな空間にしてくれる木目調は、床材のデザインの中でも不動の人気を誇ります。種類や色合いなどデザインも豊富な中から、好みのものを選べるでしょう。

また、近年はタイル柄もバリエーションや表情が豊かでオシャレなものが多く、人気を集めています。リアルな柄や模様を表現できるフロアタイルを選べば、本物のような高級感を手軽にトイレの床に取り入れることが可能です。

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参考にしたい!オシャレな施工事例5選を紹介

ここからは、床材選びの参考になる施工事例を厳選して5つ紹介します。

狭くても明るい色合いで広がりのあるトイレにした事例

リフォーム費用約38万円
施工期間3日
リフォーム箇所トイレ
採用メーカー•シリーズTOTO:ウォシュレット一体型便器ZR1
LIXIL:アッパーキャビネット 
大建:サニタリーパネル、ハピアフロア トイレタフ 他

スペース自体は広くはないものの、壁の色と相性のいいホワイト×グレー系の明るいカラーの床材を選んで、落ち着けるトイレが完成しました。

広いスペースをグレーのフロアタイルでシックに仕上げた事例

広いスペースをグレーのフロアタイルでシックに仕上げた事例
株式会社テンイチの施工事例
リフォーム費用約65万円
施工期間3日間
リフォーム箇所トイレ
採用メーカー•シリーズTOTO・ネオレスト

広めの空間を、濃い木目×グレーのタイルフロアを採用して大人っぽい雰囲気に仕上げました。

ホワイト系で統一されたタンク付きトイレ

リフォーム費用約50万円
施工期間1ヶ月半
リフォーム箇所トイレ
採用メーカー•シリーズTOTO

全体をホワイト系で統一した、清潔感が際立つ素敵な空間に。真っ白ではなく、ふんわりと模様が入っているので、汚れが目立ちにくいよう工夫がされています。

モノトーンでモダンなトイレ

施工期間1週間
リフォーム箇所トイレ

壁はツヤのある黒いパネル×床は明るいグレーを採用し、モダンながらも暗すぎない居心地の良いトイレになりました。

大判タイルがおしゃれなトイレ

施工期間3日
リフォーム箇所トイレ
採用メーカー•シリーズLIXIL・サティスS、プレアスLS

こちらは、壁の印影と高級感のあるタイルが上品で、お店のような仕上がりのトイレです。ベージュ系の色が温かみをプラスしています。

トイレの床におすすめな人気メーカー・商品を紹介!

ここからは、トイレの床におすすめな商品を以下のメーカーごとに紹介します。

  • TOTO
  • LIXIL
  • パナソニック
  • WOODONE
  • サンゲツ
  • スワンタイル

どのメーカーも力を入れた魅力的な商品がたくさんあります。それぞれ見ていきましょう。

TOTO

TOTOでは、数あるメーカーの中で唯一、トイレ専用の床材を開発しています。抗菌・抗ウイルス性に優れ、楽に掃除ができるため、手軽に清潔さを保ちたい方に特におすすめです。

トイレ専用床材「ハイドロセラ」シリーズ

トイレ専用に開発された「ハイドロセラ」シリーズは、陶器でできた大判セラミックパネルです。焼き物ならではの硬度を持つため、傷が付きにくく、お手入れの手間もかかりません。表面は水や汚れが染みにくく、家庭用洗剤にも強い素材ですが、日ごろの掃除は水ぶきだけで十分にキレイをキープできます。

また、ハイドロテクト層の光触媒と抗菌・抗ウイルス金属の働きにより、菌やウイルスの繁殖を抑え清潔を保つため、尿はねの多いトイレでの使用に最適です。壁紙などとコーディネートしやすい、ホワイト・ベージュ・グレーの3色を展開しています。

LIXIL

LIXILの製品の中で、トイレの床におすすめなのは以下の2つです。

  • フローリング「ラシッサDフロア耐水・ペット」
  • フローリング「ハーモニアスリフォーム6」

詳しく解説します。

耐水性・抗菌性のあるフローリング「ラシッサDフロア耐水・ペット」

「ラシッサDフロア耐水・ペット」は、見た目のいいフローリングにプラスアルファの機能性を求める方におすすめです。優れた耐水性・抗菌性・機能性・耐アンモニア性を高めた床材であり、洗面所やトイレなど水回りの床材として最適です。

高機能な床として、LIXILの中で今までにない12種類のカラーバリエーションを揃えており、限定されがちなトイレの床材も、お気に入りの空間イメージで統一できます。

既存の床の上に張れるフローリング「ハーモニアスリフォーム6」

「ハーモニアスリフォーム6」は、施工のしやすさを求める方におすすめです。現在使用中の床の上に重ねて張れるリフォーム床材であり、床を剥がすことなく施工できます。ドアなどの建具の下端をカットせずに床を納めることができるので、手軽にリフォームが可能です。

業者にもよりますが、施工が簡単であると、工事費用を抑えられる可能性が高いでしょう。落ち着いた空間を演出する、木目タイプを5種類展開しています。

パナソニック

パナソニックの製品の中で、トイレの床におすすめなのは以下の2つです。

  • 新素材「ラピスタイルフロア」
  • 複合フローリング「ベリティスフロアーSハードコート」

詳しく解説します。

天然石やモルタルの質感の新素材「ラピスタイルフロア」

「ラピスタイルフロア」は、スタイリッシュなトイレ空間にしつつも、衛生面でも妥協したくない方におすすめです。天然石やモルタルの質感を表現した新素材の床材で、フローリングなどとはまた違った質感を楽しめます。

床表面に抗菌・抗ウイルス加工を施し、汚れの拭き残しや清掃後に万が一ウイルスが付着した場合などでも、一般的な細菌やウイルスを減少させることが可能です。

また、合板基材を使用しているので、一般的な木質の床材と同様に丸のこでカットでき、施工性に優れているため、ひと続きに張ることができます。熱に強く、床暖房の仕上げ材にも使えるほか、0.5坪単位で購入でき、小面積でも使いやすいのが特徴です。

汚れがつきにくい複合フローリング「ベリティスフロアーSハードコート」

「ベリティスフロアーSハードコート」は、価格を抑えながら、手入れのしやすさを求める方におすすめです。抗ウイルス加工を施してリニューアルした複合フローリングで、ワックスがけをしなくても表面の光沢が長持ちし、汚れや傷もつきにくい仕様に開発されています。

汚れが染み込みにくく拭き取りやすい床材で、お手入れはから拭きだけで十分です。複数の柄パターンを組み合わせ、無垢材の“自然のバラツキ感”や風合い、深みを再現しています。

WOODONE(ウッドワン)

WOODONEの製品の中で、トイレの床におすすめなのは以下の2つです。

  • 無垢材フローリング「ピノアース足感フロア」
  • シートフローリング「シートフロアー」

詳しく解説します。

こだわりが詰め込まれた無垢材フローリング「ピノアース足感フロア」

「ピノアース足感フロア」は、トイレにも上質な質感と肌触りの良さを求める方におすすめです。『素足だから感じられる価値を伝えたい』というコンセプトを持ち、意匠を凝らしたデザインと素足での触れ心地にこだわった床材です。リビングなどと統一することで、家全体が質の高い、居心地の良い空間になるでしょう。

汚れやすいとされる天然素材であっても、染みついた汚れは研磨と再塗装で手入れすれば、品質の良さを長く楽しめます。繰り返しメンテナンスできるからこそ、時の経過とともに使い込むほど味わいを増し、より住み心地の良い家になるでしょう。

傷・アンモニアに強いシートフローリング「シートフローリング」

「シートフロアー」は、高いコストパフォーマンスと傷つきにくさ、汚れにくさを求める方におすすめです。シートと合板の間に高密度のMDF(緩衝材)を挟むことによって、落し物などによるへこみや傷がつきにくい仕様です。掃除機などによる傷、スリッパなどの使用によるすり傷などの摩耗が目立ちにくいという特徴があります。

また、アンモニアに強い仕上げを表面に施しているため、汚れを拭き取りやすくトイレの床、ペットのいるお部屋にも最適です。

サンゲツ

サンゲツの製品の中で、トイレの床におすすめなのは以下の2つです。

  • セラミックタイル「GARZAS」
  • クッションフロア「消臭レストリューム」

詳しく解説します。

重厚な質感が人気のセラミックタイル「GARZAS」

「GARZAS」は、最新の技術を取り入れながら、美しい床材を求める方におすすめです。天然石の美しさと、ダイナミックな模様を最大限に引き出したタイルコレクションであり、シンプルで落ち着きあるデザインから、圧倒的な迫力ある模様まで幅広く揃えています。流行に敏感な方には、世界の最新トレンド新商品を多数ラインアップしているのも魅力的でしょう。

また、継ぎ目が少なくて美しく仕上がるだけでなく、通常のタイルと比べて約半分の厚みであるため、施工性にも優れています。吸水率が低いため汚れにくく、ほとんどの汚れは水拭きで落とせるほか、天然石よりも変色しにくいのもメリットです。

商品のデザインを活かした、さまざまなカスタムオーダーが可能なため、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

抗ウイルス・消臭機能付きのクッションフロア「消臭レストリューム」

「消臭レストリューム」は、高い消臭機能を求める方におすすめです。表面のコーティングに練り込んだ成分が、化学反応により抗ウイルス・消臭機能を発揮します。汚れがつきにくく取れやすい仕様な点も魅力でしょう。雑菌の繁殖を抑える、抗菌仕様の商品もあります。

また、木目調からピンクやブルーなど17種類のカラーバリエーションがあります。トイレの壁紙や内装に合わせてピッタリのものを選べるでしょう。

スワンタイル

スワンタイルの製品の中で、トイレの床におすすめなのは以下の2つです。

  • 陶板タイル「雲流」
  • 石目模様のタイル「ジータ」

詳しく解説します。

芸術性漂う陶板タイル「雲流」

「雲流」は、トイレにも芸術的な遊び心を取り入れたい方におすすめです。焼きもの特有の自然な色むらと色幅が、こだわりのある空間に映えてピッタリです。

流れる釉薬の奥深さを表現した、芸術性の高い作品となっています。筋面の美しさが光るタイルデザインは、思わずうっとり眺めてしまう和モダンな一品で、まるで老舗旅館を訪れたような感覚になるでしょう。ひと目で品質の良さがわかるので、来客の多いご家庭にもおすすめです。

あえて不均一な石目模様のタイル「ジータ」

「ジータ」は、さりげなくオシャレに見せたい方におすすめです。絶妙なくすみカラーがオシャレな雰囲気を演出するタイルは、落ち着いた色合いでリラックスした空間を作り出します。石目模様でシンプルなデザインながらも、あえてサイズを変えているアクセントが効いたタイルです。

また、機能面でも優れており、付着した汚れが落ちやすいのが特徴です。傷もつきにくく、滑りにくいという特性があります。

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トイレの床の張り替えはシートを使えばDIYできる?

トイレの床の張り替え工事には費用もかかるため、DIYしたいという方もいるでしょう。

ネットショップなどでも様々なDIYシートが販売されており、DIYでトイレの床を張り替えることは可能です。ここからは、トイレの床の張り替えをDIYする方法を紹介します

DIYの場合は手軽なクッションフロアや、シートがおすすめです。

  1. クッションフロアを貼る前に、トイレ全体を隅々まで掃除する
  2. 床の形状に合わせ、新聞紙で型紙をつくる
  3. 型紙に合わせてクッションフロアやDIYシートをカットする
  4. 床に貼っていく

DIYすることで、トイレへの愛着も増すでしょう。

しかし、DIYでの張り替えはズレや浮きが起こりやすく、隙間から水や洗剤が侵入するなどして劣化が早いというデメリットがあります。場合によっては、数週間から数ヶ月で剥がれてしまい、再度張り替えが必要になることもあります。

無駄な費用や手間がかかってしまうことになるため、トイレの床の張替えはプロの業者に依頼した方がいいでしょう。

トイレの床の張り替え工事を安く抑えるコツ

トイレの床の張り替えを検討した際は、できるだけ費用を抑えたいという方も多いでしょう。張り替え工事の費用を抑えるには、以下の4つのポイントを重視するといいでしょう。

  • 水周りのリフォームに実績のある業者を選ぶ
  • 工事内容を明確に説明してくれる業者を選ぶ
  • 他にも気になる箇所があればトイレ全体を工事する
  • 3社以上の業者から見積もりをとる

どれも費用を抑えられるだけでなく、安心して工事を任せるために重要です。れぞれ詳しく見ていきましょう。

水回りのリフォームに実績のある業者を選ぶ

トイレの床の張替え工事をする際は、水回りのリフォームが得意で、実績のある業者に依頼しましょう。ひとくちにリフォーム業者と言っても、それぞれの会社で得意・不得意があります。

水回りの実績が多いリフォーム業者は、施工事例やノウハウが豊富です。材料を一括で仕入れている場合もあり、費用を削減できる可能性が高いでしょう。

工事内容を明確に説明してくれる業者を選ぶ

工事の内容や費用期間などを明確に説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。稀に見積もりを取っても、工事の詳細が記載されておらず、総額表示だけの業者もいます。

工事内容が不透明であると、要望通りの内容なのか判断できず、場合によっては追加費用が発生する可能性もあります。

工事の詳細が分かれば、要望がしっかり反映されているか、希望する材料を使っているかなど確認できます。不明点があっても具体的な質問ができ、安心して工事を任せられるでしょう。

他にも気になる箇所があればトイレ全体を工事する

床だけでなく、壁紙やトイレ本体など他に気になる箇所があれば、トイレ全体を工事してしまうのもおすすめです。同時に工事することで工事期間を短縮できるだけでなく、同時施工の割引などが受けられるケースがあります。

一気に工事してしまうことで、それぞれ見積もりを取ったり、業者を探したりする手間も省けるでしょう。

3社以上の業者から見積もりをとる

業者に依頼する際は、最低でも3社以上から見積もりを取るようにしましょう。複数の業者から見積もりを取ることで相場感がわかり、不当に高額な費用を請求されることも防げます。

また、それぞれの担当者の対応もわかるため、良い業者選びにつながるでしょう。

しかし、複数の業者から見積もりを取ることは手間や時間がかかります。その場合は、一括で見積もりを取れるサイトを利用するのがおすすめです。希望する内容を入力するだけで、複数の業者から一括で見積りが取れ、簡単に業者を比較できて大変便利です。

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よくある質問Q&A

最後に、トイレの床のリフォームに関する、よくある質問にお答えします。

トイレの床リフォームの費用相場は、いくらですか?

一般的なトイレの床のリフォーム費用は、2~6万円程度です。

床材にはどんな種類があるの?

トイレの床材として使用されることが多いのは、今回紹介したセラミックタイル・クッションフロア・フローリング・複合フローリング・タイル・フロアタイルの6種類です。

フロアタイルとクッションフロアのどちらがいいですか?

何を重視するかによって、おすすめの床材は異なります。施工のしやすさやコスパの良さで選ぶならクッションフロア、耐久性やリアルな柄やデザインで選ぶならフロアタイルがおすすめです。

トイレリフォームで、優良な会社を見つけるには?

本記事のトイレリフォームは一例で、「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なり」ます。複数社の見積もりを「比較」をすることが重要です!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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